アリス・マーガトロイドとは (アリスマーガトロイドとは) [単語記事]

アリス・マーガトロイドとは、ZUN(上海アリス幻樂団)制作の弾幕STG「東方Project」作品内のキャラクターである。

旧作に登場した「アリス」に関しては「アリス（東方Project）」を参照。

→東方Projectの登場キャラクター

テーマ曲: 人形裁判～人の形弄びし少女

アリス・マーガトロイドのテーマです。
アリスはシリーズ的にちょっと特別なキャラなので、気合いを入れて作曲しました。
(て言うと、他の曲は手を抜いているみたいですが)
戦闘の切羽詰まった感の中にも、お互いの心に余裕が見える程度な曲を目指しています。
この心の余裕こそが彼女達の美徳なのです。
　・・・(美徳は)ゴスロリ、じゃないですよ(笑)

概要

魔法の森の洋館に住む生粋の魔法使い。区分としては妖怪（人の姿をした人以上の力を持つ者）にあたる。
金髪で肌の色は薄く、人形みたいな姿をしている。
身長はやや高いグループ。

東方求聞史紀には元人間であったと記述されているが、これは阿求による記述であり正式な確定設定という訳ではない。東方旧作では魔界に住んでおり、神綺の発言では魔界の全ては神綺の創造物であるらしいが…。
参考→アリス（東方Project）
妖々夢で「折角、旧友と出あったと言うのに手土産はあんたの命だけかい？」と言っているのは、旧作での設定を受け継いでいる事からの発言であるとも考えられる。しかし作者であるZUN氏によると、旧作のアリスと現在のアリスは一応同一人物であるが、旧作の設定は一掃されており特に関連性は無く別人だとも言っており、どこまでの設定を反映しているかは不明。そういう点では旧作とは余り関係なく求聞史紀の「元人間」の記述が真実である可能性もある。萃夢想アリスストーリーでは萃香に「魔族」と呼ばれている。これは『"魔"法使いという種"族"』という意味だとする意見もある。

求聞史紀では捨食の魔法を習得しているとされているが、食事も睡眠も人間と同じ様にとる。睡眠を取った方が事態は良い方向に進むことを知っている為、永夜抄では人間である魔理沙よりも先に眠る程である。また捨虫の魔法を習得しているかどうかは不明。アリスが求聞史紀の記述通りに元人間であるなら人間と同じ様に寿命を迎える可能性もある。

性格は魔法に執着するが他人には無関心。森に迷った人間は快く泊めてくれる他、三月精では道に迷ったと言った妖精ら『自称妖怪3人』を部屋に招き、紅茶とお菓子でもてなすといった世話焼きな面が見られる。

「迷ったのなら体があたたまるまであがっていきなさい」
「今あたたかい紅茶が入ったわ」
「どう？部屋は寒くないかしら？」
「迷い歩いてすっかり体も冷えちゃったでしょうしゆっくり暖まっていくと良いわ」

しかしその後、サニーミルクがでまかせの話の中で魔導書を盗もうとしていた事を口にした為に怒らせている。

萃夢想では十六夜咲夜を自ら夜の森の外まで送ろうとしていた。

魔理沙との関係は妖々夢の時点で「犬猿の仲」であり、永夜抄の時点では「仲が悪い」とされていた。また、地霊殿の魔理沙の紹介文にも「魔法使いの為、魔法を使う妖怪と相性が良い。ただ、余り好かれてはいない。」と書かれている。地霊殿会話からすると2人は仲良くTVゲームでもしていそうだったりする。TVゲーム自体は東方香霖堂にて、一時的に森近霖之助がゲームボーイを持っていたことがあるので、実際にしている可能性も十分にある。因みにアリスが魔理沙に何か物を盗まれた描写は今のところ公式では一度も無い。

能力

魔法を扱う程度の能力(妖永)
人形を扱う程度の能力(求地)

体術は普通だが、とても器用で大量の人形をあたかも生きているかのように操る事が出来る。その器用さは幻想郷の中でもピカイチである。

求聞史紀によると、数体の人形にそれぞれ別の動きをさせ、時には連携させたり完全に非同期で動かしたりする事が出来、とても操作しているとは思えないとされる。それについて魔理沙は「全部自分で操ってるって言ってたけど、物凄く嘘くさいぜ。」とコメントしている。人形に人形を操らせる事すら出来る。

人形操術は戦闘から炊事に洗濯まで用途が広く、祭りになると人々の前で人形劇をしたりもしている。また、人形に時々命令をすることで自立人形の様に動かすことも出来る。三月精では12体以上の人形に屋根の雪下ろしをさせながら屋内では炊事もさせていた。この時人形達に感情があるかのような描写がなされている。

地霊殿では貸し出した人形は火に大丈夫だが仕込まれた火薬に地下の灼熱地獄が引火したら大変だと話し魔理沙に抗議されている。勿論地霊殿では人形は勝手に爆発したりしない。また人形に魔力を籠める事でも爆発させることが出来る。

EDにて人形がカタカナで喋る様子が確認された。アリスが操作して言わせたのか、半自立の人形が勝手に喋ったのか、甚だ謎である。因みに永夜抄のバックストーリーでは何者かがアリスの言葉にひらがなで相槌をうっている。

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二次創作ネタ

百合やツンデレや孤独等の二次設定が存在する。
勿論、全て公式には全くない設定である。
孤独を例に挙げれば、永夜抄のキャラｔｘｔの一人で居る事が多いという記述を大袈裟にしたものだとの意見もある。
また、東方文花帖収録の漫画に百合ネタがあるが、あれは漫画を描いた各人が好き勝手に書いたもので、公式ではない。区分ではアンソロジーであり、商業の同人誌と思っていい。