キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグとは (キシュアゼルレッチシュバインオーグとは) [単語記事]

キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグとはTYPE-MOON作品の登場人物の一人である。

といっても本人が直接登場することは少なく、会話の中などでの登場がほとんど。

CV：西前忠久（Fate/stay night [Réalta Nua]）

概要

「魔道元帥」、「万華鏡（カレイドスコープ）」など多くの二つ名を持つ、死徒二十七祖第4位。現代に残る五つの魔法のひとつ、第二魔法を行使する。

外見は厳かな雰囲気の老人といった感じだが悪に義憤し善を嘲笑い、空条承太郎に例えられるような人物であるらしい。突然現れては戯れに弟子を取るが、彼の弟子となった人物はその大抵が破滅してしまう。

その魔法使いとしての能力は「平行世界の運営」。平行世界を行き来し、操る能力であり、ゼルレッチが観測するとその平行世界は事実となる。平行世界から魔力を際限なく集めて使う宝石剣や、平行世界の自分が持つ能力をこの世界の自分にインストールできるカレイドステッキなど、面白くシャレになっていないアイテムを多く作成している。

また、魔法使いの夜では、時間移動による過去改変なども（これこそが第五魔法だと思われていたが）実際には第二魔法の領域であることが蒼崎橙子によって語られており、ゼルレッチは世界を横（平行世界）だけでなく縦（時間軸）でも操ることができると判明した。

他作品同士のキャラクターが出会える喫茶店アーネンエルベを建てたのもゼルレッチであったりと、TYPE-MOONの世界観を語る上で絶対に欠かすことの出来ない人物である。

月姫におけるゼルレッチ

死徒二十七祖の一角に数えられる死徒。本編には登場しないが、シナリオ上の重要人物である。

（歌月十夜の記述から計算すると恐らく）1400年ほど前に、朱い月のブリュンスタッドに「気に入らない」という理由で喧嘩を売り、勝利。この際には朱い月が作り出した虚像の月を、平行世界から集めた力を使った無限エーテル砲で迎撃したという。勝利したはいいがその時に相打ちに近い形で血を吸われ、死徒となる。その後は老け込み、全盛期ほどの力は無くなった様子。

アルクェイドの成人の儀の時に会いに来ており後見人になる。その時はアルクに「ゼル爺」と呼ばれていた。
まほ箱ドラマCDではケータイさん（ゼルレッチと旧知の仲である二十七祖の二十七位・コーバック）に「爺さん元気？」と尋ねている。