アフリカオオコノハズク(けものフレンズ)とは (ケモノフレンズノアフリカオオコノハズクとは) [単語記事]

アフリカオオコノハズク(けものフレンズ)とは、ソーシャルゲームなどのメディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物が擬人化したキャラクター)である。

CV：斉藤佑圭(ゲーム版)、三上枝織(アニメ版)

概要

驚いたりすると細くなる特徴を持つフクロウ(正確にはコノハズク、生物学上の違いはない)、アフリカオオコノハズクのフレンズ。通称「コノハ博士」。助手としてワシミミズク(通称「ミミちゃん助手」)がいる。

森の賢者・知恵の象徴として扱われるフクロウの仲間だからか、フレンズの中でも賢い部類に入り、知識も豊富で頭も回る(ただし実践は出来ない事も多い)。また、ジャパリパークに関する事も深く把握しており、セルリアンの情報も知っている。そんな偉大な知恵を称え、周囲からは博士と呼ばれている。

物静かな性格。元が聴力を武器に獲物を仕留める動物故に静かな場所を好み、騒がしい所はあまり近寄らない。大変臆病らしく、ゲームでの自己紹介文にも脅かさず優しく丁寧に扱うよう要求している(フクロウの幸福の使者としてのイメージを示して言っているのかも)。上記自己紹介文やアニメでの描写から、助手共々図々しい所がある。

会話は丁寧語で「です・ます調」話す。元が隠密に獲物を狩る動物なため、音を立てずに気配を消して飛ぶのは朝飯前。アニメでは無音でサーバルの背後から飛んで近寄り一撃をお見舞いしている。

外見

フクロウの身体的特徴を、無駄なく人型で表現した外見。暖かそうなモフモフコートに身を包んだ女の子。

髪型は、ミミズク族共通の特徴である「羽角(うかく)」がV字アンテナみたいに生え、顔部分の模様も髪の色として表現。髪の一部は黄色くなっているが、それはクチバシを模している。音を立てずに飛ぶ構造になっている羽根も頭部にあり、髪の一部のようになっている。暗闇でも獲物を発見出来る高性能な目は精度は保ちつつ人間の瞳状になり、オレンジ色と黒色の特徴的な色合いもそのまま再現。

元のアフリカオオコノハズクは顔やお腹の羽毛が白く、その他の羽毛も灰色がかっている。それを反映して上記のコートや髪の色は白やグレーとなっており、さらに白タイツを履いている。お尻からはフサフサな羽毛が伸びている。アニメ版第5話では登場しなかったが、ゲーム版では賢者の証たる木の杖を所持。

ゲームでの扱い

どうも……博士です。
”知恵の象徴”とか言われてますが、確かにパークのことは良く知っています。
私たちフクロウは、大変臆病なので……故意に驚かせては、いけません。優しく、丁寧に敬うですよ。

アプリ内プロフィールより

クール属性(青)のレアリティ度2のフレンズとして登場。コストは250・攻撃タイプは近距離・サイズはS。鳥類系フレンズが所属するグループ「まったり浮遊部」に入っている。固有スキル「憤怒博士の怒り」は15秒の間自身の攻撃力が30%アップする。怒らせたら怖いキャラなのかもしれない。

ゲームでは自らを「コノハちゃん博士」と名乗っており、サーバルを始めとした多くのフレンズからもそう呼ばれている。また、ミライ（パークガイド）は「コノハさん」と呼ぶ。

メインストーリーでは第2章に初登場。「森の賢者」を探していた主人公一行の許に、ワシミミズク（ミミちゃん助手）と共に突然現れた。トキの歌の持つ「セルリアンを引き寄せる」特性について相談を受け、その破壊力に辛辣な言葉を浴びせつつも、解決策を調べてくれる。そして、主人公の「お守り」の力の調査と引き換えに、トキの喉の治療を提案するが……。そのオチはトキの記事を参照。

その後、第6章、8章、9章でも登場。若干怪しい言動を見せつつも、その発明力・観察力で、主人公たちを導く。またコノハちゃん博士のキャラクタークエストや、ミミちゃん助手のキャラクタークエストでは、そんな天才博士の意外な一面を垣間見ることができる。

アニメでの活躍

フクロウ目フクロウ科コノハズク属
アフリカオオコノハズク
Northern white-faced owl

第7話「ジャパリとしょかん」で登場。それ以前にも第3話のアルパカ・スリや第5話のアメリカビーバーの会話で「ハカセ」として言及されている。

ジャパリ図書館で暮らしている。フレンズでは珍しく文字が読めるため、図書館内に今も保存されている大量の本を読み、大量の知識を蓄えている(理解できたかは置いておいて)。図書館へ相談しにやって来たフレンズたちを自慢の知識で手助けしているが、その際にお礼を貰うこともあるようで、第7話ではお礼にもらったライブチケットが登場、また第5話ではアメリカビーバーが「博士にジャパリまん三ヶ月分渡さないと……」と語っていた。

フレンズになった事で味覚も発達し、そのため毎回似たような味のジャパリまんに飽き始めた。また、図書館にある料理の本を見た際に「料理」の存在を知り、食べてみたいと興味を示した。

ある日、クイズの森を突破したかばんちゃん一行を見て、特に文字を読めたかばんちゃんをヒトだと判断。ヒトだったら料理を作れると考え、いつもならすぐに質問に答えるところを「自分達は賢いので頭を使う際に栄養がいる。答えてほしければ料理を作って上手いと言わせてみろ」と条件を付け、かばんちゃん達に料理をするよう吹っ掛けた。

何やかんやあって完成した料理「カレー」をワシミミズクとともに実食。最初は辛いとクレームを付けたが、文句を言いながらもカレーの魅力にハマり食べ進め、完食したうえにおかわりまで食べている。なお、このときスプーンを促されてから初めて使い、上から握るような持ち方をしているなど、料理に関する知識が怪しいところがうかがえる。

カレーを食べ終わった後、試験に合格したかばんちゃんに質問の答えとして、「かばんちゃんはヒトである」という事実とヒトの大まかな特徴を教えた。その後、ヒトの住んでいそうな場所を探しに向かう一行に"PPP復活祭握手付きVIP待遇チケット"と謎アイテムを渡し、帰ってきたら料理を作ってもらう事を約束してワシミミズクとともに見送った。その際、かばんちゃんに「（セルリアンを）見かけたら、さっさと逃げることです。おいしいものを食べてこその、人生なのです」と忠告を与えるとともに、ずっと無表情だった博士・助手コンビが初めて微笑みを見せている。

本作に関する謎に精通しており、ワシミミズクとともに「ジャパリまんの材料を作る畑がある(料理する際の材料となる野菜などもそこから「ちょい」した)」・「パーク内の施設はラッキービーストらが整備維持している」・「パーク内の施設はヒトが作った」・「フレンズは動物をヒト化したもの」・「ヒトは既に絶滅している（ただし、どこか知らないところに今も居る可能性にも言及）」・「ヒトはある日突然いなくなった」・「セルリアンはなぜかヒトの近くによく居た」など、多くの謎について言及しており、作中の世界観判明に一役買っている。考察班にとって有難いフレンズ。

この第7話では「いけふくろうカフェ　なかじまおねえさん（とうきょう）」によるコノハズクらの解説も挿入された。外見や表情について語るその解説の後ろでは、コノハ博士が本を読みつつホバリングしている。ちなみに本当は「なかじま」じゃなくて「なかしま」らしい^[1]。