エアロミディとは (エアロミディとは) [単語記事]

エアロミディとは、三菱ふそうトラック・バスが販売している中型バスのブランド名である。

概要

長さ9m幅2.3mのエアロミディMK、長さ7m幅2.3mのエアロミディMJ、長さはMJと同じ7mながら幅を2mに狭めたエアロミディMEの3種類に大別され、現在製造・販売されているのはエアロミディMKのみである。

一時は自社グループでの製造をやめ、日産ディーゼル（UDトラックス）からスペースランナーRM・スペースランナーJPのOEM供給を受け、エアロミディ-Sとして販売していたことがある。

長さ9m幅2.3mの路線バス。かつては観光・自家用も設定があったが現在は路線向けノンステップバスのみがラインナップされている。

1999年からは長さを10.5mにストレッチしたいわゆる中型ロング仕様もラインナップされていた。当初ノンステップモデルは中型ロングのみの設定だったが、9m車にも2004年からノンステップモデルが追加されている。

長さ7m幅2.3mのバス。観光・自家用と路線用の設定があり、末期は観光・自家用のみの設定だった。

2000年から2004年まではMJにも9mノンステップモデルが設定されていた。リアオーバーハングをそのままにホイールベースを延長したことから、中ドアが車体後部に偏っている。「ダックスフント」という通称で呼ばれた。

2004年に国土交通省標準ノンステップバス仕様に適合しない7mノンステップ、9mノンステップが製造中止。2007年には観光・自家用モデルも製造中止となっている。

長さ7m幅2mのバス。路線用のみの設定でエアロミディシリーズ最小モデル。

回転半径が小さく、コミュニティバスへの導入例が多かったが通常の路線バスへの導入がなかったわけではない。2007年製造中止。ちなみに整備解説書によると、エンジンの取り外しにフォークリフトが必要とのことである。

日産ディーゼルスペースランナーRM・スペースランナーJPのOEM車。車両そのものの設計・開発は日産ディーゼルが担当しているが、三菱ふそうもエンジン・リアバンパーとその周辺の開発で関与している。車体は日産ディーゼルのバス御用達の車体メーカー西日本車体工業製。

2010年販売終了。