ひぐらしのなく頃に粋とは (ヒグラシノナクコロニスイとは) [単語記事]

ひぐらしのなく頃に粋とは、2015年3月12日発売予定のPS3・PSVita用のゲームソフトである。ジャンルはサスペンスアドベンチャーノベル。発売元は加賀クリエイト。

概要

本作品は2007年に発売されたPS2用ソフト「ひぐらしのなく頃に祭」と2008年～2010年に発売されたDS用ソフト「ひぐらしのなく頃に絆」（全四巻）の完全版である。
本作の新要素として、メインシナリオからサブシナリオまで全編フルボイス化となっている。また、シナリオ数は「祭」と「絆」のシナリオに加えて、「祭」限定版の短編小説であり、ドラマＣＤやアニメ三期OVA「ひぐらしのなく頃に礼」のストーリーの一つにもなった『羞晒し編』がゲームとして収録されている。なお、『粋』は本作のシナリオ数19本をなぞらえて『十』と『九』の漢字が含まれている。

プロローグ

昭和58年初夏。
例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、
昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
ここは都会から遠く離れた山奥にある寒村、
通称『雛見沢村』。
人口2000に満たないこの集落で、それは毎年起こる。

―― 雛見沢村連続怪死事件 ――

毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
隠蔽された怪事件、くり返される惨劇。

陰謀か。偶然か。それとも――祟りか。
いるはずの人間が、いない。いないはずの人間が、いる。
昨夜出会った人間が、生きていない。
そして、死んだはずの人間が、生きている。
惨劇は不可避か。屈するほかないのか。

でも屈するな。
運命は、その手で切りひらけ。

収録シナリオ

収録シナリオ［1］
●鬼隠し編
●綿流し編
●祟殺し編
●染伝し編
●盥回し編
●憑落し編

収録シナリオ［2］
●暇潰し編
●目明し編
●異本・昼壊し編
●影紡し編

収録シナリオ［3］
●罪滅し編
●皆殺し編
●宵越し編
●解々し編

収録シナリオ［4］
●祭囃し編
●澪尽し編・表
●澪尽し編・裏
●賽殺し編
●言祝し編

本作では、『ひぐらしのなく頃に』の知識をユーザーに問う、『読み飛ばし機能』を新たに追加。出題されるクイズの正解数に応じてシナリオが解放され、自由に選択してプレイできるようになる。また、シナリオを全てクリアするとプレイステーション2版・ニンテンドーDS版のシナリオ全十九編に加えて、羞晒し編がプレイできるようになる。

主題歌

本作では過去のひぐらしシリーズの主題歌に加えて、新曲として志倉千代丸氏作詞作曲が二つ、原作のdai氏作曲が一つ収録されている。

「嘆きノ森」: 『祭』オープニングテーマ
作詞・作曲 : 志倉千代丸 / 編曲 : 磯江俊道 / 歌 : 彩音
「追想のディスペア」: 『絆』第一巻・染伝し編主題歌
作詞・作曲 : 志倉千代丸 / 編曲 : 磯江俊道 / 歌 : いとうかなこ
「you」: 原作:目明し編エンディングテーマ
作詞 : 癒月 / 作曲 : dai / 歌 : 癒月
「プレイス・オブ・ピリオド」: 『絆』第二巻・影紡し編主題歌
作詞・作曲 : 志倉千代丸 / 編曲 : 村上純 / 歌 : 諫山実生
「光の空のクオリア」: 『絆』第三巻・罪滅し編主題歌
作詞・作曲 : 志倉千代丸 / 編曲 : 水野大輔 / 歌 : Cyua (from BETTA FLASH)
「escape」: 『祭』罪滅し編エンディングテーマ
作詞・作曲：志倉千代丸 / 編曲 : 磯江俊道 / 歌 : いとうかなこ
「漆黒の祭壇」: 『絆』第三巻エンディングテーマ
作詞・作曲：志倉千代丸 / 編曲：磯江俊道 / 歌：Velforest
「コンプレックス･イマージュ」：『祭』澪尽し編オープニングテーマ
作詞・作曲 : 志倉千代丸 / 編曲 : 上野浩司 / 歌 : 彩音
「Friend」『祭』澪尽し編エンディングテーマ
作詞・作曲：志倉千代丸 / 編曲 : 川越好博 / 歌 : いとうかなこ
「Angelic bright」：『絆』第四巻・祭囃し編/澪尽し編主題歌
作詞・作曲：志倉千代丸 / 編曲：磯江俊道 / 歌：彩音
「ただ流るるままに」：『絆』第四巻・賽殺し編/言祝し編主題歌
作詞・作曲：志倉千代丸 / 編曲：川越好博 / 歌：彩音
「そらのむこう」：原作祭囃し編主題歌
作詞：結月そら / 編曲：dai / 歌：結月そら
「その先にある、誰かの笑顔の為に」：『デイブレイク Portable』主題歌
作詞・作曲 : 志倉千代丸/ 編曲 : 上野浩司 / 歌：彩音