株式会社アステックトゥーワンのアダルトゲームブランド。通称はかぐや及び家具屋。
4つのサブブランドを内包するが、総じて高いエロティシズムを持つためにユーザーからは人気が高い。
抜きゲーメーカーの中でもトップクラスのレベルと言われるHシーンには定評がある。
根本的なCG等のレベルも高いが、時に40枚を越える量の差分や濃厚な汁の描写などは他メーカーの追随を許さない。
音声に関しても高いこだわりを持っており、起用される声優のアダルトシーンの演技レベルは総じて高い。
また、聞こえてしまう程度の短さでピー音を被せる修正の先駆けであり、この技法はブランド名を取り「かぐや消し」と言われる。
現在のアダルトゲーム業界では当たり前になってしまっている発売延期やバグが非常に少ないことも有名である。
特に延期は皆無であり、時にユーザー以上に流通側やショップ側が信頼をおいている事もある。
以上のような、ある一定の水準以上のゲームを毎年4本程度供給するために、毎年高い売り上げ(1)を誇る会社である。
しかし近年ではその安定的な作風がマンネリとなっており、今後のどのように打開していくかに注目が集まっている。
以下、各ブランドの細かい解説。
読みはチームハートビート。TH、HBと略されることが多い(当記事ではHBで統一する)。2001年発足。
全作品の原画は「M&M」が務める。
陵辱色の強い作品を基本的な作風としているが、時にBY的アプローチの作品を作ることもある。
なお、RPGなども手がけたことがあるが、評価は賛否両論であり結局1作のみにとどまっている。
代表作は「最終痴漢電車シリーズ」「人妻コスプレ喫茶シリーズ」「瀬里奈」など。
読みはバークシャーヨークシャー。BYと略されることが多い。2001年発足。
全作品の原画は「choco chip」が務める。
年上のお姉さんキャラに言い寄られるという路線に定評があるが、ドタバタコメディなども手がける。
現在のBYは、原画家以外はHTPのスタッフであるため、今後純愛的な路線で固定すると思われる。
代表作は「ナースにおまかせ」「姉汁」「幼なじみと甘~くエッチに過ごす方法」など
読みはドライツェン。DZ、13(2)と略されることが多い。2004年発足。
原画は外注。
実験的なブランドではあるが、基本的にはHBの延長である陵辱路線が強いゲームが多い。
2006年以降新作発表が無いため、現在は凍結状態である。
代表作は「裏入学」「淫皇覇伝アマツ」
読みはホンキートンクパンプキン。HTP、カボチャと略されることが多い。2007年発足。
原画は外注。
Hシーンを重視する当ブランドにおいて、比較的純愛色を出す傾向があった。
現在は製作チームが丸ごとがBYに移ったために、今後は大きく作風が変化すると思われる。
代表作は「でるた」「オレと彼女は主従なカンケイ」「新妻イカせてミルク!」
母体であるアステックトゥーワンは、元々プレイステーションなどの家庭用ゲームの開発を請け負っていた(3)。
しかし、2000年からは家庭用ゲーム開発から手を引き、アダルトゲーム業界に参入する。
参入時にすでに独立した会社体系であるため、当初からアダルトゲーム会社としては比較的大型(4)である。
それゆえ、ブランド立ち上げ当初から製作ラインを2本持つという珍しい会社である。
「まもってあげたい。~Dear My Master~」、「堕ちゆく教室」、「少拘女 ~私を忘れないで~」の3作を指す。
ブランド発足から発売された上記の3作は、あまりゲームとしての評判が高くない為に黒歴史的扱いを受けることが多い。
また現在のような作風でもなく、このうち2本は声優の起用もしていない。ここから、参入当初の迷走が伺える。
なお余談ではあるが、「少拘女 ~私を忘れないで~」は人気作家フミオの原画デビュー作である。
4作目の「最終痴漢電車」からは、製作チームを「TEAM HEARTBEAT」と「Berkshire Yorkshire」に分割。
作品の差別化を図るために原画家の固定を行うが、当初は両ブランドとも陵辱色が強くあまり大きな差は無かった。
また、発売されたゲームにおいては起用される声優が偏っている(5)。
この時代の全ての作品は、後に別の声優がアテレコしなおしたリメイク版が発売されている(6)。
HBは声優陣をサクラ組から刷新しつつも、従来の路線を推し進めた「人形の館」がヒット。
このゲームは、ちゅぱ音の充実、かぐや消しの導入、マップ移動の形式、など現在にまで続く当ブランドの基本路線が見られる。
さらに、「最終痴漢電車2」「瀬里奈」などをヒットさせ、かぐやブランドを確立する。
BYも声優陣を一新したが、従来の路線から180度変えた妹(ロリ)キャラとの甘い絡みを描いた「妹汁」を出す。
「妹汁」は大きくヒットするのだが、これ以降ヒットが続かずHBに比べると弱い印象になってしまう。
なお、当時は現状の甘い路線に以前の陵辱色も加えたゲームを発売したりしていた。
HBは2004年以降以前のような陵辱路線ではなく、BYの作風のような年上に言い寄られる甘いゲームを数本出す。
これも安定的なヒットを出し、陵辱色の強いゲームを嫌うユーザーに対しても強いアプローチをする。
HBに大きく水を開けられていたBYだが「ナースにおまかせ」の発売で状況が変わる。
原画のchoco chipの絵柄が大きく変わったことと、以前から模索していた年上に言い寄られる作風を復活させ大ヒット。
さらに躍進は続き、同路線を続けた「家庭教師のおねえさん」「姉汁」の大ヒットで一気にHBと肩を並べる。
なお、「ナースにおまかせ」「家庭教師のおねえさん」「姉汁」は、姉3部作としてユーザー内では特に人気が高い。
また新ブランド「DREIZEHN」を発足させる。
実験的なブランドであるが、デビュー作「裏入学」は一部のユーザーからはいまだに強い人気がある。
アダルトゲームブランドとして一定の地位を築いた当ブランドではあるが、2004年頃から作風のマンネリ化が指摘され始めた。
2005年は特に顕著で、発売された新作4本の内、3本が年上に言い寄られるというパターンであった。
これにはさすがにユーザー側からも飽きたと言う声が多くなっていった。
それを受けてか、2006年からは両ブランド共に大きく作風を変え、HBはRPG、BYは学園モノなどにチャレンジしている。
これらの作品は従来のファンからの反発もあり、賛否両論分かれる結果となってはいるが一定の評価を得ている。
また、2007年に新ブランド「Honky-Tonk Pumpkin」を発足させる。
当初は、純愛的要素を押し出す作風が当ブランドのユーザー層に合わず、高い評価は得られなかった。
しかし、売り上げ的には一定以上の水準はキープしており、けして失敗といえるほどの出来ではない。
色々とチャレンジをしていたHBブランドではあったが、最近では原点である陵辱色の強いゲームに戻っている感がある。
特に2008年1月発売の「夏神」は、作中の雰囲気などが過去の代表作である瀬里奈を髣髴とさせている。
BYも、HB同様に過去作をイメージさせる「艶女医」を発売し、姉3部作の頃に戻るのかいう雰囲気が立ち込めていた。
しかし、2008年6月発売の「プリマ☆ステラ」では製作チームを一新し、原画以外はHTPのメンバーが製作している。
HTPの純愛的要素の強さは当作品にも生きており、これにより新規のファンを獲得することに成功した。
現在当ブランドは過渡期であり、ブランドの方向性が定まりきらない状況にある。
しかし、それでも常に2万本程度の売り上げは誇っており、ユーザーからは高い支持を集めている事は特筆すべきである。
エロゲーブランドとしては高い知名度を誇るため、しばしばMADの中でネタにされることがある。
また、最近のBY作品の主題歌を片霧烈火が歌っていたこともあり、その曲をMADに使用されることもある。
最近の作品のプレイ動画は多く上がっているが、ニコニコではエロシーンを削除せざるを得ないために魅力は半減する。
しかし、近年の作品には全てエロシーン付きの体験版が存在しているので、全て無料で体感することは可能である。
要は、ニコニコで見るぐらいなら体験版をやれ!そして買え。
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最終更新:2025/12/08(月) 10:00
最終更新:2025/12/08(月) 10:00
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