カール・フリードリヒ・ガウス 単語


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カールフリードリヒガウス

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カール・フリードリヒ・ガウスは18世紀末から19世紀にかけてのドイツの数学、天文学、物理学者。恐らくは人類史上最強の数学者であり、誰が呼んだか「数学王」の異名をとる。対抗できるのは多分オイラーぐらいしかいない。

概要

言葉を覚えるより前に計算を始め、5,6歳で父親を凌駕。15歳にして素数定理を予想し、18歳の時には既に当代最強になっていた。その後はヨーロッパ数学界のドンとして君臨し、ほぼ無敵のまま生涯を終える。

主要業績は……当時の数学のほぼ全分野。他の数学者全員が得た大半の事実は、ガウス一人が独自に、しかも数年から数十年早く発見している。まさしくチート中のチート数学者である。

もっとも、生前はそれらをほとんど公にせず、手紙で知人に伝えたり、日記に発見を書き残したものが多くを占める。言わば数学は趣味。何か新発見を聞く度に「それなら私が昔やった(キリッ」としか言わなかった為、まじめなルジャンドルなどは「ガウスは天才を笠に着て全部自分の手柄みたいにいうヤツだ」と思ってたようである。

またあるときは、ゼーバーという数学者がある問題を証明しようと発表した248ページから成る論文(がんばったのだろうが途中までしか証明できず結局未完成のまま発表した)を書評で取り上げ「頑張りは認めるけど、論文の内容は数語にまとめられる」「それらの重要な部分は30年前に私がやった(けど細かいことに興味無いから全部やらなかっただけなんだよね(キリッ )」「この書評のなかで彼の説を完成させることに貢献する(俺が本気出せばこんなもんヨユー)」と知らない人が読めば、中二病患者か名人様かと思うようなことを書いた後、たった1ページ半 40行ほどの計算をしただけできれいに証明を完成させてしてしまった。
ガウスからすれば、頑張って長い論文を書いた無名の学者に助け舟をだしてあげた ぐらいの気持ちなのかもしれないが、ゼーバーは精神的にフルボッコにされたような気分になったであろうことは想像に難くない。

ガウスの死語40年ほどして遺稿が整理されると……まあ出るわ出るわ。生前からガウスは「何か隠してる」とウワサになっていたのだが、予想を遙かに凌駕する内容に数学者達は度肝を抜かれたのであった。ガウスは絶対にハッタリを言わぬ人であったッッ

ある調査によれば、ガウスがもしコンスタントに業績を発表していた場合、大体50年数学を進めていたとされている。まさに事実は小説よりも奇なり。こんなキャラをフィクションに出してもリアリティ0です。

能力

全パラメータがカンストで何でもできた。

以上である。

超絶レベルの計算能力、精緻極まる論理性、自由で豊かな発想力を全て兼備。歩く数学百科で知らないことは何もなく、純粋数学、応用数学を問わず全域で超性能を発揮した。『整数論』によって数学そのものの革命も起こしている。ほとんど「ぼくの かんがえた さいきょう すうがくしゃ」状態だが、実際にそういう人だったので仕方ない。

従って「ガウス最強説」の論拠は簡単である。これ以上は物理的に無理

全盛期のガウス伝説

  • 「整数論」の最初の方はフェルマー、オイラー、ルジャンドルらの数論史まとめ。ただしガウスに言わせると「ほとんどの定理は少年時代に自力で見つけた(キリッ 」
  • リアル中二時代のガウスは素数で一山当てようと頑張るも成果が上がらない。面倒になったので「素数の分布を確率的に統計処理して大体の傾向をつかめばいんじゃね?」と考えて素数定理を発見。計算は一日十五分。俺そんな暇じゃないし(キリッ
  • 高校生ぐらいの歳に初めてオイラーを読んで、自分の発見をほとんど先取りされていたことに大ショック。しかしオイラーがやっていない定理もあったことに自信を持つ。
  • 楕円関数では三十年後に後輩のアーベル、ヤコビに追い抜かれた。何故なら楕円関数を見つけた一月後にモジュラー関数まで進んで放ったらかしにしたから。モジュラー関数が世に出てくるのはアーベル達からさらに二十年後。
  • ある時、数値計算で約4.81048という極限値を得る。
    これを見たガウス:
    「自然対数を取ると1.5708...=π/2?」と即座に予想。
  • 非ユークリッド幾何学を提唱したヤノーシュ・ボヤイは、父がガウスの親友だった事からガウスに論文の批評を依頼。帰ってきた返事は「良くできてるけど褒めると自画自賛になっちゃうんだよね。二十年以上前に同じ結果出てたから。周りがうるさいから発表しなかったけど(キリッ 」。ヤノーシュはヤケになって以後人生を投げてしまう
  • コンピュータ時代に発展する高速フーリエ変換アルゴリズムを何故か知ってた。
  • ちなみに、ガウスはごく普通の煉瓦職人の息子であり、両親の家系を追っても学術的才能を示した人物など全くいない。天才数学者は数おれど、ここまで極端な突然変異はガウスぐらいのものである。

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  • 数学
  • ガウス平面
  • 整数論

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