エステル＝ローゼンタール

エステル＝ローゼンタールとは、漫画『とある科学の一方通行』に登場する魔術師である。

概要

「ローゼンタール家」23代目当主の少女。魔術師で分類は死霊使い(ネクロマンサー)。

天然でどこかズレており、男性に肌を晒す事に対して羞恥心も抱かない。また、典型的な機械音痴なので機類をまともに扱えない。一方通行曰く「世間知らず」。

プロデュースと呼ばれる「自分だけの現実（能力）の宿る場所の研究」にスーパーバイザーとして招集され、菱形幹比古と菱形蛭魅と出会い、友人となる。
だが、研究中に事故で蛭魅が死亡し、エステルは蛭魅を蘇生させるために死霊術を使用。「檮杌」…彼女が操る死靈の魂魄を憑依させたが、不完全に起動して「何者」かが蛭美の身体に憑依している事に気づく。
エステルはすぐに取り止めさせようとしたが、幹比古が本物の蛭魅と断定してエステルの言い分を聞かなかった事を契機に、研究チームと袂を分かつ。

その後、エステルはある情報を持って逃亡。DAに追われている所を一方通行によって助けられた。

一方通行に対しては敬意を込めて「先生」と呼んでいる。

ローゼンタール家

魂魄を操る邪法「死霊術」を受け継ぐ家系。「薔薇渓谷家」とも。
「完全なるゴレム」…完全なる魂魄と完全なる身体を持つ「神」を生み出す事を目的としている。

祖オベドが死体に魂魄を植え付け、人間の脳を使って知性を獲得する技法を見出したが、ラビでは認められずに異端視され、故郷を放逐。やがて彼は東洋に流れ着く。
4代目イサクは、中国・道教の「跳尸術（尸体＝キョンシーを操る術）」を取り込み、現在のローゼンタール流の死霊術を編み出した。
5代目ネイサンによってそれが実戦的に昇華された。「檮杌」「饕餮」「渾沌」「窮奇」という4つの符に込められた高性能な疑似魂魄を死体に定着させて操り、人間以上の力を獲得している。

ナンバーズ

ローゼンタール家が使役する疑似魂魄。「キョンシー」と似ているが、完成度はその比ではない。

名前の元ネタは中国神話の怪物。禍斗以外は中国の四凶に由来する。

禍斗(かと)

エステルが能力者の少女「人皮挟美」に憑依させた疑似魂魄。「薔薇渓谷家参式(ローゼンタールサードナンバー)」に分類されるが、上記4つのナンバーズとの違いは不明。
途中からの参戦だがエステルを守護する良き従者のポジションとなった。

素体の人皮は、経緯は不明だが川に飛び込んで自殺したレベル2の発火能力者。

檮杌(とうこつ)

ネイサンが生み出したナンバーズの一種。
本編開始前にエステルが蛭魅の身体に憑依させたが、不完全に起動し「何者」かが蛭魅を操っていた。

一度起動した時に悪魔に干渉されている旨をエステルに伝えたが、実はその悪魔は……。

饕餮(とうてつ) / 窮奇(きゅうき) / 渾沌(こんとん)

この三体のナンバーズはいずれも学園都市の能力者(死者)に憑依し、能力者をコアとした棺桶と呼ばれる科学兵器に使われている。
棺桶は蛭美を絶対能力者(レベル6)に進化させる為の機械らしい。

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関連項目

• とある魔術の禁書目録
• 一方通行(アクセラレータ)
• 打ち止め(ラストオーダー)
• 娘々(とある魔術の禁書目録)・・・道教の魔神