ぼくたちは勉強ができないとは (ボクタチハベンキョウガデキナイとは) [単語記事]

『ぼくたちは勉強ができない』
とは、週刊少年ジャンプで2017年10号から連載されているラブコメ漫画である。

概要

基本情報
ぼくたちは勉強ができない
ジャンル	ラブコメ
作者	筒井大志
掲載誌	週刊少年ジャンプ
レーベル	ジャンプ・コミックス
発表号	2017年10号 - 連載中
巻数	既刊2巻（2017年8月現在）
漫画・アニメテンプレート

ニセコイのスピンオフ漫画『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』で人気を博した筒井大志が送る、“勉強”をテーマにした新機軸の学園ラブコメディ。凡人出の秀才「唯我成幸」と、学園が誇る3人の天才ヒロインたちが織り成す受験勉強を通した恋物語を描く。話数カウントは「問〇〇」。
なお、本作は2017年10号からスタートしたジャンプ6連続新連載企画のトップバッターでもある。

あらすじ

この物語の主人公である高校3年生、唯我成幸は紛れもない秀才である。家が超貧乏な彼は、家族に楽な暮らしをさせてやるために何が何でも大学に進学しなければならず、そのためには、学園の「特別VIP推薦」に選ばれて大学の学費を免除される必要があった。しかし、その「特別VIP推薦」を認めるために学園長はある条件を成幸に提示する。

「君に彼女らの志望大学合格を目的とした教育係を命じる。」

かくして、成幸と天才たちによる奇妙な受験物語が幕を開ける。

登場人物

主人公

唯我成幸（ゆいがなりゆき）: 一ノ瀬学園の高校3年生。
幼い頃から物覚えも要領も悪く、人の何倍も努力しないと身に付かない「凡人」であったが、親父に先立たれ残された家族を養うため、大学進学を目指し部活も遊びもせず勉強だけに打ち込んできた。その結果、高校3年時には得意分野はないものの、全教科で8割以上の成績を維持するまでに至る。
5人家族の長男であり、親父に先立たれた影響と、勉強が全くできなくて悔しい気持ちを味わってきた過去もあってか、世話好きで他人への面倒見が非常に良い。しかし、凡人である自分と天才である理珠や文乃とのギャップに傷つき「チクショオオ!!天才どもが!!!」と内心で毒づくことも少なくはない。
それでも「できない奴をわかってやれる男になれ。“できない”気持ちを分かってやれるのは、できなかった奴だけだからな」という親父の言葉は彼の心に深く刻まれており、成幸を動かす原動力となっている。
一応、人並みに異性への関心はあるものの、自分へ向けられる好意にはかなり鈍感で中学時代からうるかの気持ちには気づいていない。

ヒロイン

いずれのヒロインも、天才の名に違わぬ才能の持ち主であり、個性豊かな面子が揃っている。
そして、どの人物も得意科目はオーバースペックだが苦手科目は壊滅的という、非常にわかりやすい共通点を持つ。

緒方理珠（おがたりず）: 通称「機械仕掛けの親指姫」
数学・物理など理系方面において他の追随を許さない成績を維持し、授業の数学程度なら途中式を省き暗算即解してしまう驚異的な頭脳を持つ。しかし、文系方面は目も当てられない有様で現代文の問題を計算式で解こうとするなど、最早ギャグとしか思えないような悲惨極まりない状況。
だが、本人は文系の大学を志望している。駄目だこいつ…早くなんとかしないと…
古橋文乃（ふるはしふみの）: 通称「文学の森の眠り姫」
現代文・古文・漢文において圧倒的な学力を持ち、授業中に寝過ごして慌てて書いた小論文が感動の名作になってしまうこともザラ。しかし、理系方面はまるで駄目で数式を見ると思考停止状態に陥り、そんな自分を下賤の輩やミジンコなどと称して自虐してしまう始末である。
だが、本人は理系の大学を志望している。駄目だこいつ…早(ry
武元うるか（たけもとうるか）: 通称「白銀の漆黒人魚姫」
圧倒的・天才的な運動神経を有するスポーツ特待生にして、水泳のオリンピック選手候補とまで謳われる水泳部期待の星。しかし、その他の学業においてはからっきしで勉強自体が苦手。本人も「バッカで〜す♡」と逆に開き直っている。駄目だ(ry

一ノ瀬学園の生徒や教師

関城紗和子（せきじょうさわこ）: 一ノ瀬学園の高校3年生で化学部の部長。
理系方面で優秀な成績を修めているが、理珠には一歩及ばず試験では万年2位に甘んじている。その影響から理珠に強いライバル心を抱いているが、本心では彼女と友達になり同じ大学へ行きたいと望んでいる。学内では常に白衣を着こなし、相手の名前をフルネームで呼ぶ癖がある。
桐須真冬（きりすまふゆ）: 一ノ瀬学園の教師。理珠や文乃の元「教育係」。
かつて自分が歩んできた経歴から「才能ある人間がそれを最大限に活かせない環境は罪」という考え方に至り、理珠や文乃の才能を活かした教育方針を主張している。その名が示す通り、冷たい雰囲気を感じさせる女性だが、本心では生徒の身を案じている。