たつき監督を信じろとは、けものフレンズ最終回を前にした視聴者たちのスローガンである。
2017年3月22日、地上波放送において「けものフレンズ」の11話が衝撃的な結末で終わった。(詳しくはけもフレ11話ショックを参照)
その内容に放送直後からファンの間には激震が走り、彼らを様々な行動へと駆り立てた。ある者は自暴自棄になり、ある者は現実逃避を始めた。最終回をアミメキリンちゃん並の推理力で予測し絶望する者や、仕事や学業に支障をきたす者、しんざきおにいさんやサバンナシマシマオオナメクジに縋る者までもが現れた。
しかしある者は、「毒を抜いたものになる」と言い[1]これまで丁寧に話を積み上げてきたたつき監督の手腕を信じ、決して悲しい結末には終わるまいと、たつき監督を信じて静かに最終話を待つ事と決めた。
「たつき監督を信じろ」とは、そんな祈りにも似たフレンズたちの言葉である。
Q.かばんちゃん死んだの?
A.たつき監督を信じろ
Q.サーバルちゃんは無事なの?
A.たつき監督を信じろ
Q.もしかして最終回って欝展開なの?
A.たつき監督を信じろ
Q.お前それサバンナでも同じ事言えんの?
A.たつき監督を信じろ
みんな、たつき監督を信じようぜ。#けものフレンズ
(トレンドがけものフレンズのキャラだらけに… 粛々と最終話、作りこみます)
結局最後までニコ生見ちゃいました。たくさんの皆さんありがとうございました!たつきを信じろ!
ネタバレ防止のため反転
視聴者が不安と希望を抱える中、ついに放送された12話。視聴者の心配を余所に、無事だったサーバルちゃん、今までのフレンズたちが再登場し力を合わせてかばんちゃんを救い出すという熱い展開、かばんちゃんの復活、ガイドロボットの矜持とばかりに有能っぷりを示すラッキービースト、11話同様の怒濤の伏線回収と構図、みんなの力を借りた上でただ一人海を渡るかばんちゃんとやっぱりこっそりついて行こうとするサーバルちゃん、そして新たなフレンズとの出会い...という希望のある終わり方を迎え、視聴者たちは「たつき監督を信じてよかった」と安堵すると同時に「たつき監督ありがとう」と心から感謝を述べるのだった。
最終話の地上波放送から一週間経過した4月5日。春アニメがスタートするとともに、以前から危惧されていた通り徐々に難民が発生し始めていた。そんな中、唐突にたつき監督が「少し寝たので息抜きに作りました」と12.1話「ばすてき」を発表。希望の光を与えられた視聴者たちは、改めて感謝の意を述べるのであった。
12.1話の配信からさらに一週間が過ぎようとしていた4月11日。視聴者の中には「さすがに12.2話はないだろ」と言いつつも、どこか淡い期待を抱く者たちがいた。そんな中、たつき監督から一つのツイートが投下される。
あっ、12.2話は無いですよ!みなさんもほどよく寝てください笑 命と口座を燃やし続けるボケもやりたかったんですけど、先にけものフレンズ本線の表紙やら何やらからやりますね。おかげ様でそちらも圧死しそうなほどいただいております、ありがとうございます
これにより、たつき監督が文字通り身を削って12.1話を制作していたこと、また現在も死ぬほど忙しく働いているということがわかり、視聴者の間では「たつき監督を案じろ」というコメントが飛び交った。
さらに4月14日には「ミュージックステーション(どうぶつビスケッツ×PPP出演)」「Animelo Summer Live(けものフレンズ出演決定)」「ダーウィンが来た!(け○フレ難民緊急支援策サーバル回再放送)」にちなんだイラストをそれぞれ1枚(計3枚)、4月16日の見逃し上映会終了後には数秒間のCGアニメ―ションをTwitterに投稿。
視聴者はこれらの投稿を喜ぶと同時に、休む気配を全く見せてくれないたつき監督をますます案じることになった。
なお、たつき監督の身体を心配してゆっくり休んでほしいと願うコメント自体は最終話放送後から流れている。
あれから約2年後、たつき監督新作アニメ『ケムリクサ』で歴史は繰り返される事になった。
それも絶望度を何倍にも引き上げて。
以下最新話ネタバレ
11話において主人公である『りん』と『わかば』は最後の戦いに挑む前に、戦いのヒントを少しでも得る為、りんの中にある記憶の葉(りんを産みだした人物である『さいしょのひと』の記憶情報が入った物)をわかばが起動させる。
記憶の葉を起動した事により、りんの目にさいしょのひとの記憶が映るようになり、その中でわかばの正体やこの世界の核心に迫る情報などが明らかになっていった。しかしその最中、突如わかばの「りんさん!りんさん逃げて!!」という声が響き渡る。しかし映像に没頭するあまり、りんにはその声は一切届く事が無かった。そして全ての映像が流れ終わった後、りんの目の前に映った物は…
串 刺 し に さ れ 血 を 流 し ぶ ら 下 が っ た わ か ば の 姿
そう。彼はりんの身代わりになってこんな姿になってしまったのである。食べられるだけ(セルリアンには食べられても死ぬ事はない)だったかばんちゃんと異なり、『死』を連想させる様な描写であったため、前作より恐怖を感じた視聴者も多いはず。
果たして最終回はどうなるのか。今はたつき監督を信じるしかないだろう。
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最終更新:2025/12/09(火) 02:00
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