もっと!みらくるドラクル・感謝祭 単語

モットミラクルドラクルカンシャサイ

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もっと!みらくるドラクル・感謝祭とは、前田のえみによるWeb連載漫画である。

概要

前田漫画唯一のオリジナル長編作品である「みらくるドラクル」の正当な続編。

2020年8月現在、3話分が公開されている。
前田が漫画家の筆を折って活動を休止して以降、約22年ぶりに制作された漫画。

2019年9月22日に公開された第一話にあたる「その1・暴力で解決する時代は終わったのか?の巻」は、サブキャラクターのてふてふを主人公とした番外編的なスピンオフストーリーだったが、2020年3月11日に公開された第二話「その2・『強さってなんだろう?』の巻」では、本来の主人公であるドラクルが復活、事実上のみらくるドラクル第32話ともいえる作品となっている。

さらに2020年8月1日には第三話「その3・『みらくるドラクル』の女性キャラクター達で女子会してみた!の巻」は、作中での出番があまり無かった女性キャラが総登場する。
既にその4の制作にも取りかかっているらしく、オカルト、バオバブの二人の登場が予告されている。

コロコロ時代は、時代が時代のため、全てフルアナログで原稿を描いていたが、本作はCLIP STUDIO PAINTを用いて2色カラー風に着色して作品を仕上げている。また、アナログ時代はGペンを使っていたが、デジタルでのGペンは描き味が異なるため、アナログに近い線が描ける丸ペンを主に使っている。

また、YouTubeの前田本人のチャンネルでは本作のメイキングが公開されている。

制作経緯

実質的な前身作品にあたるものとして2018年6月29日に公開された「【続・ショートショートストーリー2018】」がある。この作品は、4巻の巻末に収録されたショートショートの続編となっている。

この作品が生まれることとなった経緯としては、原作者noteによると、前年の2017年に自身の人生が大きく変化する出来事があり、そこで「やっぱり何か描いたり作ったりしたい」という思いが再燃したこと、同時期にFacebookなどを通じてドラクルのファンとの交流が生まれたこと、そしてそのやり取りで「自分がかつて多くの子供たちをワクワクさせた漫画家さん」であるという事実にも気づかされ、「これ以上、かつての子ども達を裏切る訳にはいかない。私は自分の作品で恩返しをしたい。いや、しなければいけないのだ」という思いが芽生え、「今なら“ドラクル”描けるんじゃない?いや、描きたい!描いたら喜んでもらえるかなぁ…」と考えるようになり、20年以上封印していた単行本を読み返し、ショートショートに目が留まり、「これ、このままにしといたらアカンやろ。まずこれの続きを描かねば!」ということで作られたのが、続ショートショートである。

このことを記したnoteは、『それではまた、「みらくるドラクル」の漫画でお会いしましょう。』の言葉で締めくくられており、さらなる続編制作を匂わせ、その後公開されたのが本作の第一話目である。

あらすじ

「みらくるドラクル」でのセントブラッドを巡る冒険からしばらく後。

“すまほ”にハマったてふてふや、本当の強さを探しているドラクルの日常が描かれる。

登場人物

てふてふ
その1の主人公。最近手に入れたすまほにハマっており、えすえぬえすにいろいろな投稿をしている模様。
しかし、愛しのフリルちゃんにはいまだに振り向いてもらえそうにない。
その2では、ドラクルそっちのけですまほにハマっており、門番との戦いを実況していた模様。
その3ではしつこくフリルちゃんを狙う形で女子会に乱入するも、ケーキの出来に苦言を呈したことでマリーに放り出された。何気に現時点で作者を除けば台詞付きの皆勤賞キャラである。
タフマン
本編ではたった2話で退場したてふてふの村のいじめっ子。現時点でその1のみの登場(3では写真のみ)。
彼女のフリルちゃんに弁当を作ってもらい、てふてふに自慢していた。
フリル
てふてふのあこがれの女の子。その1から登場。
本編では登場せず、単行本のオマケ4コマに登場しただけのキャラだったが、タフマンの彼女ということで再登場を果たす。
強い男性が好みのようで、タフマンにべたべたである。
女子会にも招待され、初対面のマリーやカオに礼儀正しく接するも、自身の男性趣味についてはあまり賛同を得られなかったようである。
ドラクル
その2から登場した「みらくるドラクル」の主人公。
相変わらず強いやつとの対戦を楽しみにしているようだが、まだ門番(の変身をした父シルバニア大王)には単独で勝っていないらしい。
ワイン
ドラクルが地球で出会った気の弱い少年。その2から登場。
羽象に追われているところを助けられたことでドラクルと再会。
酒を飲むと別人のように性格が豹変して強くなるところもそのまんま。
前田は、ドラクル5巻のハシラに「ワインをもう少し活躍させたかった」とあり、今回の復活につながったのかもしれない。
なお、現在ではいろいろ物言いの付きそうな「少年が酒を飲んで強くなる」という設定だが、連載当時は特に問題とされなかったとのことである。
シルバニア大王
ドラクルの父でドラキュラ王国の現国王。その2から登場。
強くなりたいワインのために門番に地球で鍛えてもらいたい、というドラクルの希望で門番に三度変身し、ドラクルに再会。ドラクルには未だに門番=大王とは知られていない上、大王のことも父親と認識してはいないらしい。でも大王は相変わらずのドラクルラブ。
さらにパワーアップしているらしく、姿がより大型化したてがみのようなものが生えている。
ワインへの特訓は実質的に失敗に終わったが、ドラクルから再戦を挑まれこれを受けて立つ。
最終的に飛び道具を使った上に2対1というハンディマッチながらドラクルチームに初めて敗北。
最後はワインについて本当の強さを説いて地球を去る。
キッキ
シルバニア大王の使い。その2から登場。
相変わらず地球とドラキュラ王国をつなぐ階段のタクシー役となっているようで、大王や地球の女性たちを運んでいる。
レオナ
その3から登場するドラクルのライバル「オカルト」の妹。
平和になったドラキュラ王国にドラクルゆかりの女性キャラを集めての女子会を企画する。
アケミに猫目との生活の様子を尋ねていたが、極端すぎてかえって反面教師となったようである。
父親のことは全然覚えていないらしく、母から初めて正体を聞かされてよくわかんない生き物なのは嫌と大泣きしていた。
後述の通り、ドラクルの腹違いの兄妹という疑惑についてはシロとされている。
マリー
その3から登場するオカルトとレオナの母親。
料理は得意であるらしく、初めて焼いたチーズケーキや紅茶は好評だった。
「みらくるドラクル」本編では第一話から登場しているにもかかわらず
26年越しに本名が『マリー』であることが判明したほか
明らかにならなかった夫について、既に鋭い読者から指摘があったと思われる
オカルトが次期大王候補なので、マリーはシルバニア大王の後妻もしくは側室だったのではないか?
という疑惑について完全否定。
名前は伏せ字だったのでよくわからないが、凄く優しく、娘の名も夫から一字取ったものらしい。
しかし、長男のオカルトが次期大王候補である理由は明かされておらず、単に実力でそこまでのし上がったのか(実際作中の実力は猫目、ドラクルに次ぐ)、何かしらのコネがあったのかは分かっていない。
カオ
その3から登場する超能力少女。14歳だが、チビでそれを指摘されると怒る。
憧れのオカルトの家に呼ばれたものの、その3では再会とはならなかった。
その代わりに彼の妹のレオナや母のマリーとは親しく接している。
フリルの男性観にはあまりついて行けず、フリルの彼氏がかつてパワーキング選手権でじゃんけん対決をしたタフマンであることに驚いていた。
現時点では、超能力の再使用もまだ見られない。
アケミ
その3から登場するがめついハムスター。43歳。ドラクルにとっては猫目に続く二人目の武術の師匠。
レオナからかつての結婚生活について問われたが、生活は僅か3ヶ月で立場が逆転、半年後にはギャンブルに溺れてDVを繰り返す日々、とあまりに壮絶なものだったためカオとレオナをドン引きさせた。
24年前のドラクル4巻での女子キャラ集合図に自分が入っていなかったことを未だに根に持っているらしく、頻繁に作者に不平を漏らしていたほか、第四の壁を破ってマリーの夫についての展開を強引に変えさせてもいる。
前田のえみ
ご存知我らが原作者。この漫画の創造主で一番偉い人。
前作での本編への出演は扉絵に一度だけだったが、本作ではコマの隅に頻繁に登場し、沢田ユキオよろしく作中キャラにツッコミを入れたり、逆に自分のキャラからお仕置きを受けたりと出番が大幅に増えた。
アケミからはもう自分より年上なのに自画像が変に若い、などと称され、24年も前の事を相当根に持たれている様子が窺えた。

関連動画

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関連静画

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関連項目

  • みらくるドラクル
  • コロコロコミック

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最終更新:2025/12/20(土) 16:00

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