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アクションエディター

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アクションエディターとは、アントン氏制作のゲーム制作ツール(フリーソフト)である。

略称は「アクエディ」。

 現在は無印アクションエディター、無印に大幅なバージョンアップをする形で作られたアクションエディター+、
1から作りなおしたアクションエディター4の3種類が公開されている。
本稿では主に最新版のアクションエディター4について解説する。

 ちなみに、3作目にもかかわらずナンバリングが4なのはアクションエディターの前身といえるフリーゲーム
『ヤシーユの地獄アクション2+』を1番と数えているからである。

概要

アクションエディターは、名前通り主に横視点アクションゲームを作るためのゲーム制作ツールである。
ダウンロードはこちらの配布サイト(おもしろゲーム神殿)から。バグ修正とサポートが良好だったり。

”できないことは あんまりない”
 ゲームのおまけにあるステージエディット機能のように、あらかじめ設定しておいたキャラクターやブロックなどを
配置していく作業がメインで、それらをワールドマップ等で繋げることでゲームを作ることができる。
この操作そのものは簡単で取っ付き易いが、キャラクターの設定がとても自由にできるのが特徴で
ステータス、変数、ターゲットに設定したキャラとの位置関係など複雑な条件分岐で動作を設定できるほか
透明化・無敵化することで他のキャラと干渉しないキャラを作り、そのキャラにフラグ管理などの動作を設定すれば
システム根幹まで作ることが出来る。
 ステージ内の設定はとても自由にできる反面、タイトル画面やワールドマップなどはデフォルト固定。

 リアルタイムで動作するゲーム全般の作成が得意で、横スクロールアクションのほかに
シューティングやアクションRPG、RTSなども工夫次第で作成可能。
アクションゲーム用のツールとしては異色なパズルゲームや、ターンの概念を自作することで
純粋なRPGさえも作られている。

 簡単な操作方法や工夫次第では想定外のジャンルのゲームを作れる点は、ツクールシリーズに似ていると言える。
ニコニコ自作ゲームフェスでもアクエディ製ゲームが複数受賞しており、非常に高いポテンシャルを持つツールである。

素材の規格

  • 画像素材はbmp形式のみ対応
    独自のパレットを使った256色とフルカラーに対応しているが、フルカラーは容量を食うため256色bmpが主流。
    ツール本体に減色機能がついている。

基本的には32x32dotで一つのコマになるが、キャラクターは320x320dotまで対応。ソードと呼ばれるグラフィックは幅と高さを自由に設定することができる。

  • 効果音はwave形式のみ対応
  • BGMはmidi形式とogg形式が対応
    最近のバージョンアップでRPGツクール2000以降のループ仕様(CC#111)が使用できるようになったが、
    正式にサポートはしていないので注意。

BGMのチャンネルはひとつ。操作は再生と終了しかできず、ゲームの処理と同期することもできないため
少々使い勝手が悪い。

弱点・注意点

”できないことも あるんです・・・”
 3Dの描画、画像の加算・透明度操作、マウス操作、テキストのサイズ変更、素材・ゲームデータの暗号化は不可能。

”工夫『できる』のか、工夫『しなければならない』のか”
 本ツールは工夫次第でとても自由にゲームを作れるが、逆を言えば『デフォルトから少しでもはみ出すと独自の工夫が必須』とも言える。
例えば、ステータス表示を変えようとした場合は変数管理やピクチャ表示を使いこなす必要があり、
デフォルト固定であるタイトルやワールドマップも、ステージをタイトル等に見立て、うまく組み合わせれば
できないこともない。
他にも、「奥行きの概念は変数で作る」や、「ゲームとBGMの同期が取れないので、マリオシーケンサ構造をステージ内に作る」など、やろうと思えばできるものの、決して手軽にできるわけではない。

 プログラミングの知識は必要ないものの、論理的な思考力や、作りたい動作を各種コマンドに当てはめる発想力は必要不可欠。
構造が複雑になればバグ潰し作業も必要になり、『視覚的なプログラミング言語の一種』と称する愛用者もいるほど。

とはいえ、デフォルトで用意されている範囲ならとても手軽にゲームを作ることができ、
努力した分だけクオリティの底上げができる余地もある本ツールは、ゲーム制作に興味があるのなら
是非とも手にとってもらいたいツールである。

関連動画

アクションエディターを使用したゲーム紹介動画。

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関連項目

  • ゲーム制作ツール
  • フリーゲーム
  • アクションゲーム

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最終更新:2025/12/23(火) 04:00

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