ウェザーニュースLiVEとは (ウェザーニュースライブとは) [単語記事]

ウェザーニュースLiVEとは、株式会社ウェザーニューズが配信するお天気系生放送番組である。

概要

2009年から放送されてきた「SOLiVE24」がアップデートしたものとしてスタートする新しい天気番組。元々の放送開始予定は2018年4月1日（日）であったが、改編の目玉である予報センターに設置したスタジオの準備等が間に合わず同年4月16日（月）6時からのスタートとなった。この日は偶然にも「ソライロの日」である。

SOLiVE24よりもさらに気象の話に突っ込んだ内容になっている。この改編により、運営が厳しくなる配信サービスや番組が終了・お休みとなった。

ちなみに、かつてSOLiVE24内で放送されていた、株式会社ウェザーニューズの今をLiVEする番組「weathernews LiVE（ウェザーニューズライブ）」とは全くの別物である。

SOLiVE24と変わった点

メインのスタジオが幕張テクノガーデン2階Cスタジオから予報センターがある同23階フロアへ移動。
- 予報センターとの連携、速報性を強調する演出が意図され、開始時はスタジオと予報センターが透明の板で仕切られて予報センターの様子が丸見えになっており、1980年代前半からテレビの報道番組で採用されたいわゆる「ワーキングスタジオ」風になる（ただし「SOLiVE24」最初期の「SOLiVE」レーベルの番組はこの形だったという）。しかし、キャスターと背後の業務中の予報センターのスタッフの動きが被ることも多く見ずらかったのか初日の内に目隠し的な模様が追加され、その後ブラインド状の模様が施されたが、全般的に寒色系を多用した報道番組色の強いセットとなった。
- 一方で、夜間帯や真面目な予報センターでは扱いづらいものは変わらず「SOLiVE24」のメインスタジオであった2階Cスタジオから放送された。（ウェザーロイドとか）
- 2019年に23階スタジオの面積を3倍に拡張の上リニューアルし、7月8日からは全編このスタジオからの放送となる。予報センターの中にあるという雰囲気を残しつつ、LED照明を用いて時間帯によって色合いを変える背景や装飾も加えられるなど、リニューアル前に比べ華やかさが加味されスタジオとしての機能もアップさせた。
  メインテーブルを中心に、気象解説用の大型モニターを配置した「ビッグ」、キャスター交代のクロストークや一部のウェザーリポートの紹介に用いる２画面モニターを設置した「ツイン」、およびクロマキー合成の壁を設置したゾーンを配置。それらを内容に応じて使い分ける形となる。また、「ウェザーロイドの時間」も23階スタジオにウェザーロイドを登場させるようになった。
「SOLiVE24」とは異なり、解説担当の予報センターの気象予報士もスタジオに入り、MCのウェザーニュースキャスターとの直接の掛け合いを中心とした内容になる。深夜帯の地震発生や気象警報発令などの非常時を除き、「SOLiVE24」の一部で行われていた気象予報士やウェザーニューズ社の社員がMCを務めることは無くなった。
気象、天気、季節、防災（減災）に関してもっと詳細に突っ込んでいく。定時番組に代わって時折編成される特別番組もこの方針に沿っており、「SOLiVE24」で愛されていたバラエティー性の強い企画は基本的に「ウェザーロイドの時間」のみとなったが、MCによる緩いフリートークのほか、キャスター交代時の時に女子トークと化するクロストークのコーナー、ウェザーリポートや各種媒体からのコメント投稿にMCが適宜反応するスタイル、一定のハプニング発生といった根本的な部分は維持されている。
開始当初はキャスター出演番組が6枠から5枠に減。9時と16時には1時間の大インターバルタイムを設定（番組改編に合わせてキャスターが8人に減っており、やりくりが付かなかったものと思われる）。第2チャンネルで実施していた振り返りも休止となり、第2チャンネルは事実上使用停止となっている。なお、23時からのキャスター無し枠「ウェザーニュースLiVE」の冒頭に当日の「モーニング」から順にウェザーリポートの投稿画像・動画とキャスター交代時のクロストークのダイジェストが流れる。
- その後、檜山、駒木キャスターの加入もあり、2018年12月の番組改編により9時台と16時台のインターバルは消滅、「サンシャイン」が復活し6枠に戻った。

現状

開始当初は気象情報を伝えることを前面に押しすぎたこともあって堅い雰囲気になったと受け止められ、（終盤は引き締められていたとはいえ）全般的にバラエティー色も強く緩さを押していた「SOLiVE24」とのギャップに戸惑う評も見られたが、個性的な新キャスターの加入や、クイズやウェザーリポート以外の投稿コーナーの枠を長めに取るなどの手直し、ニュース番組調になったものの中の人は変わっていないため、相変わらず多いハプニングをも小ネタに昇華してコメントと会話する精神は健在であるなど、回を重ねるごとに硬軟のバランスが取れ、「SOLiVE24」で培われた「双方向で緩い」匂いも残しながら開始当初のコンセプトであった番組のアップデートが果たされてきた感がある。また、VTuberブームによって「WEATHEROID TypeA Airi」が再評価された事で新規の視聴者も獲得している。
一方、地震や台風といった災害につながる突然の異常気象の発生時における緩さのない即応性の高さは特筆すべき点であり、他メディアと違って自前ですぐに事象の解説ができ、視聴者からすぐに送られてくるウェザーリポートやコメントによって即座に現地の状況が届くなど、長年続けてきた双方向型24時間生放送気象専門番組の強みが生かされている。ニコニコ生放送においても異常気象時は生放送のトップページにリンクが貼られるようになっている。

タイムテーブル（2019.7.8～）

時間	タイトル	備考
05:00～	ウェザーニュースLiVE モーニング	5:00～5:30はBSフジ、月～金の6:00～8:00は三重テレビ放送第2チャンネルでも同時放送
08:00～	ウェザーニュースLiVE サンシャイン	月～金の8:00～8:30は三重テレビ放送第2チャンネルでも同時放送
11:00～	ウェザーニュースLiVE コーヒータイム	月～金の12:00～12:29は三重テレビ放送第2チャンネルでも同時放送
14:00～	ウェザーニュースLiVE アフタヌーン	月～木の15:20～16:00、金の15:20～17:00は三重テレビ放送第2チャンネルでも同時放送
17:00～	ウェザーニュースLiVE イブニング
20:00～	ウェザーニュースLiVEムーン	木曜日のみ22:00より「ウェザーロイドの時間」
23:00～	ウェザーニュースLiVE	冒頭に1日の放送を振り返り非常時を除きキャスター等の出演なし

出演者一覧

　番組を進行するウェザーニュースキャスターには担当時間帯の傾向はあるが、厳密に担当曜日・担当時間が固定されているわけではなく、また傾向も変わることがあるため、随時公式サイトの番組表を確認のこと。キャスターは原則1人1枠(3時間)担当だが、やりくりの関係で稀に1枠半(4時間半)を担当するケースもある。また、解説担当の気象予報士も厳密な担当曜日・時間の固定はなく、出演頻度の差も大きい。

ウェザーニュースキャスター（始期なしは「SOLiVE24」から続投）
- 山岸愛梨(あいりん)
- 江川清音(さーやん) ※2020年1月～2021年3月は産休・育休により出演なし
- 松雪彩花(あやち)※2021年10月9日〜当面の間産休・育休により出演なし
- 白井ゆかり(ゆかりん)
- 高山奈々(ななちゃん)
- 角田奈緒子(なおちゃん)
- 檜山沙耶(さやっち)　（2018年10月17日～）
- 駒木結衣(ゆいちゃん)　（2018年10月18日～）
- 内田侑希(ゆっきー)　（2020年4月6日～）
- 武藤彩芽(あーちゃん)　（2020年4月7日～）
- 大島璃音（2021年12月3日～）
- 戸北美月（2021年12月3日～）
過去のウェザーニュースキャスター
- 鈴木里奈(りなっち)　（～2019年4月25日）
- 眞家泉(いずみん)　（～2021年3月27日　テレビ朝日「報道STATION」気象キャスターへ異動）
  ^{※引き続きウェザーニューズ所属}