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アップロードに10年かかった動画とは、懐かしい雰囲気のする動画である。
投稿日時にそぐわない、昔のニコニコを彷彿とさせる動画に付けられるタグ。遭遇したときは「今のニコニコにこんな動画!?」と、タイムスリップでもしたような感覚になる。「昔」や「懐かしい」の定義は人によって異なるが、ニコニコ初期の動画を思い出させるようなMAD動画を中心にタグが付けられているため、「題材にしているネタが古い」「マイムマイムやグルメレースMADのような編集」「少ない素材でゴリ押し」などが基準としてあげられる。
初期のニコニコ動画に投稿されていても違和感のない作品が多く、「アップロードに10年かかった」「タイトルを考えるのに10年かけた」などと言われることが由来である。
実際には10年よりもっと前ではないかとか、10年も前のネタではないだろとか言われることもしばしばある。
また、こうしたタグやコメントは「時代遅れ」、「廃れた文化」と捉えることもできるため、このネタを好ましく思わない投稿者や視聴者も多いためむやみに使うのは控えたほうが良いだろう。
懐かしい気分になるので、ついつい「昔はよかった」「昔はこんな動画がいっぱいあった」などのコメントを書きたくなるところだが、安易に投稿する前にひと呼吸置くべきである。昔を懐かしむのは決して悪いことではないが、このようないわゆる"懐古厨"ともいえるコメントをよく思わない者もいるのが事実である。
ニコニコ動画最大の特徴であるコメントは、良くも悪くも動画の雰囲気を強力に変えることができる。せっかくの面白い動画も、懐古的コメントで溢れかえっていたら快い気持ちにはならない。何より注意しなければならないのは、新しいユーザーも動画を観ているということである。何気なく書いた懐古コメントによって、他のユーザーには「よく知らないけど昔は良かったらしい」「よく知らないけど今は廃れてるらしい」といった意識が刷り込まれる可能性がある。せっかく面白い動画が投稿されたというのに、わざわざ今のニコニコという場所の価値を下げに行く。ユーザーには悲壮感を植え付ける。そうなると、あなたの書いた懐古コメントのせいで、あなたの大好きな昔のニコニコがたった今遠ざかってしまったということになる。
まず前提として、今目の前にある懐かしい動画は、決して過去の再放送ではなく「今」の動画であることを認識する必要がある。文化や元ネタのルーツこそ10年前かもしれないが、その動画は新作であり、「今」投稿されたものであり、観ているのも、みんなでコメントを書いて盛り上がっているのも紛れもない「今」である。「今」起こっているムーブメントであり事象なのである。ニコニコらしいなぁ、懐かしいなぁと思ったなら、ニコニコは今廃れてしまったと嘆くより、今目の前にニコニコらしい動画が投稿されていることを喜ぶべきである。
ニコニコ動画(Re)がスタートし、その重大なテーマのひとつである「過去の全盛期を取り戻すのではなく、今いる人、これから来る人、最近帰ってきた人みんなで、新しい全盛期を作っていくのだ」という思いが、運営と一部のユーザーに広がっている。過去より前を向いて、もっと面白い場を作ったほうが合理的である。懐古コメントも時として必要であろうから、一切書いてはいけないということでは当然無い。そもそもどんなコメントを書こうが個人の自由である。
しかし、「昔は良かった」などと書いて周囲のテンションを盛り下げるより、「世界よ、これがニコニコだ」なんて書いて、他の視聴者によりニコニコの良さを認識してもらったり、ニコニコをもっと好きになってもらえる場所にしたりできるようなコメントを書いた方が、懐古厨をするより生産性があるのではないだろうか。
そして「今、この場所は楽しいな」と感じられる空気をコメントで作っていくことこそ、真のニコ厨の仕事ではないだろうか。
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最終更新:2025/12/24(水) 04:00
最終更新:2025/12/24(水) 04:00
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