エデン条約編とは、NEXONが開発するスマホゲームアプリ、「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」のメインストーリーVol.3のタイトルである。
1章から4章までのシナリオから成っている。トリニティ総合学園の補習授業部を中心にストーリーは展開され、トリニティ総合学園、ゲヘナ学園、アリウス分校の3校がストーリーで重要な役割を担う。1章から3章でエデン条約を巡る事件を、4章では3章後のアリウススクワッドを中心とした事件を描いている。
Vol.1の「対策委員会編」の後のストーリーであり、Vol.1を読んでいる前提で話が進行する場面がしばしばあるため、Vol.1を読んだ後に読むことを激しくオススメする。
本ストーリーで新しく始めたプレイヤーのブルーアーカイブの印象、所謂「ヤンクミ」「一之瀬アスナ(バニー)」「ふともも」といった印象を改め、ただ泣きに泣き、一生ついていくと宣言するプレイヤーも多いのだとか。
ブルーアーカイブのメインストーリーは2023/2/23時点でVol.5まであるのだが、その中でもエデン条約編への評価は非常に高い。ブルーアーカイブをオススメする理由の上位に入ってくるのは、「ストーリーが魅力的だから」ではないだろうか。要因として、伏線の緻密さ、キャラクターを映えさせる演出、青春の眩しさ、交錯する謀略と不信、絶望と希望、決して諦めないヒロイン…等々が挙げられる。エデン条約編を読んで感情が爆発した新人の、興奮覚めやらぬままに打たれたツイートはもはやブルアカ風物詩であろう。
「ブルアカはやってたけど辞めた」という人に対して、『お前エデン条約編読んだか?』と確認する光景を筆者は非常に多く目撃するのだが、これは「エデン条約編は良いストーリーなので、読んでしまったら辞めるという選択はしづらいだろう」というエデン条約編への絶大な信頼に起因している。このことからもわかるように、エデン条約編はブルアカの多くのユーザーに愛されているストーリーなのである。
ブルーアーカイブの舞台であるキヴォトスには、「七つの古則」というものがあるのだが、その5つ目、
『楽園に辿り着きし者の真実を、証明することはできるのか?』
という問がエデン条約編に大きく影響を与えている。この問は逆説、パラドックスとなっている。
もし楽園という物が存在するのならば、そこに辿り着いた者は至上の満足と喜びを抱くがゆえに、永遠に楽園の外に出る事はない。もし外に出たのであれば、つまりそこは真の悦楽を得られるような、本当の楽園ではない。「存在しない物の真実を証明することはできるのか?」
この問に答え、実行していくのが2章、3章である。
このセリフは旧約聖書に出てくる物である。詳しくは元記事をご確認されたし。
全ては虚しい。 どこまで行っても、全てはただ虚しいものだ。
ブルーアーカイブにおいては、アリウススクワッドがしきりに使用する言葉であり、アリウススクワッドを象徴する言葉として定着している。略語はヴァニヴァニ、バニバニ。
ここから先、ネタバレが含まれます。閲覧に注意して下さい。
2023/1/22に投稿された、【ブルアカ】4th PVにて、エデン条約編で訪れたかもしれない、バッドエンドが示された。
こんな暗くて憂鬱なお話を変えたのは、先生の選択、「大人の責任」に他ならないだろう。
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最終更新:2025/12/15(月) 17:00
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