ひゅうがとは、JR九州の特急列車である。
日豊本線にて運行されている特急で、「にちりん」から系統分離する形で2000年に登場した。宮崎県内のみを走る特急であり、「にちりん」を補完する役割を持っている。
なお、名称自体は国鉄時代に京都と都城を結ぶ夜行列車や大阪と宮崎を結ぶ特急として使用されていた歴史があり、民営化後も「にちりん」から系統分離されるまでは「ひむか」という快速が設定されていた。
使用される車両は783系及び787系。783系では5両であり787系では4両ないし6両。また、783系・787系のどちらにもグリーン車設定がある。
なお、九州新幹線開業後はそれまで運行されていた485系が廃止され、鹿児島本線で余剰となったリレーつばめ用787系が転用された。
最盛期は6往復の設定があったものの一部「ひゅうが」の「にちりん」への編入などで一時は2往復となり、その後2011年3月11日までは3往復の運行であった。同年3月12日のダイヤ改正で「ドリームにちりん」の延岡駅以南、「さわやかライナー」「ホームライナー」を統合し、再び「ひゅうが」が6往復の運転となった。
1968年10月のダイヤ改正で大阪駅と宮崎駅・佐世保駅を結ぶ気動車特急「いそかぜ」の宮崎駅発着編成分離で設定された。現在の「ひゅうが」は平仮名であるが、この「日向」は漢字表記である。また、同時期に京都駅と長崎駅・西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)を結ぶ気動車特急「かもめ」の西鹿児島駅発着編成分離で「なは」が設定されており、小倉駅までは「日向」と「なは」は併結していた。
1973年3月に「なは」が電車特急化された事に伴い、「日向」と「なは」はそれぞれ単独の特急として運行されるようになり、「なは」から遅れる事1年後の1974年4月には「日向」も電車特急化される。しかし1975年3月の山陽新幹線博多開業で「日向」は廃止される。
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最終更新:2025/12/06(土) 17:00
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