アイドル達と昭和日本 単語


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アイドルタチトショウワニホン

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アイドル達と昭和日本とは、鈴木貫太郎Pが制作している、iM@S架空戦記シリーズである。

概要

第二次大戦直前の日本を舞台とした、現地人系架空戦記。

1934年1月、岡田啓介ではなく如月千早が31代首相となったことで、歴史は大きく変わり始める。

登場アイドル

如月千早:第31代内閣総理大臣、海軍大将。別名「はらぺこ首相」。この世界では弟(千歳)は死んでおらず、その手料理が好物。世界恐慌の余波から来る不況への対策と、地方農村部の貧困対策などに優秀な閣僚やブレーンと共に熱意を持って取り組み、着実に効果を上げつつある事によって国民から高い支持率を得る。にもかかわらず、千早本人は軍人が政治を行うことを良しとせず辞任し政治を政党政治に返そうと決意するのだが、その矢先に先を見通せぬ暗愚な政党政治家がコミュニスト(ソ連)の謀略に嵌り、日本という国家が看過できない状況に追い込まれる事が明白となった為、苦渋の決断として開戦を決意する。
萩原雪歩:内務大臣兼鉄道大臣。
四条貴音:外務大臣。華族(四条家)ではなく、この世界では皇族の一員。千早の首相就任に皇族の入閣など通常ならありえなかったが、今が危機存亡の時と入閣を決断する。千歳暗殺(未遂)事件後、黒井に日本からの脱出を呼びかけられるが、千歳との出会いで人と人とを繋ぐ「絆」の大切さを知り、その提案を拒絶する。
水瀬伊織:大蔵大臣。水瀬財閥の跡取り娘。元総理・大蔵大臣の高橋是清翁との知己により経済通となる。政財界の重鎮らに歯に衣着せぬ発言は反発どころか重鎮らは伊織の罵声にことごとく発症、下僕化している模様。また、参謀総長である涼宮ハルヒ女王とは幼馴染で、顔合わせる度に喧嘩している(つもりだが他者には仲良くじゃれあってるようにしか見えない)という。
双海亜美:情報大臣。(現代の日本の内閣役職に当てはめた場合、公安調査庁長官に該当か?)

秋月律子:陸軍中将(16話後編より大将)、近衛師団長兼帝都防衛司令官。律太くん。第1話冒頭、如月内閣発足前の西園寺-高木会談では高木は律子を首相に推挙したかったが、陸軍内閣を嫌う西園寺翁の反対で口に出せずに終わった。本人は優秀な将官であり、自分も切れ者たるべしと思ってるようであるが、他者から見れば情に厚く冷酷になり切れない一面を持つ(リッチャンハジョウニモロイデスヨ)。バーデン・バーデンの密約の一人。対ソ開戦時は満州方面軍兼大陸派遣軍総司令官。

菊地 真:陸軍少将(16話中編より中将)、騎兵第一旅団長。対ソ開戦時は騎兵第1軍司令官。出征直前、千歳に奇襲を敢行し成功する。(ガンパレード・オーケストラ緑の章、第105山岳師団の面々は真の部下の模様。)

星井美希:陸軍大佐(16話後編より少将)、飛行第一戦隊戦隊長。対ソ開戦時は大陸派遣陸軍航空隊司令官。千歳暗殺(未遂)事件後、落胆する千早を励まし立ち直らせたのは彼女である。千歳が抱える悩みを受け止められるくらいの関係になりたいと、恋する乙女の表情をものぞかせる。
双海真美:陸軍軍医中尉(17話前編より大尉)東郷平八郎元帥の最期を看取る。千歳暗殺(未遂)事件では陸軍病院に運ばれてきた千歳の手術を担当し、手術成功後は千歳の傍について目覚めの時を待っていた。
高槻やよい:陸軍少尉(14話後編より中尉)、総理護衛武官兼近衛師団小隊長。この世界では父親が海軍高官への贈賄事件「シーメンス事件」に関与したとして軍を追われた経緯を持つ(よってやよいは海軍ではなく陸軍へ進んだ)。史実で2.26事件を起こした皇道派青年将校らとは親交がある。「東京うっう~」

音無小鳥:海軍中佐、総理護衛武官兼秘書官で、「高木の隠密」とも称される。千歳の秘密(未来予知能力)を知る数少ない一人。この世界でも幼少のころから東郷×乃木の妄想していたなど妄想の女王ぶりは時代が変わっても変らずの模様。「永遠の23歳」から「音無小鳥さんまんにじゅうよんさい」へ
天海春香:海軍大佐(16話後編より少将)、横須賀海軍航空隊司令、対ソ開戦時は大陸派遣海軍航空隊司令官。満州帝国皇帝溥儀(康徳帝)の即位式でどんがらがっしゃ~んを披露(?)する。。
三浦あずさ:海軍大佐、戦艦『陸奥』艦長。A級ジャンパー。乗艦ごと移動していた魂の安らぎの場所(バイストン・ウェル)にて、地上から落下してきた(禁則事項)の魂を陸奥の主砲で地上に送り返すという奇跡の大殊勲を行った。(ガンパレードマーチ、5121小隊の面々は陸奥乗組員となっている)

我那覇響:統合軍少将(15話前編より中将)、海上機動旅団(海兵隊)長。(ガンパレード・オーケストラ青の章、海兵109師団の面々は響の部下)。巨大な戦闘犬「戦斗バーナード犬」を飼育。

日高 愛:日高 舞中将の娘。統合軍士官学校海軍科学生。のち海軍少尉として海軍航空隊に配属。
水谷絵理:統合軍士官学校情報科学生。のち統合軍少尉としてチームELLIEを発足、技術研究に邁進する。
秋月 涼:統合軍士官学校陸軍科学生。のち陸軍少尉として戦車第一軍団へ配属。
桜井夢子:統合軍士官学校陸軍科学生。のち陸軍少尉として戦車第一軍団へ配属。
日高 舞:海軍中将、戦艦金剛を旗艦とする「遣土艦隊」を率い地中海へ出航す。対ソ開戦時は空母赤城を旗艦とする第1機動艦隊司令官。開戦2日前に最後通牒手渡したにも拘らず、敵基地への奇襲攻撃が成功してしまった事に大いに憤慨する。

史実人物 - 昭和天皇からドゥーチェまで、多数の史実人物が登場する。

史実人物についてもっと詳しく知りたいという方はWikipediaなどを検索してください。

今上(昭和)天皇:普段は感情を表に出さぬ温和な方で、圧縮言語「あっそう」(この四文字の中にはその場その時に応じ色々な意味が含まれる)を用いて語りかけるが、本気で怒ってる時は長文を語り感情を露わにする。

陸軍

林銑十郎:陸軍大臣・陸軍大将、史実では33代総理大臣、外務、文部大臣なども歴任したが首相時代、特に何もしなかった事から「何にもせんじゅうろう」と揶揄された。この世界では陸軍総参謀長のハルヒ女王と痔に悩まされている。開戦後は普段と変らず飄々としているように見せながら、一方で誰にも語ってはいないが万一の事(日本敗北)があった場合は海軍によって天皇を脱出させる考えを持っている模様。

真崎甚三郎:陸軍大将、教育総監。皇道派の中心人物。史実では2.26事件の黒幕とも(真偽不明)。この世界では在郷軍人会や国粋主義者を煽動していた事が発覚、ハルヒの手により失脚。

小畑敏四郎:陸軍少将(6話時点、史実最終階級、16話後編より中将)、「バーデン・バーデンの密約」の一人。敏四郎えもん。史実では皇道派の中心人物と目され、2.26事件後に青年将校の決起を止められなかった責任を取り予備役に編入される。この世界では統合軍士官学校校長。皇道派代表の一人として山下奉文、鈴木率道と共に三派会談に列席。対ソ開戦時は第1軍司令官兼大陸派遣軍総参謀長(ガンパレード・オーケストラ白の章、第108警護師団の面々は彼の配下の模様)で、総司令官の“律太くん”律子とは息の合ったコンビぶりを見せる。
山下奉文:陸軍中将(最終階級は大将)皇道派の幹部で、史実では2・26事件後に統制派に睨まれ中央から左遷される。太平洋戦争開戦時は第25軍司令官としてマレー作戦を指揮し「マレーの虎」と呼ばれ、シンガポールの戦いの英軍降伏交渉で「イエスかノーか」と迫った事は有名。大将でありながらマッカーサーの恨みを買いB級戦犯としてマニラで絞首刑となる(享年60歳)。この世界では皇道派代表の一人として小畑敏四郎、鈴木率道と共に三派会談に列席する。対ソ開戦時第2軍司令官。
鈴木率道(よりみち):陸軍少将(最終階級陸軍中将)。史実では欧米各国の航空隊の発展をつぶさにし、帰国後、陸軍航空隊の発展に尽力した航空隊育ての親であるが、東條英機に疎まれ、1943年5月に第2航空軍司令官を解職され、同年8月に没した。享年44歳。この世界では皇道派代表の一人として小畑敏四郎、山下奉文と共に三派会談に列席する。対ソ開戦時は陸軍第1航空隊司令官。

永田鉄山:陸軍少将(最終階級は中将)陸軍省軍務局長。統制派の中心人物。陸軍の英才と謳われ、「バーデン・バーデンの密約」の一人。史実では真崎教育総監更迭を巡り皇道派と対立し、永田の陰謀と信じた相沢三郎中佐に斬殺される(享年51歳)。この世界では統制派代表の一人としてHI☆DE☆KI、岡村寧次と共に三派会談に列席する。ハルヒの行った陸軍大粛清によって暗殺される事は無くなったがトロピコ行きとなる。対ソ開戦決定に伴い帰国し、動員課長を兼務する事に。
東條英機:HI☆DE☆KI(最終階級は陸軍大将)史実では義兄と呼ぶ永田鉄山の死後、統制派の第一人者となり、のち40代総理大臣となるが日本の敗戦後、東京裁判にて「A級戦犯」として起訴され絞首刑の判決を下され執行される(享年65歳)。この世界では統制派代表の一人として永田鉄山、岡村寧次と共に三派会談に列席する。上記永田鉄山と同様トロピコ送りとなる。鉄山は帰国できたがトロピコに居残り中であるw
岡村寧次(やすじ):陸軍中将(最終階級陸軍大将)。陸軍三羽烏の一人で「バーデン・バーデンの密約」の一人でもあり、支那派遣軍総司令官、北支那方面軍司令官、第11軍司令官等を歴任する。戦後は蒋介石の要請による国民党政府軍を秘密裏に支援した旧日本軍将校を中心とする軍事顧問団「白団」に参加する。この世界では統制派代表の一人として永田鉄山、HI☆DE☆KIと共に三派会談に列席する。対ソ開戦時騎兵第2軍司令官。

瀬島龍三:陸軍中尉(10話時点、最終階級中佐)律子の部下。史実では大本営参謀で、戦後は伊藤忠商事会長。

相沢三郎:陸軍中佐。史実では永田鉄山軍務局長斬殺の「相沢事件」を起こすのだが、この世界では千歳を斬殺事件の第一発見者となり、朝倉涼子との会話で知る今後起りうる世の中の事実と、如月千歳との出会いが大きく彼の未来を変える事となった。のち律子の計らいよって第1師団に転属となり、千歳の護衛の任につく。剣の腕前は朝倉さんと互角にやりあうほど。回復アイテム「はらこめし」と秘剣「鉄山切り」を持つ。

牟田口廉也:陸軍大佐(史実最終階級は中将)。富永恭次・木村兵太郎と並ぶ日本陸軍屈指の無能将官。余りにもの無能っぷりに史実ではA級戦犯とはなったが不起訴処分となり、ニコマスなど架空戦記ではネタキャラとして扱われるのがデフォとなっている。この世界では貴音らの不興を買い、エチオピアに左遷された(エチオピアに春の香りを 参照)が、そのエチオピアにイタリア軍が侵攻してきた際、日本政府・軍の意向を聞かず独断でエチオピア兵を率い迎撃・交戦し、あやうく日伊開戦となりかけた。

辻正信:陸軍大佐、のち政治家。「作戦の神様」と謳われる一方で、多くの失策や無謀な作戦計画などで批判されることが多い。戦後衆議院議員(4期)参院議員(1期)となり参院議員在職中の1961年、ラオスへの視察として渡航後行方不明となり、1968年家族の申請により裁判所より死亡宣告がなされた。この世界ではイタリアのエチオピア侵攻に対し中国人貿易商に扮しエチオピアに武器を供与(表向きはコーヒーとの交換貿易)する。辻ーんw

前田利為(としなり):陸軍少将(最終階級は大将)。旧加賀藩主前田本家第16代目当主(侯爵)。この世界では開戦当初樺太に駐屯。史実ではこの頃は第8師団長(ちなみにフィリピン・ルパング島に戦後30年潜伏した小野田寛郎少尉はこの第8師団参謀部所属だった。)で一旦予備役編入後、昭和17年4月にボルネオ守備軍司令官となり、9月に消息を絶ち後に残骸と遺体が発見され、死後大将に叙せられる(享年57歳)。

加藤建夫:14話前編で初登場。陸軍中佐。陸軍航空隊戦隊長で美希の部下。史実においては帝国陸軍の飛行戦隊、飛行第64戦隊、通称“加藤隼戦闘隊”戦隊長として有名なエースパイロットの1人。1942年5月22日、敵機交戦中に被弾し帰還困難となり海面に自爆戦死し死後二階級特進して少将となり、軍神として讃えられた。

武藤 章:陸軍大佐(最終階級中将)。この世界では山下中将率いる第2軍参謀長。史実でも山下奉文とは思想が異なるが仲が良かったという。統制派の一員で対中強硬派ではあったが対英米戦争には反対し、東条英機と対立して左遷されたにもかかわらず対英米戦は武藤が強権により強行したと田中隆吉陸軍少将が東京裁判で証言した為、中将で唯一絞首刑判決を受けた。

 

各師団の師団長はどうやら戦国の世から駆けつけてきた模様である。
第1師団長:北条氏康
第2師団長:伊達政宗


第6師団長:深水長智

・・・・・・今後誰が登場するか楽しみである

海軍

東郷平八郎:元帥海軍大将。日清・日露戦争の勝利に大きく貢献し、日露戦争においてはロシアのバルチック艦隊を撃ち破る大殊勲を挙げ、その名を世界に知らしめ、世界三大提督と称されるようになる。晩年は末次長官、加藤軍令部総長など艦隊派に利用され、ロンドン海軍軍縮会議に際して反対の立場を取り、また明治以来の懸案であった、兵科と機関科の処遇格差の是正にも反対するなど、現代においては老害と批判する者も多し。史実では昭和9年(1934年)5月30日に86歳で死去、その前日に侯爵位を授かる。この世界では軍神は死後、守護神となって如月内閣を、日本を見守っている。

伏見宮博恭(ひろやす):海軍大臣・元帥海軍大将(史実は軍令部総長も歴任する。)日露戦争の従軍を始め艦長や艦隊指令などを努めた実戦経験豊富な皇族である。自ら率先して最前線に立ち、常に部下将兵を鼓舞し苦楽を共にするのを厭わない姿勢や難所の航海でも難なく操る実力は尊敬されていたという。また、皇族の一員でありながら海軍での生活習慣が身に付いていた博恭王は、下着の洗濯などは自ら行う事もあったといい、艦内では握り飯と漬物という簡易な食事を好んで食し、海軍省食堂での昼食の好物は天ぷらうどんだったとの事。

末次信正:21代連合艦隊司令長官。最終階級海軍大将。ツンデレでオラ極右(ごくう)。ロンドン軍縮会議に関しては強硬な反対派であった。人望はあったが過激な性格が災いし、後には天皇陛下とも対立する。この世界においては、女性が戦艦の艦長なっているなど軍に女性がいる事に強く不満を持っていたが、戦艦陸奥艦長三浦あずさが物怖じせず自分に意見を述べた事で 惚れ 見識を改め、自分の後継者にと考えるようになった模様。
豊田副武(そえむ):最終階級海軍大将。史実では後に29・30代連合艦隊司令長官となるがその頃の帝国海軍は見る影も無い状態で、小沢治三郎中将に連合艦隊司令長官の職を引き継がせた後は、最後の軍令部総長として戦後処理に当たる。この世界では連合艦隊参謀長。ツンデレ末次長官の副官として胃の休まる日がない苦労人の模様。
山本五十六:史実では26・27代(太平洋戦争開戦時の)連合艦隊司令長官。海軍大将。世界的に名を知られる帝国海軍軍人の1人。旧姓・高野五十六で、越後長岡藩家老山本家(武田信玄の配下、山本勘助を祖とする。)の養子となる。航空機に早期から着目し海軍航空隊育成に尽力した。真珠湾攻撃の計画は山本の発案といわれる。後、前線視察に訪れていたブーゲンビル島にて米軍機の待ち伏せに遭い戦死し、死後元帥に追贈される。この世界では艦隊派から条約派に転向した事を千早が嫌い、顔も見たくないと語られるほどであったが千歳の仲介により和解し、後に海軍省次官に就任した模様。
木村昌福(まさとみ):最終階級海軍中将。あだ名は名前を音読みにした「ショーフク」。中央勤務の経験無しで中将まで昇進した叩き上げの帝国海軍軍人名将の1人。敵味方を問わず常に人命を疎かにせず、慎重且つ的確な指揮統率で知られ、キスカ島守備隊を味方の犠牲を1人も出さず行った事は有名。
小沢治三郎:海軍大佐(6話時点、最終階級は中将)統合軍海軍科教官。史実では最後の連合艦隊司令長官。水雷戦の延長上の発想から、空母の集中運用という「空母機動艦隊」を提案し空母機動艦隊生みの親と称される(が、艦隊指揮は年功人事で南雲中将が指揮する事となる)。
大西 瀧治郎:海軍大佐(史実最終階級は中将)。日高 舞中将貴下の第一機動艦隊参謀長。末次長官の副官、豊田参謀長と同様に苦労人の模様。史実では議論の余地あれど“特攻生みの親”として知られる。

高橋三吉:海軍大将。この世界では第一護衛艦隊司令官。史実ではこの時期の連合艦隊司令長官(22代)を務めている人物で、皇族で軍令部総長となっていた伏見宮博恭王とともに軍令部の権限強化を図ろうとしていた。連合艦隊司令長官に着任した頃、「大和」「武蔵」の建造が始まった際には、戦艦建造の必要性があるかどうか再考を促すコメントを残している。
井上成美:海軍少将。この世界では第一護衛艦隊参謀長。史実では横須賀鎮守府参謀長、海軍省軍務局長、海軍次官などを務めた。横須賀鎮守府参謀長時代、2.26事件発生前から青年将校グループを反乱軍と予測・断定し、海軍陸戦隊を東京に派遣し海軍省の警備につかせるなどの対応を取っていた。軍務局長として米内光政海軍大臣、山本五十六海軍次官とともに日独伊三国軍事同盟条約締結に強行に反対し新聞記者からは「海軍左派3羽烏」と称された。剛直、清廉潔白、曲がったことが大嫌いという人柄であったが一方で敵も多かったといわれる。

畑俊六:空軍大臣(注・当時の日本にはこの役職はありません。陸軍航空隊のトップと脳内補完を願います。)陸軍中将(史実最終階級は元帥)。史実では作戦関係の要職を歴任し昭和12(1937年)に陸軍大将に昇任し、軍事参議官・陸軍教育総監を兼任し、同年、林銑十郎らと共に首班指名候補に推される。天皇の信任厚く陸軍大臣に就任するが、軍部の暴走を止める事は出来なかった。陸相留任した米内内閣で天皇から内閣への協力を言明されていたにもかかわらず単独辞任しこれが元で内閣瓦解する事になり、戦後この事でA級戦犯として起訴される事となる。国鉄広島駅付近で被爆するも奇跡的に難を逃れ、罹災者援護の陣頭指揮を執り終戦を迎える。A級戦犯として起訴されたが東京裁判では米内(元首相・海軍大将)は彼をかばい、結果、死刑を免れ終身禁固の判決を受けた。

陸海軍双方で現時点で名前だけ登場の人(-史実経歴の抜粋だけ紹介)

加藤寛治:この世界での軍令部総長 海軍大将。実は第1話OPにも登場しているが、次の登場が17話対ソ戦開始OPという不運の人。史実では伏見宮博恭王、末次信正らとともに艦隊派の中心人物の一人。鈴木貫太郎大将が侍従長に転出した事で軍令部総長となる。ロンドン海軍軍縮条約批准時には強硬に反対し、統帥権干犯問題に発展、史実では1930年6月条約批准後帷幄上奏(昭和天皇に直接辞表提出)し軍令部長を辞任した。

米内光政:海軍大将。この世界では護衛艦隊司令長官。史実では連合艦隊司令長官(23代)兼第一艦隊司令長官、海軍大臣、内閣総理大臣(第37代)などを務めた。山本五十六海軍次官、井上成美軍務局長ととも日独伊三国軍事同盟に反対し続ける。昭和天皇に強く押されて37代総理大臣となったが陸軍とうまくいかず短命政権となる。昭和天皇も「米内内閣だけは続けさせたかった。あの内閣がもう少し続けば戦争になることはなかったかもしれない」と語ったという。戦後GHQ(マッカーサー)は日本の占領統治をやり易くする為、天皇の戦争責任を問わない方針に決め、天皇が何ら罪のないことを日本側が立証させる代償として東条に全責任を負わせるようにするという密約を米内と交わしたとも。

山田乙三:陸軍中将。対ソ開戦時第3軍司令官。(史実最終階級は陸軍大将。)史実では最後の関東軍総司令官としてソ連軍に降伏し、10年以上に渡ってソ連に抑留されていた。
渡辺錠太郎:陸軍大将・関東軍司令官。史実では山縣有朋の副官や台湾軍司令官を務めた。真崎甚三郎大将の後任として教育総監に就任した事が皇道派青年将校を刺激し、2.26事件で殺害された。(満61歳)
安藤利吉:陸軍中将。対ソ開戦時第4軍司令官。(史実最終階級は陸軍大将。)史実では1940年(昭和15年)2月10日南支那方面軍司令官に着任。同年6月に北部仏領インドシナへの進駐(仏印進駐)を指揮するが、富永“敵前逃亡”恭次が独断で武力進駐したため責任を負い予備役に。のち再召集され台湾軍指令兼台湾総督も務めた。中華民国政府に拘束され、上海に抑留されたが1946年(昭和21年)に服毒自決した(毒殺という説もあり)。(満62歳)
柳川平助:陸軍中将。対ソ開戦時第5軍司令官。史実では荒木貞夫陸軍大臣の下で陸軍次官を務め皇道派の重鎮の一人で第一師団長となるが台湾軍司令に左遷、2.26事件後に予備役に。第2次近衛内閣で司法大臣、第3次近衛内閣では国務大臣を務めた。1945年病死。
梅津美治郎:陸軍中将。対ソ開戦時第6軍司令官。(史実最終階級陸軍大将。)通称「無言の将軍」。史実ではノモンハン事件後に関東軍総司令官に就任し、再三にわたり中央の統制を破って大事件を起こした関東軍参謀の粛正の任を果たした。終戦直前、阿南惟幾陸軍大臣から知らされた一部将校たちによる本土決戦を求めるクーデター計画に絶対反対を唱え、計画を中止させた。太平洋戦争の降伏文書調印式全権を依頼され大本営全権として降伏文書調印式に出席。東京裁判では終身禁固刑となり服役中に直腸癌により病没した。(満67歳)
松井石根(いわね):陸軍大将。蒙古方面軍司令官。史実では中支那方面軍司令官兼上海派遣軍司令官、ハルピン特務機関長などを務め、戦後所謂「南京大虐殺」の責任を取らされ東京裁判でB・C級戦犯として処刑された。(満70歳)
板垣征四郎:陸軍大将。関東軍高級参謀として石原莞爾とともに満州事変を決行。史実では満州国軍政部最高顧問、関東軍参謀長、陸軍大臣、朝鮮軍司令官などを務め、戦後東京裁判にて死刑判決を受け絞首刑に。(満63歳)
石原莞爾:陸軍中将。「世界最終戦論」など軍事思想家としても知られる。関東軍作戦参謀として、板垣征四郎らとともに柳条湖事件を起し満州事変を成功させた首謀者であるが、のちに東條英機との対立から予備役に追いやられ、病気のため戦犯指定を免れた。(余録:世界的音楽指揮者の小澤征爾(1935年9月1日生)の征爾の名は、父親が親交のあった板垣四郎と石原莞の一字づつから貰って命名されたもの。)
橋本欣五郎:陸軍中佐(史実最終階級陸軍大佐)。史実ではケマル・アタテュルクの革命思想に接したことで趣味が「革命」となる。2.26事件では自ら昭和天皇と決起部隊の仲介工作を行い、決起部隊側に有利な様に事態を収拾しようと、陸軍大臣官邸に乗り込んだが、天皇が決起部隊を「暴徒」と呼び、鎮圧するように命じたため、橋本にも責任問題が及び、予備役へ回される事となる。東京裁判ではA級戦犯として終身刑となるがのち仮出所する。
長 勇(ちょう いさむ):陸軍少佐(史実最終階級陸軍中将)。史実では1930年(昭和5年)に橋本欣五郎らと桜会を結成。同年12月、参謀本部員に異動。1931年(昭和6年)の三月事件・十月事件を計画。橋本らと同様に処分を受けるが軽い処分で済んでいる。1937年(昭和12年)12月、情報主任参謀として、南京攻略戦に参加。捕らえた中国兵捕虜を「ヤッチマエ」と処刑するように命じ、それを知った松井石根中支派遣軍司令官に窘められている。沖縄戦にて米軍に追い詰められ割腹自殺(実は青酸カリによる服毒自殺)した模様。(満50歳)
宮崎繁三郎:陸軍中佐。(史実最終階級陸軍中将。)ノモンハン事件、インパール作戦など、日本軍が劣勢の戦場で常に戦功を挙げた事は知られており、日本陸軍屈指の野戦指揮官、名将として名高い。負傷兵を戦場に残さないという信念の下、自らも負傷兵の担架を担ぎ食料が欲しいと言われれば自らの食料を与えて兵たちを直接励まし、他隊の戦死者や負傷兵を見つけると、遺体は埋葬し負傷兵を収容させ、日本軍の白骨死体で埋め尽くされた地獄の白骨街道を撤退し続けたという。
インパール作戦における“日本陸軍の良心”とも呼ばれ、作戦に従軍した兵士達は、牟田口の名を口にするたび、一様に怒りで口を震わせ、宮崎の名を口にするたび、一様にその怒りを鎮めたという。

松永貞市:海軍少将(最終階級は海軍中将)。“戦国のボンバーマン”松永久秀を祖先とする。木村昌福と海軍兵学校同期。太平洋戦争初期、マレー沖海戦で英東洋艦隊を壊滅させた航空隊指揮官として名高い。「敵インフラを破壊した後に飲む茶はまた格別・・・・・・」

政官界

西園寺公望:公爵。(最後の)元老。立憲政友会第2代総裁。第12・14代内閣総理大臣。政治家としては衆議院での多数派政党が内閣を組織する憲政の常道を慣例にする事を望んだ。大正13年に元老松方正義が死去後に元老として列せられ、内閣総理大臣奏薦の任に当たる事となる。この世界では次期首相奏薦について、艦隊派だった千早に危惧し千早への大命降下に反対した。

牧野伸顕:内大臣。天皇陛下の「お言葉(=あっそう)」を超訳する(史実、麻生太郎元総理は曾孫に当たる)。
吉田 茂:駐イタリア大使。内大臣牧野伸顕の娘婿。“人を食う"のが大好きで、作品内でもドゥーチェらを喰ってしまう。史実では戦後、45・48~51代総理大臣となる。

杉原千畝:外務省諜報部第一課、貴音の部下。史実ではリトアニア・カウナス領事館領事代理時代、ナチス・ドイツからの迫害から逃れようとする多くのユダヤ人を救った人物“東洋のシンドラー”として世界に知られる。

安倍源基:内務官僚、初代特高警察部長。この世界では内務大臣の雪歩の部下であり、雪歩の父の親友。史実では「赤色ギャング事件」や「日本共産党査問リンチ事件」(プロレタリア文学作家、小林多喜二はこの件で死亡している)などで「赤狩り安倍」の名を轟かす。
岸 信介:商工省公務局長。16話中編で満州へ向かった雪歩に同行する。史実では戦後政界に転じ56・57代総理大臣となる。
(また、弟で61~63代内閣総理大臣となる佐藤栄作は鉄道省勤務でアメリカで鉄道技術取得中)
十河信二:南満州鉄道(満鉄)理事。雪歩、岸信介とともに同行する。史実では戦後、第4代国鉄総裁となり、「新幹線の父」と呼ばれるようになる。

田中角栄:建築技師見習いの17歳。史実では高等教育を受けずに64・65代総理大臣まで上りつめた事から“今太閤”とも呼ばれ、中共との日中国交正常化を実現。首相退陣後ロッキード事件発覚、首相経験者が逮捕される事態となる。

政党政治家

鈴木喜三郎:動く愚者その1。野党・立憲政友会第7代総裁。5.15事件で犬養首相が暗殺された事で、本来なら後継内閣を組織するはずが軍部に政党政治を反対された為に首相になり損ねた経緯を持つ。軍人内閣が続くことを好ましくないと考える。
鳩山一郎:動く愚者その2。野党・立憲政友会の議員で鈴木喜三郎の義弟(姉が鈴木喜三郎夫人)。史実では戦後三木武吉らと日本自由党を結成したが離党して日本民主党に加わり52・53代総理大臣となり、その後日本自由党との保守合同を成し遂げ自由民主党を誕生させ初代総裁となり54代総理大臣になる。

高橋是清:立憲政友会第4代総裁。大蔵大臣。20代総理大臣。史実では軍事予算を削減しようとした事で陸軍の恨みを買い、2.26事件で暗殺される。(享年81歳)この世界では是清の所属する政友会は野党にもかかわらず千早に協力した為に党から追放され、現在はトロピコに渡っていて後に訪れる永田・東條に賢狼ホロと共に経済を伝授する。

民間

美濃部達吉:憲法学者で貴族院議員。天皇機関説を発表した事で右翼・陸軍から狙われる身となり、政府・海軍で保護する事となり戦艦陸奥に乗艦し、バイストン・ウェル経由でトルコまで同行する。日本に戻ると身の危険がある事から、トルコに残留しイスタンブール大学の教授に就任した模様。史実では発表後、貴族院を辞職する事となる。また、長男の亮吉は後に東京都知事になる。

尾崎秀実:朝日新聞記者。内閣嘱託、満鉄調査部嘱託職員。近衛内閣のブレーンであり軍・政界と重要な関係を持つが、実態は共産主義者でゾルゲ事件の首謀者。

北 一輝:革命家・思想家。右目は義眼で「片目の魔王」の異名をとる。1906年(明治39年)『国体論及び純正社会主義』を発表するが発禁処分となる。中国に渡り辛亥革命に参加したが失意のうちに帰国、のち「日本改造法案大綱」を刊行し、これが2.26事件の首謀者となる青年将校らに大きく影響を及ぼす。史実では2.26事件の理論的首謀者とされ死刑判決が下され処刑される。(満54歳没)
この世界では霊告によって“先”の見える千歳の存在を知り面会を希望する。

諸外国の人物(対戦国の人物は別枠に)

愛新覚羅溥儀:清帝国最後(12代)の皇帝・宣統帝、満州国執政、帝政以降後は康徳帝を名乗る。英明な人物で、生まれてくる時代が早くかつ西太后がいなければ清朝はまだ存続したかもと思わせる人物。即位名代として赴いた貴音・雪歩との会談で、日本からの移民の受け入れとその見返りとしての満州国内のインフラ整備を承諾する。

ベニート・ムッソリーニ:イタリア王国のドゥーチェ(首領)。ニコマスのアイドルw
チェーザレ・アメー:イタリア王国情報大臣。ドゥーチェの無茶振りに付き合わされる苦労人。
(どうやらこの世界でもイタリア兵はりっちゃん好きの模様)

アドルフ・ヒトラー:ドイツ第三帝国総統。18話前編時点で史実はラインラント進駐の時期であり、歴史の舞台に姿を現すのはもう少し先の話。

ハイレ・セラシエ(1世):エチオピア帝国(最後の)皇帝。当時イタリア領であったマッサワまで日本軍の供与した武器の受け取り(表向きはコーヒーとの交換貿易)に出向く。史実は戦後クーデターで廃位され、直後に殺害された。これによりシバの女王より続くといわれたエチオピアの王制は幕を閉じた。

ムスタファ・ケマル・アタトゥルク:トルコ大統領。オスマン帝国時代から続くちっぱい至上主義から、あずささんと出合った事で女性は胸の大きさは関係なく素晴らしいものだということに目覚める。史実では第一次大戦敗戦後、戦勝国のトルコ分割に反発・抵抗しアンカラで新政府を立ち上げ、1923年に共和制を宣言して自らトルコ共和国初代大統領に就任した。酒好きでラク(トルコのアルコール度数が45%~50%と強い蒸留酒)を毎晩500ml飲んでいたともいわれ、これが原因の肝硬変で満57歳の生涯を閉じる。

リヒャルト・ゾルゲ:ナチス党員・ドイツの新聞社東京特派員を隠れ蓑としたソ連軍スパイ。ゾルゲ事件の首謀者。あらゆる方面から日本を観察し、日本人以上に当時の日本を理解していたかもしれない人物。史実では日本がシベリア方面侵攻ではなく南方(インドシナ)方面侵攻を計画してる事を尾崎秀実を介して情報を入手しスターリンに伝えた。これによってスターリンは満蒙方面に配備していた兵力を欧州戦線に移動させることが可能となり、ナチスドイツの独ソ戦敗北の遠因を作ったともいえる。1941年、特高警察による共産党員逮捕で尾崎秀実ともども一斉に逮捕され、1942年に国防保安法、治安維持法違反などにより起訴、死刑判決となり1944年11月に死刑執行された。

霜・兵兵衛(シモ・ヘイヘ):北の国(フィンランド)から義勇兵としてやってきた人物。初めて使う高射砲を使い慣れた狙撃銃の如く使いこなし、満州・新京へ侵攻爆撃しにきたソ連爆撃機に多大なる被害を与えた。

対戦国

ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)-1936年2月14日開戦

ヨシフ・スターリン:ソビエト連邦最高指導者。みんな大好きヨシフおじさん(違w ヒトラーと並ぶ20世紀最凶最悪の独裁者。中華民国(蒋介石)と日本を戦わせ、疲弊した両国をモノにしようと策謀を張り巡らす。猜疑心の強さからトハチェフスキー元帥などの優秀な将官・政治家を粛清した事からナチス・ドイツにモスクワ一歩手前まで迫られる原因をも作り出した。短い文章で紹介しようにもし切れない人物だが、これ以上書くと私の身が###このコメントは粛清されました###
マクシム・リトヴィノフ:ソビエト連邦外相。スターリンの右腕として対外工作を図る。史実では米英仏などとの融和を図り、ロシア革命後断絶していたアメリカとの国交を回復し国際連盟加盟にも貢献した。独ソ不可侵条約の締結の障碍になると見られ外相を解任される。その後駐米大使など務めたが、1951年自動車事故により死去(これは事故ではなくスターリンの陰謀らしい)。
クリメント・ヴォロシーロフ:ソビエト連邦の軍人、政治家、ソ連邦元帥、ソ連国防大臣、国家元首に当たる最高会議幹部会議長を歴任した。軍人としては決して優秀ではなく、フィンランドとの冬戦争では多くの死傷者を出し、ドイツ軍のレニングラード包囲を招いたが、スターリンの年来の幼馴染という事で不問となる。第二次世界大戦で使用された重戦車であるKVシリーズは、ヴォロシーロフにちなんで名付けられたものである。
ヤコフ・マリク:駐日全権代表部参事官。立憲政友会の鈴木・鳩山と密かに接触し、如月内閣打倒の陰謀に裏から加担する。史実では大戦中の42年(昭和17年)から大使となり、大戦末期の45年には非公式の終戦交渉を行い、8月には最後通牒、宣戦布告文種を手渡す。戦後は外務次官となると同時に駐国連安保理ソ連常任代表を兼任などと、優秀な外交官であった模様。

ラヴレンチー・ベリヤ:ソ連の政治家、グルジア共産党第一書記、ソ連共産党中央委員、ロリコン。長官スターリンの大粛清の主要な執行者とみなされており、多くの人間を粛清し過ぎた前任の内務人民委員部(NKVD)長官エジョフを失脚・処刑し長官となり大粛清の総仕上げにあたる。スターリン死後、第一副首相に任命されたがフルシチョフとの政争に敗れ失脚、逮捕・銃殺刑となる。また、大変な漁色家で知られ、誘惑を断ったが最後その女性とその家族に身の破滅が待っていると恐れられた。
ヤン・ベルジン:軍諜報機関の指導者、強制収容所(ラーゲリ)の創設者。1924年3月から1935年4月まで、労農赤軍参謀本部第4局長として軍諜報機関の基礎を作った。特に彼の在任時、リヒャルト・ゾルゲ等の優秀な諜報員が採用された。1937年11月にスターリンの大粛清により逮捕され、翌年銃殺。1956年に名誉回復する。この世界ではスターリンの不興を買い極東軍副指令に左遷される。司令官・参謀長行方不明後指揮を執るが物資不足で継戦能力を失い降伏し、のち自決。ラーゲリの創設者の最後の仕事は皮肉にも自分の家族をラーゲリ送りにする事となった。

ヴァシーリー・ブリュヘル:ソ連の軍人。ソ連邦元帥。スターリン大粛清の著名な犠牲者の一人。史実ではトゥハチェフスキーを有罪とした裁判に加わっていたが、張鼓峰事件で見せた無能振りと恐らく軍における当時の人望のゆえにモスクワに呼び戻され逮捕された。監獄で自白を拒否し、片目が飛び出すほどの拷問を受け、間もなく獄死した。この世界では極東軍司令官で、日本軍の沿海州包囲を阻止すべく出撃したが、海兵隊と海軍の連携攻撃に阻まれ行方不明となるが19話前編にてチェイコフによって助け出されていた事が確認、
キリル・メレツコフ:ソ連の軍人。ソ連邦元帥。史実では冬戦争で第7軍司令官を務め、マンネルハイム線を突破した。1945年8月の対日参戦時には沿海方面から満州に侵攻し日本軍を破る。この世界では極東軍管区参謀長で、日本軍の沿海州包囲を阻止すべく出撃したが、海兵隊と海軍の連携攻撃に阻まれ行方不明となるが、19話前編にてチェイコフによって助け出されていた事が確認、
ワシーリー・チュイコフ:ソ連の軍人。ソ連邦元帥。史実ではスターリングラード攻防戦において、第62軍司令官として同市を死守したこと、さらにベルリンでナチスの降伏を受け入れたことで有名である。 農民出身で叩き上げの赤軍の名将。
ニコライ・クルイロフ:ソ連の軍人。この世界ではソ連極東軍副参謀長。史実ではロシア革命後シベリア出兵の日本軍とも戦い、独ソ戦ではオデッサとセヴァストポリの防衛と撤退を指揮。その後はスターリングラード攻防戦や東プロシアでドイツ軍撃破、ヤルタ会談後は部隊を極東に移動させソ連対日参戦と共に関東軍を撃破した。戦後ソ連邦元帥。戦略ロケット軍総司令官兼国防次官、ソ連共産党中央委員に。この世界ではソ連極東軍副参謀長。ブリュヘル、メレツコフが行方不明、ベルジンが自害した為ウラジ・オストク降伏後の責任者となる。

セミョーン・ブジョーンヌイ:ロシア帝国・ソ連の軍人、帝政ロシア時代に日露戦争にも従軍した。ソ連邦元帥の最初の1人で、3度ソ連邦英雄の称号を受けた。ポーランド・ソビエト戦争でのワルシャワの戦いにて西欧式の近代的なに対し大敗北を喫しながらもその後も騎兵隊を過大視し、戦車部隊との連携を承認しなかった為、第二次大戦の頃には指揮官としての無能さを露呈するばかりであった。この世界では騎兵監督官を務め、日本との戦争の序盤で敗北した極東軍管区司令官のブリュヘル元帥を粛清から救い、ソ連革命軍事会議副議長としてシベリア軍管区司令官に任命する事を伝え、モンゴルに兵を進めた日本軍と戦う。

その他 - 下記の人物の他にも他作品のキャラがチョイ役で登場する。

アイドルマスター関係

高木順一郎:次期首相に海軍大将の千早を推挙し、さらに内閣自体を親千早人脈で固める「如月千早を支えよう内閣」を提案する。
黒井崇男:貿易会社社長、諜報のプロ。
東豪寺麗華:水瀬財閥と家族ぐるみの親交を持つ東豪寺財閥(モットーは「爪楊枝から重戦車まで」)の跡取り娘。兵器関連メーカーとして陸軍近代化に協力し、有事の際の物資輸送の迅速化と、来るべき車社会を見越し全国各地に自動車教習場を建設する。のち、ハルヒ女王が皇軍の大粛清を決断した後、統制派・皇道派・統合軍派の三派会談を主催し、対立は軍部の弱体化を招くものと三派を諭し、軍部融和を図る。
石川 実・岡本まなみ:パンアメリカン航空の子会社、876新聞の社員。
尾崎玲子:876新聞社記者。対ソ戦開始後は戦場特派員として戦地に赴く。
鈴木彩音(サイネリア):立憲政友会総帥鈴木喜三郎の秘書(この世界では鈴木喜三郎の遠縁という設定)。政党政治の復活の名の下に売国行動を平然と行う叔父たちに心を痛め、千早らに会談の内容を伝え、これが対ソ戦を決断する引き金ともなった。その後は大叔父に愛想を尽かし鈴木の名を捨て新たな人生を歩む為、876新聞社戦場特派員サイネリアとして戦地に赴き戦争を見る事を決断する。

ハルヒ関係

涼宮ハルヒ(女王):皇族(涼宮の読みは原作上の「すずみや」ではなく「すずのみや」と思われる)、陸軍大将、陸軍総参謀長。暴走しやすい性格ゆえ「 杭」を刺される。
キョン:陸軍中将、参謀次長。苦労人。陛下以外でハルヒを抑えられるのは彼以外いないと思われる。
古泉一樹:陸軍少将、参謀本部第一部部長。
(ちなみに長門有希は戦艦長門の通信兵(海軍中佐)、朝比奈みくるは東郷元帥宅の女給(メイド)として登場・・・・・・だったのだが、両者とも13話中編では違和感なく陸軍参謀本部にいたりする。)

アリョーシャ(露名、日本名朝倉涼子):11話後編では不明だったが13話前編により朝倉男爵家令嬢と判明。また、第1話冒頭の時点では貴音と高木の会話でで行方不明であった事が判る。千歳と同じく未来を見透す事のできる能力を持つ。その未来予知能力で知った未来(第二次大戦)は千歳が行っているように回避すべきものではなく、更にその先の未来の為には受け入れなくてはならぬ必要なものと主張し、戦争回避に能力を使う千歳を殺害しようとする。

その他

安 怒流:(アン・ドリュー。朝鮮籍か?)三岡健次郎を差し置いて、陸士46期主席となった、受験秀才。陸軍軍人らしい硬直思考でこのままだと後から味方に撃たれるか、洋上で海中に「処理」される運命が待っている可能性大。

スンスンおじさん:Hoi2で最も有名な人物。この作品世界では本名「カミーユ・シラク」、コードネーム「スンスーン」というフランスの新聞社に勤務するコミンテルンの指示を受けたフランス社会党のスパイで、戒厳令と同時に逮捕され禁固10年の拘留中。キャラクターのベースはゾルゲ事件で事情聴取を受けたフランス人ジャーナリスト、ロベール・ギランか?(史実のロベールの方は事情聴取は受けたが逮捕されてはいない。)

善行忠孝:戦艦陸奥副長。海軍中佐。あずさの副官だけあって、毎度発生するあずさの生体ボゾンジャンプにも動じない強兵である。(なお、芝村、速水、原さんなどGPMの5121小隊は陸奥乗組員となっている。)

芝村英吏:騎兵第一軍参謀、真の部下。コリマの強制収容所(ラーゲリ)開放を大本営・総司令部に具申の際、参謀本部には「ツテ」があると発言した所から、軍中枢内部には「芝村」が深く根を広げていると思われる。)

萩原(現在名前募集中):萩原雪歩の父(大総統・憤怒のホムンクルスではありませんw)。娘に近づく男は実力排除も厭わないが、娘には弱いようである。

賢狼ホロ:ユダヤ社会代表として4話後編での満州国開発への外資調達を元・総理兼蔵相の高橋是清と共に行う。また、ハルヒの皇軍大粛清で トロピコ アメリカ送りとなった永田・東條に経済の何たるかを学ばせる。

高町なのは:在ソビエト日本大使館大使。日露戦争開戦直前時の帝政ロシア同様に日本を侮るソ連政府へ日本政府の最後通牒を手渡し、開戦後は全力全開なのと宣告する。

榊清太郎:整備班長。愛称、おやっさん。
斯波繁夫:整備班員。愛称、シゲさん。
この二人がいる基地において機体の整備不良はありえないと思われる。

オリジナル人物

如月千歳:如月千早の弟。未来予知能力があり、2.26事件のイメージにうなされる。能力を用いて歴史修正し、戦争回避の未来へ日本を進ませようとするが、それを阻止しようとする朝倉“アリョーシャ”涼子に殺害される・・・・・・が、A級ジャンパーあずさのとっさの機転で現世に生還する。17話中編での美希曰く、「臆病なくらいに他人の痛みに敏感で、優しいけれど、自分の事を大切に思っておらず自分と他人の距離を置きたがる」との事。

関連動画

関連商品

 

関連項目

  • 鈴木貫太郎P
  • iM@S架空戦記シリーズ
  • アイマス教養講座
  • はらぺこちーちゃん
  • ダメ無小鳥
  • 東京うっう~

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