くるねこ大和とは (クルネコヤマトとは) [単語記事]

　くるねこ大和とは、愛知県在住のアートデザイナー兼漫画家。女性。愛称「くるさん」と呼ばれる事が多いようだ。近年、ニコニコ動画やYoutubeに猫たちの日常動画をアップする様になった。

　概要以下でも失礼ながら、便宜上「くるさん」と表記させていただく。

概要

　幼少の頃から猫と共に暮らしていたが、アパートで一人住まいを始めてから一時期生活苦に陥り、「四つ足は机だけ」の誓いを立てて生き物を飼わない様にしていた。

　しかし、にゃさん(故・後述)、ペットショップで嫁ぎ遅れていた美輪のもんさん、更には妹さんと共に天から授かった猫アンテナで、あれよあれよと猫を見付けては拾ってしまい或る日気付くと部屋の中には猫５匹。これ以上猫を飼う事は出来ないと里親さがしも兼ねた猫ブログを立ち上げて自身で拾った仔猫の里親募集をかけたり、同じく里親探しでお困りの方々や大の猫好きさん達から絶大な支持を得るに到った。

　今でも本業で多忙な傍らメールで依頼された里親募集の記事を載せたり、５匹の猫と飼い主のほのぼのとした日常などを扱った漫画を、ほぼ毎日の勢いで更新している。頭が下がります。

　現在くるねこ家に住む猫たちは「くるねこ愚連隊」と名付けられ、愛知県のとある一軒家で飼い主のくるさん共々フリーダムに生活している。猫たちの度重なるフリーダム攻撃に借家は相当なダメージを受けており、くるさん曰く「敷金は疾うに諦めた」そうだ。

登場する猫（&人物）

　・愚連隊の現役メンバーは以下のとおり。(2010年11月現在)　　

　いずれも味わい深い愛すべきキャラクター。最近は一軒家の中で完全に住み分けられた為、一階組、二階組と呼び分けられている。()内はくるさん及び色んな人からの呼ばれ方。愛称は時と共に変遷するらしい。

　※　呼び分けの基準は寝る場所の違いだろうか？とりあえずお互いの階層を普通に行き来している様子。

　◆美輪のもんさん　(もんさ、オーラのもんさん)　鉢割れ・ブチ柄。女子。現在の最年長。二階組。

　くるさんが会社からデザイナーとして独立する前、癒しを求めて見物に通っていた某ペットショップにて嫁ぎ遅れていた、店主曰くスコティッシュフォールドのミックス＆ボブテイル。無駄に迫力を醸していたのが行き遅れの理由ではないかと推察し、果てに処分を懸念してゾッとした挙句に何故かマイナスオーラで会社の備品(エアコンプレッサー)を破壊してしまったくるさんは某ペットショップへ急行。少し痩せ細っていた事と与えられていた食事などに疑念を抱いた事から引き取りを決意。猫缶＋カリカリ＋猫砂＋ペットキャリー＋本人＝千円というジャ○ネットも裸足で逃げ出すオマケ付き超激安価格で買われて来た。ある時から腎臓を患ってしまい健康とは言い難いが、毎日欠かさず薬を飲んで2010年現在御歳１５歳でまだまだ元気。っていうか入院中に点滴チューブを噛み千切るほど元気。飼い主を「そなた」と呼び、虚仮にして遊んだり座布団奪い合いのドサクサでカリカリ数粒をせしめたりと知恵が働き、飼い主はおろか読者視聴者をも屈服させる迫力は健在。是非とも長生きしていただきたい。漫画の中で擬人化される時、よく「黙れ小僧！」のアノ方になっている。動画でトメと間違えられる事があるが、鉢割れが少し横分けっぽくて、薄いブルーと金色のオッドアイなので慣れれば見分けがつく。電話での打ち合わせ中に、すげー大声で啼く。仕事関係者で電話越しにもんさんの声を聴かなかった人は居ないとさえ言われる。「さん」を付けろよデコ助ｒｙ

　◆ポ子　(ポッちゃん、ポッちま、ポッチーニ)　サビ柄。女子。二階組。

　或る日くるさんの猫センサーに引っ掛かった。見付けた時はへその緒が付いた状態で道路っ淵に転がっていた。すぐ病院に搬送されたが、目ヤニや鼻水で目が開かない程ひどい状態になっており最初は医師に回復させるのは難しいとまで言われていた。必死の看病で命を取り留め現在も元気にしているが、先述の事情で今でも強い匂いしか嗅ぎ分けられない。遊び道具をもんさんに横取りされた原体験から蒐集癖を持つ様になり、くるさんが仕事で使う消しゴムがお気に入りでたまに攻防戦が繰り広げられている。大変な偏食家で、病院から買って来た健康フードしか食べない。くるさんは、ポ子の見た目や性格がにゃさん(故・後述)に似ているせいか生まれ変わりと考え、今度は健康フードで長生きする気なのだろうと思っているとか。くるさんを「おかあちゃん」と呼び、近年臈長けてもんさんと一緒に飼い主で遊び、愚連隊仲間とのケンカの折は「かわいそうなかわいいポ子なのよぉ〜！」と哀れを装う女優ぶりを発揮。御機嫌斜めの時に「うぇえぇえぇ！」と唸り、しっぽバン！する。擬人化された姿はホワホワロングヘアにドレスを召したお嬢ちゃま。寒い時はお湯じゃないと飲まない。また、和紙を貼ったオサレなシェードランプを設置すると飛び掛かって遊び、漏れなく北斎のお化け提灯にしてしまうようだ。しかも降りられなくて「うぇえぇえぇえ！」していた。ヘイガール！カモーン！ジャーンプ！ピョイーン！　･･････オサレなシェードランプまでの道のりは険しい様子。あれからだいぶ経つが、くるさんはオサレを祝して一献傾ける事ができたのか少し気になるところである。

　◆カラスぼん　(ぼん阿仁ぃ、ぼん、ぼんにぃ、ボニー、尾張の黒豹)　黒猫。男子。くるねこ家の総領息子。一階組。

　木から降りられずにへばりついているところを発見・保護され、愚連隊入りした。去勢はされていた様だが「バカ尿やっは〜！」が治らないため病院に相談すると、お腹の中に「ω」の片方が残っている事が判明。医師は真面目な顔してギャグのつもりかカタキン・スカイウォーカーなどと薄らトボケた事を言ってくるさんを吹き出させている。ちなみにこの時と後年の触診に於いて粋で鯔背な尾張の黒豹は二度、とても味わい深い表情を披露してくれたとの事。やはりカタキンなせいか、トイレ掃除の後で一番に用を足して力強い臭いを残さないとお気が済まないらしい。毛繕いがおざなりのようで、くるさん曰く「汚っこい」。基本的に聞き分けの良いほうだが「ささみ祭り」を要求してくるさんを怒らせたり、電気ストーブにバカ尿をかまし激臭の蒸気を発生させ、くる家を阿鼻叫喚に突き落としたりもした。自宅が事務所を兼ねていた時期は来客に気を遣い過ぎて水を飲むのがやっとなくらいに痩せ細った事も。くるさんを「姐さん」と呼ぶ。ぼん阿仁ぃの尻尾は逆鱗であり、触れればたちどころにザシュッと(爪で)斬り付けられる。今でもロフトのハシゴに上ると降りられない。擬人化された姿は、戦国時代ぐらいの時代劇でたまに見かける鼻水付きイタズラ坊主の様な風体。トメが来た頃よく面倒を見てあげていたのにたまにウザがられているらしき報われないお兄ちゃん。

　◆留吉　(トメ猫、トメちゃ、たまにブラックトメ)　鉢割れ・ブチ柄。女子。一階組。

　くるさんがまさに「猫可愛がり」しているのが、このトメ猫である。幸せを「留め」る、猫はもう打ち「留め」、の二つの意図から名付けられた。猫アンテナにより発見された時、車通りの多い道路の縁石付近に座り込んでいた。非常に痩せ細って低体温になり衰弱していたが、現在は第二のどぇん候補となりつつある。きっと飼い主は感無量の事と思われるが、健康を考慮してダイエット中との事。得意技はトメ猫パンチとトメほっくり(毛布、洗濯物、タオル、タンスの下着をほっくり返す)。じんわりトロくさい。お外のすべてにビビり、人見知りで、知らない人や、くるさんの妹が来ると速攻で隠れる。そんな時だけ素早い。マタタビを与えたり何かに怒ったり感極まったりすると、男子組がこぞって逃げ出すブラックトメに変貌してオカルティックな奇行に走る。くるさんを「おばちゃん／おばさん」と呼ぶ。お膝に乗ったら降りるまで撫でてあげないとションボリしてしまう。先日「ひっそりブラック」とも呼べる技(？)を身に付けた様で、ぼんにぃの尻尾をサリサリ舐めて睨まれると罪の無い笑顔で返し怒りを封じるいうイヤガラセをしていた。またその笑顔が可愛い辺りが小憎らしいけどああ可愛い。里親探し中で一時預かりしていた猫に変に懐かれ過ぎて、トメ猫パンチあんどメニーメニーパンチをお見舞いし、「姐さまと呼べ！」と叱り付ける一面も見せた。擬人化された姿は振り分け髪に近い髪型で、丈の短い着物を着た幼女。お喋りで煩い男は嫌いな御様子。お風呂の蛇口からカリカリが出ると思っているフシがある。

　◆胡ぼん　(こぼ、胡ぼち、コボチーニ)　基本白・ところどころグレイっぽいブチ。男子。一階組。

　自称ステキなボク。どぇん代表。ひぃと啼く。くるさんの妹が拾って来た三匹の仔猫のうちの一匹(他の二匹は宙ちゃん梅チカちゃんと名を変え里親さんに貰われていった)。股関節を怪我した事から一時消化器と排泄に困難を来たし、将来を懸念したくるさんにより愚連隊の仲間入りが決まった。現在はとても元気。仔猫の頃から好奇心が盛んで、水に濡れる事もどうでもいいどころか、湯を張ったバスタブにダイブした事さえある。片足の指が一本小さく育たないままだが、くるさん曰く「この指が胡ぼんの不幸を全部引き受けてくれたんだろう」とほろ酔い加減で思った事をブログに書き記している。小さく拾われ大きく育って良かったと言わざるを得ない。まだ普通体型だった頃は少年合唱団員の様な細身で耽美な擬人化のされ方であったが、現在非常にふくましく育っているためか、顔だけ可愛いルイ十六世の様な擬人化である。読者視聴者果ては飼い主くるさんにもイイだけ「どぇんどぇん」言われているがまだら丸よりは細い気がする。好物はヒルズのカリカリ。くるさんを「かぁさん」と呼ぶ。生きる苦労を知らず、頭には花が咲いているが後述のトラ松に完膚なきまでに叩き散らかされた事がある。しかしシオシオの脳天花も、くるさんのフォローで満開に。ふわふわボールや猫じゃらしを追い掛ける元気な姿が動画でもたびたび確認される。

　・現役を退いたくる家の猫たち　

　※トラ松　(トラ、ボロン太、現むぅちゃん)　白にトラ柄。男子。幻の愚連隊員番号６番。元二階住まい。

　トラ松という名前が付く以前は「ボロン太」と呼ばれていた。近所の人が引っ越す時に置いて行かれて一時人間不信に陥ったが、くるさん必死の保護活動によりくる家に上がり、愚連隊へ仮入隊する事になった。くるさんを「ＢＢＡ」と呼び、保護されて以降はデレデレに懐く。しかし、ぼんにぃや胡ぼんの脳天花を散らし倒す等とにかく猫が大嫌いで、予備動作なしで威嚇する文楽人形な行動が緩和されなかったため、断腸の想いで里親探しに踏み切る。現在は、予てより熱烈なアプローチがあったお宅に引き取られむぅちゃんと改名して家族と幸せに暮らしている。ご家族揃って末永く達者で暮らしてくれる事を願わずにいられない。

　※　時折、トラを置いていった元飼い主さんを悪く言うコメントが見られます。胸が傷む気持ちはよく解りますが、いつまで言うても栓無い事です。その事一点だけを見れば許せない話ですが、前向きに「むぅちゃん」の生涯の幸せを祈りましょう。

　各位色々な事を考えさせられたであろう、トラ松騒動の一幕でございました。

　※先住猫「にゃさん」(故)　サビ柄。女子。

　もんさんが買われて来た時には既にくる家に住んでいた。当時のくるさんはやんちゃ盛りで深酒など不健康で無茶し放題の生活を送っていたため、彼女の身に起こるかもしれなかった不運を引き受けたにゃさんが先に逝ってしまったのではないかと、2007年1月10日のブログ記事でくるさんが語っている。(ブログではにゃさんの事は単に先住猫としか記されておらず、くるねこ家に住まうに到った経緯を御存知の方は追記お願いします)

●実家の人々と動物。

　・お父さん　……　詳しい事は不明だが相当の動物好き。娘(くるさん)にヤラセなネタを提供する子供想いの父。

　・お母さん(ヤス子さん)　……　少女時代に手製の罠で猪を仕留めた猛者。現在もマロたんの玩具や御手製自動ドアを作る器用な人。

　・妹　……　姉くるさんと共に猫アンテナを発動させては猫を拾う。トメちゃ目当てにくる家に遊びに行ってはトメに逃げられる。

　・弟　……　詳しい事は不明。設計屋の人らしいが、自動ドア作成時は専門外だからと母の器用さに任せていた。

　・祖母(故・梅枝さん)　……　畑いじりが好きで、くるさんに飽きるほど焼き芋を食べさせてくれた優しいお祖母ちゃん。

　・シマちゃん　濃い茶のシマ柄。女子。

　実家の猫の中で一番落ち着いた印象を受ける。他2匹が濃過ぎるのか？ミーちゃんの姐さん格で仲が良いらしい。

　・ミーちゃん　長毛、白。女子。

　実家において最小最軽量最強の女。姐さん格のシマちゃんを押し退けて実家に君臨する女王様。何故かくるさんが大嫌い。くるさんがカメラを構えると嫌いオーラと共に鋭いガンを飛ばし、くるさんが里帰りするたびに寝室のドア前に靴を運んで「はよカエレ」と言わんばかり。　「ミーちゃんは食べた栄養ぜーんぶ、毛と眼力に費やしてるのよねー！」とは、母ヤス子さんの言葉である。どれだけだよ。　「それ以上近付いたら、目でコロス！」　……猫好きの業界ではむしろ御褒美です有難うございます。くるさんがミーちゃんに色々貢いでみた結果まだら丸用に買ったｗ/ｄフードがいたく気に入り、ヤス子さんに「感謝しなさい」と言い含めて貰った結果少しデレてくれた(気がする)らしいが、やっぱりくるさんの苦労は徒労に終わった様である(動画参照)。

　・チビ　(まだら丸)　白黒ブチ。男子。

　超どぇん。(また言うか)　妹とくるさんの猫アンテナに引っ掛かり一時預かりとなるが、見た目がちょっとアレなため実家に引き取られる事となった。掃除機に乗ったり掃除機で抜け毛を吸って貰ったり、とにかく掃除機を怖れないのに買物袋を詰めたポリエチレン袋のモシャモシャ感は苦手な様子。コレをドアノブに引っ掛けておくと勝手にドアを開けないので重宝するとの事。顔認識機能付きのカメラを構えると、鼻周りのブチを顔と勘違いされるらしい。惜しい。

　・マロン　(マロたん)　茶色っぽいわんこ。女子。

　実家の癒し系わんこ。いつでも笑顔で可愛い。母ヤス子さん御手製の玩具を見せびらかしたり、それで遊んでもらったり、散歩に行くのが大好き。　貰ったお菓子を美味しいと思えなくても喜んで見せたりして気を遣う性格で可愛い。が、幾分素直過ぎて気遣いがバレバレな辺りが可愛い。

他にも様々な猫や人物が登場するが、詳しくは関連リンクを御覧いただく事をお勧めする。