グラディウスIII-伝説から神話へ-とは、コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)が1989年にリリースしたシューティングゲームである。
また、1990年には上記ゲームをベースにアレンジされた「グラディウスIII」がスーパーファミコン用ソフトとして発売された。完全再現を行った移植としては、2000年にPS2版「グラディウスIII&IV -復活の神話-」、2006年にPSP版「グラディウス ポータブル」が存在する。
1988年にリリースしたグラディウスII-GOFERの野望-が大ヒットしたことを受けて開発された続編で、ユーザーからの意見を募るため、アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」誌上で募集された。
実際にリリースされると、前作を超えるグラフィックとサウンドで衝撃を与えた。
しかしゲームマニアが特に愛読する雑誌上で募集、テストが行われたために難易度が非常に高く設定されてしまい、さらに様々なバグが残された形でリリースされたためにさらに難易度が上がってしまったことで、一般ゲーマーからは敬遠されてしまい、前作ほどの高い人気には至らなかった。
それを反省してか、スーパーファミコン版では大きく難易度を下げ、難しい一部のステージ(クリスタル)を削除することで万人受けするゲームに変貌した。
また、最終ボスにバクテリアンを設定し、シリーズ完結編として作られたため、それ以後アーケードゲーム向けに続編がしばらく作られることはなかった。
基本システムは第1作から継承されているが、パワーアップゲージの数は7つに増え、さらに一つ一つのゲージを自分で選択できるエディットモードが追加された。
ステージは、前作より増えて10ステージとなっている。長さは基本的に前作と同じであるが、3ステージ、10ステージは2~3ステージ分の長いものとなっている。
砂漠をモチーフにしたステージ。砂の竜や(ACのみ)ライオンが出てくる。ボスはゴライアスで蜘蛛を放ってくるが、糸に当たり判定はない。
大小さまざまな泡が画面いっぱいに広がる。赤い泡はカプセルを出す。SFC版であると、このステージの特定のザコが出てくる地形の隙間に入ることによって、ボーナスステージへとワープできる。ボスはバブルアイで、泡の中に眼があり、そこに弾を当てるには、ちょっとずつ復活する泡を消し進めることが必要である。
なお、Ⅳにも泡ステージが採用されており、Ⅴの毒ガスステージもある意味で泡ステージといえるだろう。
グラディウスといえば火山ステージ。落下してくる岩や火山など、懐かしさも感じることのできるステージ。AC版では、穴掘りと迷路の二股に分かれている。SFC版では、穴掘りエリアがあるが、岩(通称:からあげクン)が難易度によっては壊せたりする。SFC版では、特定のスコアで特定の場所に入るとボーナスステージへと入ることができる。ボスはビックコアMK-Ⅲで、AC版ではステージ史上驚異の強さであるが、SFC版では易しくなっている。
高速ステージはAC版とSFC版では大きく異なる。なお、AC版にはボスはいない。また、SFCはステージ7に移動されている。なお、SFC版にはある特定の場所に入ると、ボーナスステージへと入ることができる。
グラディウス史上初めてであり、以降も未だない奥スクロール3D面。道が二股に分かれたり、大きなカーブがあったりなどする。途中でパワーアップカプセルが浮遊しているが、これを取っても点数は入らない。
以降の高速ステージに見られる横スクロールの面。ボスはSFCオリジナルのビーコン。
グラディウスといえばモアイといえるほど知名度のあるステージ。AC版とSFC版で異なる部分もあるが、基本的には同じである。AC版では中ボス「ドガス」がいる。SFC版では、背中あわせに向いているモアイの間に入ると、ボーナスステージに入ることができる。AC版のボスはヴァイブで、6体いるモアイを倒す。SFC版のボスはツインヴァイブで、2体しかいない。なお、口から吐き出されるプチモアイは、AC版では膨らむ(しかも当たり判定詐欺)が、SFC版では膨らまない。
こちらもグラディウスおなじみのステージ。なお、SFC版では最終面に移動されている。そのため、ここではAC版のみ紹介する。復活する壁や肉団子など、ポピュラーな細胞ステージ。ボスはグレゴールで沙羅曼蛇のゴーレムにどことなく似ている。
地形が溶岩であるステージ。火山弾が飛んできて、弾で壊すごとに大→中→小と変わるが、AC版では小の分裂した3つの火山弾は壊せない。SFC版では、特定のスコアで特定の場所に入るとボーナスステージへと入ることができる。AC版のボスはワイバーンとバーチャルドラゴンで、ワイバーンを倒すと、バーチャルドラゴンへと形態変化する。SFC版ではゴルゴーンだが、見た目も倒し方も、AC版のバーチャルドラゴンと変わりない。しかし、SFC版の倒した後の破片は、AC版と違い当たり判定があるので注意。
Ⅳや外伝にも採用されている植物ステージ。触手や種などが自機を襲う。なお、触手はAC版では掴まれ、引き込まれるだけだが、SFC版では、触手に触れた時点でミスとなる。ボスはブロッティング・ウィードで、吸い込みを使ってきて、0速だとよけるのが難しくなり、スピードアップがあればある程、逆方向キーを入れている限り吸い込まれにくくなる。
SFCでは不採用のクリスタルをモチーフにしたキラキラと神秘的なステージだが、難易度はある意味神秘的じゃない。前方から飛んでくるクリスタルキューブをよけつつ進んでいくのだが、それを抜けると、クリスタルキューブを99個よけがまっている。なお、このステージに復活地点はなく、空中戦まで戻される。ボスはリザードコア。
グラディウス王道の最終面前のボスラッシュ。AC版では、テトラン→カバーしてないカバードコア→ビックコアmk-Ⅱ→クリスタルコア→デスmk-Ⅱ→デリンジャーコアの順に。SFC版では、デスmk-Ⅱ→クリスタルコア→ビックコアmk-Ⅱ→カバーしてないカバードコア→デリンジャーコアの順で、我らがアイドルテトランは出てこない。
相変わらずの要塞ステージ。SFC版では回転レーザーや停電エリアなど、多くカットされている。中ボスはおなじみの通称壁コア、ディスラプト。そのあとシャドーギア(SFC版ではMk-Ⅱに)で、AC版の当たり判定詐欺に、多くのプレイヤーが涙しただろう。
途中から細胞面みたいになり、復活する壁や肉団子が現れる。それをぬけるとラスボス、バクテリアンが待ち受けている。グラディウスでは、ボスは攻撃しないのが鉄則であったが、まさかの白い玉を吐く。しかし、AC版ではこれに攻撃判定はなく、当たると上:沙羅曼蛇 中:ランダム 下:グラディウス にワープし、装備をはがされ、一面のみプレイすることができるが、クリアするか途中でミスすると、バクテリアン手前まで戻される。SFC版では普通に攻撃判定があるため、注意が必要。なお、バクテリアンを倒すと、AC版ではSFC版高速ステージに似た、脱出演出があり、これをミスすると再度戻される。SFC版では操作する必要がなく、デモが流れる。
泡・火山・モアイ・溶岩・高速ステージに存在するワープポイントからワープすることができる。赤や青カプセルはもちろんのこと、ここでしか出現しない黄・緑カプセルが登場し、それぞれ得点・1UPカプセルである。これは、MSX版などの一部のグラディウスと、グラディウス2に存在したエキストラステージを受け継いだもの。このステージを抜けると、ステージクリアとなり、次のステージへと進む。途中でミスすると、その面の復活までもどされるが、ボーナスステージには入れない。
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最終更新:2025/12/16(火) 04:00
最終更新:2025/12/16(火) 04:00
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