「この世界にはルールがあった」
エンゼルゲームとは、「ニコニコで漫画を描いてみた」にて連載されている漫画作品である。
概要
原作は『戦勇。』の春原ロビンソン、作画は町田とし子。
突如来てしまった不思議な世界に存在する"ルール"に翻弄されていく少女たちを描いた物語である。
毎週金曜日に更新されている。
世界について
登場人物がたどり着いた町は、不思議な異空間なのか、誰かが用意した現実の町なのかは不明だが、この世界に来たタイミングや手段こそ異なるものの、どの人物も同一の世界にいると思われる。
- 住人と思われる人影は全く見あたらない
- 電気・水道・ガスなどは普通に使える
- 冷蔵庫などにもしっかり入っているほど、食料は豊富にある
- 多種多様な武器が置いてある(ナイフ、刀、銃、バズーカ、モーニングスターなど)
- 置かれている武器を見たり手にとったりすると、最初から知っているかの様に名前や使い方が思い浮かぶ
- 日が落ちて暗くなるので時間の概念はある
- 空に浮かぶ雲は全く動いていない(第6話で柚子が気づいた)
- ぬかるんだ道があるので雨が降る可能性はある
- 抜け出そうとしても町に戻ってきてしまうらしい
登場人物
- 空宮ナツ
- カナと共に映画館に行こうとして、地下鉄の出口からこの世界へ来た。クッキーを貰う為なら卑しい雌豚になれる。
反論や疑問は、カナの笑顔でことごとく不問にされている。
- 平賀加奈
- ナツと共に映画館に行こうとして、地下鉄の出口からこの世界へ来た。食べ物の具合を確かめるときはナツを毒味に使う、ややSが入った少女。
第2話にて死亡。流血が見受けられるが死因は不明。
- 花火
- 第3話から登場。朝起きると栞と共にこの世界へ来ていた。百合の気あり。栞とは空手道場で知り合った幼なじみの関係。登場時点で既に"ルール"を知っており、誰かとの接触時には、自分が死ぬ事を条件として話を栞に言わないよう懇願している。
- 栞を元の世界に戻すために自殺しようとしたが、栞に説得されて一緒に生きて帰る方法を探す事を選ぶ。しかしその直後に栞を殺されてしまい、栞を殺した相手の友人である山中を狙う。
- 栞
- 第3話から登場。朝起きると花火と共にこの世界へ来ていた。空手道場の娘だがやや病弱(見学による運動不足か本当の病弱かは不明)。花火とは空手道場で知り合った幼なじみの関係。"世界のルール"については特に知らないと思われる。
- 第5話にて死亡。栞のために自殺しようとする花火を説得して思い留まらせる事はできたが、その直後、隠れていた第三者に撃たれる。
- 紅葉
- 第6話から登場。柚子と共にこの世界へ来た。"西校一のチョウチンアンコウ"を自称(正しくは昼行灯)。お好み焼きにケチャップをぶちまけた事で柚子から"度を超えたゲス野郎(エレメンタルノート・ハッピーパレード)"の二つ名をもらう。
- 柚子
- 第6話から登場。紅葉と共にこの世界へ来た。相手に友達ポイントをつけていて紅葉は現在-675P(後に+5P)。置かれている状況に対し自分達が順応しすぎている事に疑問を持っている。理知的で論理的ではあるが、鬼やサンタを信じているというメルヘンな部分もある。
- 山中
- 第7話から登場した少女。語尾に「ッス」をつけるのが特徴。殺し屋に追われているらしい。しかし説明した"ルール"が嘘であったり(柚子・談)、紅葉に襲われた時には、片手を後ろに回し、武器を隠し持っている様子を見せるなど、不審な行動も多々見受けられる。
- 第5話にて栞を殺した少女の友人である。栞を殺した友人は既に元の世界に帰ってしまっている為、代わりの復讐対象として花火に狙われている。
- ブラッディおじさん
- 別名サンタクロース。鬼に失礼な事を言うと、二度とプレゼントを届けに来なくなる。さらに、鬼に失礼な行為をはたらくと、報復として、失礼な事をした人間の皮を剥いで服の一部にしてしまう。
"ルール"について
※第9話時点
- 相手を殺す事で、自分が元の世界に戻る事ができるらしい(詳細は不明)
- 自分が死ぬ事で、誰かを元の世界に戻す事ができるらしい(詳細は不明)
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殺し屋がいるらしい(職業か、"ルール"において与えられた役割かは不明)
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【山中説明ルール】日本各地から無差別に人が集められてくる
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【山中説明ルール】集められた人間は殺し屋と殺され屋に分かれる
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【山中説明ルール】殺され屋は殺し屋から5日間逃げ切れば家に帰れる
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【山中説明ルール】殺し屋は殺され屋を殺すことで家に帰れる
- 誰でも誰かを殺せば帰れる
ルールについてはどの様にして知るのかが不明のままである。登場時点で"ルール"を知っている者もいれば知らない者もおり、個人差があるようだ。
第8話において山中が"世界のルール"を簡単に説明している。しかし、柚子は「話したルールは嘘だ」と判断しており、確定的とは言えない。第9話にて、説明したルールが嘘である事を認めた山中が懐柔されてしゃべった事で、本来のルールが明らかになった。しかし、花火が自殺を図った際には「自分が死ねば栞は帰れる」と言っている事から、「相手を殺す」以外のケースにも何かルールがあるものと思われる。
関連動画
関連項目