クレイエレメンタルとは、TCG「カードファイト!! ヴァンガード」のクラン(組織)の1つ・・・という扱いの存在である。
【クレイエレメンタルとは?】
「クレイエレメンタル」とは、惑星クレイを構成する幾多の要素に纏わる精霊の総称。
代表格である火・水・風・地・光・闇の属性には、特に多量の精霊たちが宿っている。
微細なクレイエレメンタルが幾万幾億と集まり、巨大集合体となった姿は「エレメンタル・オリジン」と呼ばれ、
星にすら影響を与える力を持つという。
これらは本来、ごく一部の「ノーブル」や「ドラゴン」をはじめとする高位の存在でないと目視する事はできない。
しかし、昨今の「超越」発生に紛れて、クレイエレメンタルと見られる精霊の目撃情報が世界中で徐々に増加している。
シリーズが「カードファイト!! ヴァンガードG」になる前後(時期で区切ると5期開始時)から登場したカード群。
今までとは違い、特定の国家に属さない初のクランであり、公式に所属するユニット全てが種族「エレメンタル」。
同時に以下の効果を共通して所持する。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
即ち、今までのヴァンガードに存在しなかったワイルドカード的存在のカードである。
なお、クラン指定のない《ハーモニクス・メサイア》も、実質このクランとして扱われる。
このテキストのため、「同じクランに属しないカードが存在すると発動する」デメリットがあっても問題なく起用できる一方、「別のクランが存在すると発動する」デメリットは発動してしまう。
この問題に直面するカードは殆どが古いグレード3のカードだが、中にはそういったカードを指定して強化したデッキも存在するため、構築の際は十分注意したい。
その方向性上、ゲームバランスを壊すようなパワーカードは殆どない。
一方で、特定の戦術をフォローするカードや、汎用的Gユニットが多く、一部のカードはデッキの軸の補佐として十分な機能を果たす。
また、新しい能力の登場時、それを所持している代わりに性能が控えめな「試用品」の役割を果たすGユニットが登場することもある。
2016年3月現在、トリガーユニットとグレード3のクレイエレメンタルは存在しない。
そのため、逆に「クレイエレメンタルのみでデッキを組む」ことは不可能。
主に影響のある、或いはあったカードについて記載する。
全ては記載しないため、残りのカードは外部リンク先やwikiなどで調べてもらいたい。
現在その全てがGユニット。
《ハーモニクス・メサイア》の互換となるGユニット。所謂試用品であり、劇場版ヴァンガードを視聴できなかった人間のために用意された。
詳細は《ハーモニクス・メサイア》の単語記事を参照。
Gユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:4 パワー:+15000 クリティカル:1 シールド:なし
効果:【超越】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で解放!) - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
自【V】:[【CB(1)】] このユニットがヴァンガードにアタックした時、コストを払ってよい。払ったら、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
月刊ブシロード2014年12月号に付属し、はじめようセットなどで再録された末、ブースターパックG1弾「時空超越」にて収録される。
アタック時効果で高いパワーでアタックすることができ、トリプルドライブとあわせ攻撃を通すの見込みは十分あり、試用品としては十分な性能である。
しかしカウンターコストが必要となり、現在は他のクランでも初回超越でこのカードより強い動きができるカードがあることが多く、基本的な性能も後述のユニット達に劣る為、大方の役目を終えてしまった印象が強い。
Gユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:4 パワー:+15000 クリティカル:1 シールド:なし
効果:【超越】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で解放!) - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
自【V】:[【CB(1)】,あなたのGゾーンから裏のカードを1枚選び、表にする] このユニットがヴァンガードにアタックした時、コストを払ってよい。払ったら、そのバトル中、あなたのGゾーンの表のカード1枚につき、このユニットのパワー+5000。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
2015年1月度ショップファイト参加賞を始め、月刊ブシロードなどで配布され、その後ブースターパックG2弾「風華天翔」にて収録される。
Gゾーンから任意のカードを表にできるため、1回の超越時に使うことでGゾーンの表のカードが2枚となり、ジェネレーションブレイクの発動補佐をしながらパワー+5000でアタックが可能。
また、Gゾーンの表のカードが増えるにつれてこのカードのパワーは高まり、最大で35000のパワーを上乗せすることができるため、完全ガードを消耗した相手に対してのフィニッシャーとしての活躍が見込める。
初回で別のカードを表にするカードは各クランに増えてきているが、このカードはそれらにも劣らない長所を持つ。
Gユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:4 パワー:+15000 クリティカル:1 シールド:なし
効果:【超越】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で解放!) - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
自【V】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの元々のパワーが10000以下のハーツカードがあるなら、あなたのドロップゾーンからグレード3のカードを1枚選び、手札に加える。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
ファイターズコレクション2015で収録。コミックと関係はないが、その需要によりコミックブースター「先導者と根絶者」で再録される。
元々のパワー10000以下のハーツカードがあるならば、超越時にドロップゾーンからグレード3のカードを回収できる。上手く行けば実質ノーコストで超越できると言っているようなものであり、目当てのグレード3を回収して次のターンのコストに充てる、回収したグレード3をコールしてアタッカーに変えるなど、応用性の利く強力なカード。
ただしその発動条件のため、パワー11000のグレード3のみがヴァンガードになるデッキでは使用できない。
基本的にはパワー10000以下のグレード3の補助カードであり、近年はパワー11000が基準となってラインを調節するため、パワー10000がそこまで重大なデメリットにならなくなった中、このカードがパワー10000を明確な長所に変えた。
近年の環境ではやや遅い使い方だが、双闘したレギオンズ・ヴァンガードの状態で超越した場合、レギオンメイトがパワー条件を満たしていればパワー11000のヴァンガードのまま回収効果の恩恵を受けることができるため、双闘時に多い「ヴァンガードと同名のカード1枚をコストにする」効果の補助もしやすい。
そのため、レアリティRRとファイターズコレクション2015の中でも低いレアリティにも関わらず需要が高く、高値をつけていた。
ノーマルユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:2 パワー:9000 クリティカル:1 シールド:5000
効果:自:[【SB(1)】] このユニットが(R)に登場した時、あなたのGゾーンに表の《クレイエレメンタル》があるなら、コストを払ってよい。払ったら、あなたの呪縛カードを1枚選び、解呪する。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
ブースターパックG3弾「覇道竜星」で収録。
ソウルブラスト1は軽いとも重いとも言い難いが、呪縛カードを任意に解呪できる、リンクジョーカーのメタカード。
ただし、全てのリアガードサークルが呪縛されている状態では役に立たない上に、このカードに枠を割いているとその分デッキのカードパワーが落ちてしまうという難点を抱えたカード。
ただし、アクアフォースを始めとして呪縛されるとギミックが完全に沈黙してしまうデッキも少なくない為、そういったデッキで環境によりメタカードとして起用されることがある。
ノーマルユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:2 パワー:9000 クリティカル:1 シールド:5000
効果:自【R】:[このユニットを退却させる] このユニットのアタックがヴァンガードにヒットした時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札から【LB】能力を持つカードを1枚まで探し、相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
ブースターパックG4弾「討神魂撃」で収録。リミットブレイクの補佐カード。
アタックのヒット時という信用ならない条件であり、自身の退却が前提となるが、それ以外のコストや制約なしに確定でリミットブレイク能力のカードをサーチできる。
リミットブレイク能力はグレード3以上のカードのみが所持している。
単純にこのカードをリアガードに置いて効果を発動すれば、ライド事故の回避を始めとして、ブレイクライドコンボのためのパーツ稼ぎ、ペルソナブラストや《星輝兵 “Ω” グレンディオス》などのリミットブレイク効果の補佐、などその活躍は多岐にわたる。
特に《星輝兵 “Ω” グレンディオス》の場合、Яユニットだけでなく「グレンディオス」自身もサーチ対象になるため極めて相性がいい。
このカードの効果を恐れ相手がガードに手札を費やした場合、それもそれで好条件を生み出すことも。
ただし、このカードにライドしてしまうと途端に苦しくなる上、確実に発動できるわけではないため重々注意したい。
ノーマルユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:2 パワー:9000 クリティカル:1 シールド:5000
効果:永【R】:すべてのユニットの【双闘】能力のコストを [ドロップゾーンからグレード2以上のカードを4枚選び、山札の上に好きな順番で置く] にする。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
ブースターパックG5弾「月煌竜牙」で収録。双闘メタとなるカード。
双闘の強みである「トリガーユニットや完全ガードをデッキに戻す」行為を完全に封じ込めるばかりか、「グレード1以下」が戻せなくなることでシークメイトに必要なコストの不足による双闘遅延まで行うことができる。
このカード1枚で双闘主体のデッキに与える影響はかなり大きく、行動が遅れている間に一歩先んじて手を打てば一気に優位に立てる。耐性自体はないが、バトルに突入してしまえばそのターンの双闘はできないため、その時点で十分仕事をしたと言える。
ただし、自軍にも影響を及ぼしてしまう為、自分が双闘軸の場合はシークメイト前にこのカードを出さないようにしたい。
その上シークメイト効果起動前に退却・バウンス・呪縛などをできるデッキであれば拘束力は失われ、そもそも単なるメタカードでしかないため双闘しなくても戦える相手への拘束力はない。
ノーマルユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:1 パワー:6000 クリティカル:1 シールド:5000
効果:自[【SB(2)】] このユニットが(R)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたのGゾーンの表の《クレイエレメンタル》1枚につき、あなたのダメージゾーンから1枚選び、表にする。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
「風華天翔」で登場。クレイエレメンタルのGユニット採用に意義をもたらすカード。
表のクレイエレメンタルが2枚以上あれば、ソウルブラスト2でカウンターチャージができるカードは《魔法の応援 ニナ》のようにパワー5000であるため、その上位の動きが期待できる。
同互換カードがないクラン、たとえばその効果の大きさとソウルブラストがメリットになるためジェネシス、カウンターコストが重い一方《超宇宙勇機 エクスタイガー》《三日月宗近》によりそれぞれ表のクレイエレメンタルを増やせるディメンジョンポリスや刀剣乱舞で採用が見込める。
ただし、それらのカードを使っても2枚以上をカウンターチャージできるのは相当後であることは覚悟の上に採用する必要がある。
ノーマルユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:1 パワー:7000 クリティカル:1 シールド:5000
効果:起【R】【ターン1回】:あなたのヴァンガードの【LB(5)】能力を1つ選び、このユニットがフィールドにいる間、【LB(4)】にする。(コストがない【起】は、プレイを宣言することでコストを払える)
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
「討神魂撃」で登場。アルティメットブレイクを通常のリミットブレイクに書き換えるカード。
ライド時に発動するアルティメットブレイクは対象外だが、それ以外の条件の厳しい効果を補佐できる。
さらにリミットブレイク解除カードを併用することで、ダメージ条件を完全に無視してアルティメットブレイクを使用することすら可能。
・・・だが、アルティメットブレイクには一癖もふた癖もあり、このカードが居ると邪魔なことも、早々に条件を満たしても使いどころがないこともある。
低コストで利用できる《蒼嵐覇竜 グローリー・メイルストローム》や、特殊勝利条件がアルティメットブレイクである《星輝兵 “Ω” グレンディオス》などのサポートとして活用することとなる。
ノーマルユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:1 パワー:6000 クリティカル:1 シールド:なし
効果:永:守護者(守護者はデッキに4枚までしか入れることができない)
自:このカードがGアシストで手札から離れた時、すべてのファイターは1枚引く。
自:[あなたの手札から1枚選び、捨てる] このユニットが手札から(G)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたのアタックされているヴァンガードを1枚選び、そのバトル中、そのユニットは、ヒットされない。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
特殊な能力を持つ完全ガードG。Gアシストによって減った手札を補充することができる。
だが、最も避けたいグレード1事故はこのカードを除外できる時点でまず回避用途に使えない。その上相手もドローするため、相手の布陣がより強力になる可能性もある。
また、このカードを除外するということはそもそも貴重な守護者を手放すことであり、残り守護者3枚以下で戦わなければならないのもあり、後の攻撃を避けるには足りない可能性も大いにある。
総じてリスクの高いカードだが、最大の難点はプロモーションカードでのみ登場しているため、4枚集めるのが難しいところだろう。
ノーマルユニット
クラン:クレイエレメンタル 種族:エレメンタル
グレード:1 パワー:7000 クリティカル:1 シールド:5000
効果:【R】:[このユニットを【レスト】する] あなたのグレード3のヴァンガードがいて、Gゾーンに表のカードがなく、直前の相手のターンのライドフェイズ中、ユニットが相手の(V)に登場していないなら、1枚引き、このユニットをGゾーンに表で置く。
永【Gゾーン】:このカードをGユニットとしても扱う。
自【Gゾーン】:グレード3以上のユニットが相手の(V)に登場した時、表のこのカードをドロップゾーンに置く。
永:このカードはすべての、国家とクランに属する。
ブースターパックG6弾「刃華超克」で登場。前代未聞の疑似Gユニットと化すカード。
相手がライド事故或いは意図的なライドスキップでライドを先送りした場合、このカードを疑似的にGユニットにすることでジェネレーションブレイク1の発動を補佐することができる。
グレード2でライドを止めて相手の動きを止める戦法に対するメタカードであり、これにより「グレード2止め」を継続するためには「グレード2から2にライドをしなければならない」ため、戦法を牽制することができる。それだけでなく、効果発動時1枚ドローでき、このカードを使用した損失を即座に補填できるのも見逃せない。
Gユニット主体の場合、このグレード2止めでデッキの動きが完全に停止してしまうデッキも少なくないため、このカードの利用価値は非常に高い。
効果の制約が緩く、別にこのカードを維持する必要もないため、ライドスキップしたところでこのカードをコールすれば問題はない。また、デッキからスペリオルコールして維持できるデッキならば、このカードを呼び出せば相手への牽制になる。及第点のパワーを持っていることも見逃せない。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/11(木) 06:00
最終更新:2025/12/11(木) 06:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。