『とある飛空士への追憶』(とあるひくうしへのついおく)とは、犬村小六によるライトノベル作品である。
イラストは森沢晴行が担当。
ガガガ文庫(小学館)より、2008年2月19日に刊行。
また、小川麻衣子によるコミカライズが行われている。漫画版は既刊3巻。
続編として「とある飛空士への恋歌」の他、スピンオフ作品「とある飛空士への夜想曲」がある。
そこに自由はあるか
中央海と呼ばれる海を隔てて西方大陸と東方大陸の2つの大陸しか無い世界。
それぞれの大陸を統べる「神聖レヴァーム皇国」と「帝政天ツ上」の両国の戦争の時代が舞台となる。
そんな最中、とある作戦が立案される。作戦名は「海猫作戦」。
その内容は帝政天ツ上内にあるレヴァーム皇国自治領から、中央海を隔てて12000km離れたレヴァーム皇国の本国まで、次期皇妃「ファナ・デル・モラル」を複座偵察機の後部席に乗せ送り届けるというもの。
帝政天ツ上が実質的に制空権を得ている空域を単機で突破するという無謀な任務。
作戦を命じられたのは孤児出身ながら天才的な操縦技術を持つ飛空士(パイロット)「狩野シャルル」。
全くの身分違いの二人の12000kmに渡る危険な旅と、その旅の末に待っていた結末。
当時、表舞台には決して現れなかった物語。後の時代にそれをとある作家が一冊の本に纏めた。
その本の名は「とある飛空士への追憶」という。
なお、この世界では「水素電池」と呼ばれる動力源が普及しており、飛行機にも使われている。
これは海水から得られる水素ガスによって発電・蓄電が可能というもの。
海水さえあれば幾らでも動力を確保できるため、ほぼ無尽蔵と言える。
2010年4月に、アニメ映画化されることが発表された。
映画は、2011年10月1日より公開予定。
アニメーション制作はマッドハウスによる。
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最終更新:2025/12/11(木) 01:00
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