グラディウスIII-伝説から神話へ- 単語


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グラディウススリーデンセツカラシンワヘ

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グラディウスIII-伝説から神話へ-とは、コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)が1989年にリリースしたシューティングゲームである。

また、1990年には上記ゲームをベースにアレンジされた「グラディウスIII」がスーパーファミコン用ソフトとして発売された。完全再現を行った移植としては、2000年にPS2版「グラディウスIII&IV -復活の神話-」、2006年にPSP版「グラディウス ポータブル」が存在する。

概要

1988年にリリースしたグラディウスII-GOFERの野望-が大ヒットしたことを受けて開発された続編で、ユーザーからの意見を募るため、アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」誌上で募集された。

実際にリリースされると、前作を超えるグラフィックとサウンドで衝撃を与えた。
しかしゲームマニアが特に愛読する雑誌上で募集、テストが行われたために難易度が非常に高く設定されてしまい、さらに様々なバグが残された形でリリースされたためにさらに難易度が上がってしまったことで、一般ゲーマーからは敬遠されてしまい、前作ほどの高い人気には至らなかった。
が、魅力もまた強い作品であり、熱心なファンも存在するのも事実である。 

それを反省してか、スーパーファミコン版では大きく難易度を下げ、難しい一部のステージ(クリスタル)を削除することで万人受けするゲームに変化した。全体的に「グラディウスII」に近い調整となっている。

また、最終ボスにバクテリアンを設定し、シリーズ完結編として作られたため、それ以後アーケードゲーム向けに続編がしばらく作られることはなかった。

ゲームシステム

基本システムは第1作から継承されているが、パワーアップゲージの数は7つに増え、さらに一つ一つのゲージを自分で選択できるエディットモードが追加された。
ただし非実用的なものも少なくない(むしろ多い) ので、まともに使われる組み合わせはそれほど多くはない。

SFC版ではAC版で実用性の低かった装備に大幅な調整が入ったり、さらなる新装備が追加されたりとより実用的になっており、後の作品に登場したものも少なくない。既存の装備も多くは「グラディウスII」の仕様に戻された。

以下の紹介はAC版のものであり、SFC版では大きく変更されている。

  • A装備
    スピードアップ ノーマルミサイル ダブル レーザー オプション ?(バリア系) メガクラッシュ
    MISSILE DOUBLE LASER OPTION MEGACRASH
    通称「初代装備」 。圧倒的火力のB装備や汎用性が高いエディット装備には劣るものの、本作のノーマルミサイル(軽めの坂なら登れる)やレーザーは普通に強いため決して弱いわけではない。レーザーは処理落ちが掛かりやすい。
    特にコメントを付ける必要性が思いつかないほどに標準的な性能だが、7面の火炎弾は大の苦手なので要注意。 
  • B装備
    スピードアップ スプレッドボム テイルガン リップルレーザー オプション  ?(バリア系) メガクラッシュ
    SPEEDUP SPREADBOMB TAYLEGUN RIPPLE OPTION   MEGACRASH
    火力だけ見れば本作最強ともいえる装備。超火力のスプレッドボムがなんといっても強力で、攻撃範囲の広いリップルレーザーがそれを支える。
    しかし、上方に攻撃する手段が存在しないため、上方に敵が多い最終面で大きな苦戦を強いられることになる。対応するためには華麗なオプション捌きが必須。またスプレッドの爆風で敵弾が見えづらくなる(特に7面でこの欠点は致命的)といった難点もある。タイプセレクトの中では1周クリアは楽な部類の装備だが、初心者向けとは言いがたい。
  • C装備
    スピードアップ 2-WAYミサイル ヴァーティカル サイクロンレーザー オプション  ?(バリア系) メガクラッシュ
    SPEEDUP 2-WAY VERTICAL C.LASER OPTION MEGACRASH
    タイプセレクトの中では最も扱いづらい装備。サイクロンレーザーとバーティカルは十分実用に耐える性能を持つのだが、2ーWAYミサイルの弱さが全てを台無しにしている。
    ほぼ真上・真下に落ちてくれたグラIIのものとは異なり中途半端に前に飛ぶため当てにくく、他のミサイル系の装備のほとんどが2連射できる中2-WAYとエディット限定のコントロールミサイルだけが単発であることが拍車をかけて使いにくくしている。
  • D装備
    スピードアップ フォトントーピド フリーウェイ ツインレーザー オプション  ?(バリア系) メガクラッシュ
    SPEEDUP PHOTOMTORPEDO FREEWAY TWINLASER OPTION MEGACRASH
    超上級者向けであると同時に総合的には全装備最強といえる装備。どの方向にも打てるフリーウェイがその強さを支えており、特に最終面では鬼神の如き強さを魅せつける。他の装備もノーマルミサイルのほぼ上位互換であるフォトントーピド、レーザーとしては最高クラスの火力を持つツインレーザーとほぼ隙がない。
    ただしフリーウェイを扱うためには相当な熟練が必要。初心者が無理をして使おうとするとほぼ壁にぶつかって死ねる。
  • エディットおすすめ装備(通称「E装備」) 
    ノーマルミサイル バーティカル リップルレーザー
    ツインレーザー
    オプション フォースフィールド リメインオプション
    MISSILE VERTICAL RIPPLE TWINLASER OPTION FORCEFIELD リメインオプション
    エディットにおいておすすめとされる装備。本作随一の初心者向け装備で、A装備の扱いやすさ、B装備の火力、D装備の攻撃範囲のそれぞれをそれなりに兼ね備えた装備。
    レーザーはどちらでもいいが、火力重視ならツインレーザー、7面や壁際での安定性を重視するならリップルレーザーがいいだろう。
  • エディット装備一覧
    MISSILE DOUBLE LASER OPTION  ?  !
    ノーマルミサイル ヴァーティカル ツインレーザー オプション フォースフィールド ノーマルショット
    MISSILE VERTICAL TWINLASER OPTION FORCEFIELD NORMAL
    コントロールミサイル スプレッドガン リップルレーザー スネーク
    オプション
    シールド スピードダウン
    CONTROL SPREADGUN RIPPLE S.OPTION SHIELD SPEEDDOWN
    アッパーミサイル テイルガン エナジーレーザー フォーメーション
    オプション
    フリーシールド リメインオプション
    UPPERMISSILE TAYLEGUN E.LASER F.OPTION F.SHIELD リメインオプション
    スモールスプレッド フリーウェイ サイクロンレーザー ローリング
    オプション
    リデュース  フルバリア
    SMALLSPREAD FREEWAY C.LASER R.OPTION REDUCE フルバリア
    ホークウィンド ダブル ローリングシールド メガクラッシュ
    HAWKWIND DOUBLE R.SHIELD MEGACRASH
    2-WAY バック バックダブル 背景色: AC版限定 SFC版限定
    2-WAY BACK BACKDOUBLE
    ※あくまでエディットの話。AC版・SFC版限定となっていても、タイプセレクトでは両方で使用可能になっているものが多々あるので注意。 
    なお、フォーメーションオプションとローリングオプションはAC版準拠のPS2・PSP版でも特定条件を満たすと使用可能。
  • エディット・SFC専用装備解説
    • コントロールミサイル
      最初は前方に飛ぶが、レバーを上下に入れると向きをその方向に変えるという異色の装備。フリーウェイと似たコンセプトの装備と言えるが、下ががら空きになったり操作が難しかったりと完全にネタ装備上級者向け。
    • アッパーミサイル
      上方にノーマルミサイルを撃つというある意味とんでもない装備。本作のノーマルミサイルは優秀な性能を持つためコレも使いやすい…かというとそうでもなく、通常上はダブルやオプションが担当するので必要になる場面は少ない。それどころか下ががら空きになってしまうためかえって危険。
      ちなみに上からの攻撃が苛烈な10面では鬼神の如き強さを見せる。使うならフリーウェイとの組み合わせがおすすめ。
    • スモールスプレッド
      AC版とSFC版ではかなり異なる装備。AC版では斜め後ろに通常よりやや小さめの爆風を放つスプレッドボムを放つ。使いものにならないかというとそうでもなく、スネークオプションとの相性は結構良かったりする。 
      SFC版は基本的に真下、自機の動きに対応してやや前後に発射され、着弾すると微小な爆風を残すミサイルを放つ。ますます使い物にならなそうに見えるが、注目すべきはSFC版唯一の2連射可能ミサイルであるという点で、下方向の制圧力は極めて高い。ローリングオプションとの相性が良い。
    • ホークウインド
      SFC版オリジナル装備…ではなく、『沙羅曼蛇』(MSX)や『ゴーファーの野望 エピソードII』(MSX)に登場した2-WAYミサイルの名前を変えたもの。画面中央より上にいれば上方向、下にいれば下方向に通常のミサイルを放つ。
      癖はあるものの、オプションの配置次第では上下両方に滑走付きのミサイルを放てるという性能で使いやすい部類。フォーメーションオプションとの相性が非常に良く、同オプション選択時の鉄板装備の1つ。 
      後に同性能の装備が「イーグルウィンド」として『グラディウスV』に登場したほか、『実況おしゃべりパロディウス』で「2-WAY+滑走付きのミサイル」の性能のミサイルに「ツインホークウィンド」の名が与えられている。装備者は『沙羅曼蛇』初出のロードブリティッシュ。
    • 2-WAYバック
      名前通り、後ろ方向に2-WAYミサイルを放つ。使えない性能ではないが、どうせ使うならホークウィンドを選択することが多く、存在感は薄い。
    • スプレッドガン
      前方やや斜め2方向に拡散するノーマルショットを撃つ。数少ない2段階パワーアップ装備で、2段階目は正面にも弾が追加され3方向に。
      完全に斜めだったらまだ使いどころがあったかもしれないものの、中途半端に斜めで更に連射が効かないので完全にリップルレーザーの劣化装備。一応穴掘りはリップルより得意だが別段リップルで困ることもない。
      後に『グラディウスV』のエディット装備としても登場。完全に斜めになったが、今度は正面に撃てなくなり使い所の難しさは相変わらず。
    • バックダブル
      後ろ方向に打つダブル。使い所に困りそうだが、スネークオプションと組み合わせると意外なところの敵を倒しに行けたりする。 
    • エナジーレーザー
      波動砲 チャージできるショット。AC版ではチャージするほど弾がデカくなるが威力が変わらず、連射すれば劣化ツインレーザーなのでいろいろ微妙な装備であった。しかしSFC版ではチャージ量に応じて威力が上昇するようになり、一撃必殺の超ロマン装備に変貌を遂げた。ただし一定時間チャージすると自動発射されるように。
      後の『グラディウスV』にも登場。タメ無し時に連射が効かないが火力は更に凄まじいものに。
    • スネークオプション
      通常のオプションが自機の動きを完全にトレースするのに対し、こいつは自機の動きに対して慣性がついて移動する。AC版とSFC版で若干挙動が異なる。
      通常のオプションと異なり、 自機よりも前に飛ばすことができるため地形に隠れた敵を狙うのに向いている。操作は難しいが慣れるとなかなか面白い。
    • フォーメーションオプション
      自機の上下にオプションが固定される。初出は『沙羅曼蛇』(MSX)の特殊アイテム「オプションホールド」。本作ではオプションを4つとった状態で更にオプションにゲージを合わせるとパワーアップボタンを押している間オプションの間隔を広くすることが出来る。
      PS2版はAC版準拠の移植だが、条件を満たすごとで下記のローリングオプション共々使用できるようになる。
      後の『グラディウスV』にて「スペーシングオプション」として登場。
    • ローリングオプション
      自機の周りをオプションがグルグル回る。初出は『グラディウスII』(FC)。これも本作ではオプションを4つとった状態で更にオプションにゲージを合わせるとパワーアップボタンを押している間オプションの間隔を広くすることが出来る。
      後の『グラディウスV』にて「ローテートオプション」として登場。
    • フリーシールド
      パワーアップを取得すると前方からシールドが飛んできて、自機の好きなところに付けることが出来る。シールドを張り替えるようなときは周りの攻撃が激しく、即座に付かないだけで大きなマイナスとなるため使えない子扱いされている(てかフォースフィールド以外は…)。
    • リデュース
      AC版とSFC版では全く性能が違う。AC版では2段階パワーアップ装備で、取るごとにビックバイパーが小さくなる。耐久力はないので弾幕の激しいグラIIIにおいては完全なネタ装備。
      SFC版においては1回でAC版の最小サイズになり、更にダメージを受けると1段階ずつ元に戻る。つまり耐久力2のフォースフィールドと同じようなものであり、地形で削れなかったり判定が小さくなるという点では優れている。
      PS2版では特定条件を満たすとSFC版仕様のリデュースが「リデュースII」として使用可能になるほか、パワーアップゲージの「?」でリデュース/リデュースIIを指定していない場合は「!」でリデュースを使用することが出来るようになる。
       
    • ローリングシールド
      2つのシールドがビックバイパーの周りをグルングルン回る。耐久力はあるが地形で削られやすく、スキがあるためシールドの隙間を打たれると普通に死ぬ。やっぱりいらない子。
      こちらもPS2版で特定条件を満たせば使用可能。
    • ノーマルショット
      レーザー・ダブルを解除し、ノーマルショットに戻す。本作は進度以外では自機の装備でランクが上昇するので、ランクを下げる目的で使うことが出来る。…が、諸事情でリメインオプションがほぼ必須なのでまず使われることはない。
    • スピードダウン
      自機のスピードを1段階遅くする。処理落ちが激しい本作において、遅くて困ることは多かれど速くて困ることは皆無といって良い。上記のノーマルショット以上に使い道に困る装備。
      SFC版では0速でコレを取ると一気に最強装備になる。…が、全体的に敵が速いSFC版で、0速でカプセルを7つ取るのは至難の業である。
    • リメインオプション
      残機を潰して一気に最大数までオプションを装備する。一見損が大きいように感じるが、AC版ではやたらとエクステンドしやすく復活が難しいため残機があまり意味を成さず、便利な面のほうが大きいだろう。
      AC版での代表的な出番としては9面。ノーミスでここまで進んできた場合、ちょうどキューブラッシュのタイミングでオプションハンターが出現してしまう。当然キューブラッシュでハンターを回避している余裕はないので、大人しく食われてコレでリカバリー…というわけである。他の例としては、10面の最初で爆死してボスラッシュに丸腰で挑まざるを得なくなったときに、コレがあれば2-3速+オプション4つで挑むことができる(ただしミサイルやダブルは取れない)など、残機さえあればそれなりに便利。
    • フルバリア
      いわば張替えいらず。ただ、うっかりバリアを切らしてしまうと何の意味もないので要注意。
      使えなくはないが、素直に張り替えた方が汎用性が高いので初心者用と割り切ったほうがいいかも知れない。 

ステージ

ステージは、前作より増えてAC版・SFC版共に10ステージとなっている。長さは基本的に前作と同じであるが、ステージ3・10は2~3ステージ分の長いものとなっている。
プレイ時間は更に延びて順調に行っても1時間程度。当時の基準で言っても相当長い部類である。SFC版は1ステージの長さが短くなったが、処理落ちが輪にかけて多いので体感的にはそんなに短くなったわけでもない。

各種詐欺判定は基本的にAC版のみに存在するもので、SFC版では修正されています。

STAGE 1 砂漠

砂漠をモチーフにしたステージ。砂の竜や(ACのみ)ライオンが出てくる。ボスは「ゴライアス」で蜘蛛を放ってくるが、糸に当たり判定はない。
過去作の1面と比較すると地形の狭さ、サンドライオンの猛攻など既に難易度はかなりヤバいことになっているが、 本作においてはまだまだ序の口である。

STAGE 2 泡(バブル)

非常に屈強な大小さまざまな泡が画面いっぱいに広がる。赤い泡はカプセルを出す。SFC版であると、このステージの特定のザコが出てくる地形の隙間に入ることによって、ボーナスステージへとワープできる。
ボスは「バブルアイ」で、泡の中に眼があり、そこに弾を当てるには、ちょっとずつ復活する泡を消し進めることが必要である。
AC版の調整不足の筆頭格として挙げられる面であり、 「なぜカドを取らない」というプレイヤーの悲鳴が響き渡る面でもある。実のところ、見た目は丸い泡だが実際の判定は四角形となっており、明らかに当たっていないようでも当たってバイパーが爆死することが多々ある。SFC版では修正されているのでご安心を。以下当たり判定関係の話題はほぼ全てSFC版では修正されている。

なお、IVにも泡ステージが採用されており、Vの毒ガスステージもある意味で泡ステージといえるだろう。ちなみにIVの泡面は本作とはまた違った方面でかなりいわくつきの面である。

STAGE 3 火山

グラディウスといえば火山ステージ。落下してくる岩や火山など、懐かしさも感じることのできるステージ。
最初の地上面を抜けた後、更に地下に潜り火山地帯と迷路の2つのルートから片方を選んで進むことになる。スコア効率的にも難易度的にも大抵は迷路の方が選ばれる。
その後通路にて大量の敵の猛攻をさばいた後、穴掘り地帯に突入する。上から破壊不能な岩(通称:からあげクン)が落ちてくる中、なんとか穴掘り地帯を突破するとどう考えても破壊不能な位置に配置されたハッチとどこからか飛んでくるゴドレイ(初代のアイアンメイデンみたいなもの)を相手しなければならない。ココを突破するとようやくボス戦である。
SFC版では、火山・迷路~通路地帯がカットされ、地下に降りたらすぐに穴掘りとなる。ハード以下の難易度では岩が破壊可能となっている。また、特定のスコアで特定の場所に入るとボーナスステージへと入ることができる。

これほどにボリュームがある構成になっているのは、AC版で存在した「ビギナーモード」のラストステージであるからであると思われる。

ボスは本作の代名詞的ボスである「ビッグコア Mk-III」。高速反射レーザーが売りのボスで、更に前方のコア2つを破壊し発狂させると見た目より横に長い詐欺判定付きの超高速ショートレーザーを乱射してくる超凶悪ボス。その凶悪さは「ううまま・うままう・うまう・うままう」という反射レーザー回避パターンを生み出しフル装備であろうと自爆待ちが常套手段になるほどである。
SFC版ではあらゆる面で大幅な弱体化がなされ、なんてことはないボスに成り下がっている。

自爆待ちパターン2篇

きが くるっとる

STAGE 4 高速

高速ステージはAC版とSFC版では大きく異なる。なお、AC版にはボスはいない。また、SFCはステージ7に移動されている。

AC版

グラディウス史上初めての奥スクロール3D面。道が二股に分かれたり、大きなカーブがあったりなどする。途中でパワーアップカプセルが浮遊しているが、これを取っても点数は入らない。
なお壁に当たると普通に爆死する。ボーナスステージといえるかはかなり微妙なライン。 

なお、このステージから着想を得て、後に3Dのグラディウスとして『ソーラーアサルト』が開発された。 

SFC版(STAGE 7)

グラII同様の横スクロールの高速ステージ。ボスはSFCオリジナルのビーコン。後のグラディウスVで猛威を振るうボスだが、本作の段階ではそこまで強いわけでもない(ただし高次周を除く)。
特定の位置に入るとボーナスステージに行く事ができる。

STAGE 5 モアイ

グラディウスといえばモアイといえるほど知名度のあるステージ。AC版ではここの空中戦でオプションハンターが初登場となる。 
ステージに入ると早々に驚愕することになる。なんとモアイが空を飛んでいるのである。飛んでいるモアイの口からまたモアイが吐き出され、地面に植え付けられる。なかなかシュールな光景である。地味に飛び方のパターンが陰険で、画面後ろで粘っていると突破困難になるので前に出るべし。
空飛ぶモアイが飛び去るといつものモアイ面だが、とにかくイオンリングの物量がヤバい。本作のモアイは耐久力が高く、こちらも十分な火力を持って対抗しないと押し負けやすい。本作のイオンリングは稀にフォースフィールドを貫通して1撃でバイパーを葬ることもあるため、十分な注意が必要。
その後は縦に回転しながらイオンリングを吐くトーテムモアイが登場。コレも相当にシュールな光景。その後中ボスのこれまた空飛ぶモアイ「ドガス」が登場。特定状況下で敵の背中に巨大な詐欺判定が出現するが、まあ問題なく処理可能だろう。
そして本作最強のボス「ヴァイフ」のご降臨となる。前後を除く周囲に6体の巨大なモアイが登場。武装次第では上・左上が破壊不能なため自爆待ちが確定する
口から「グローム」(通称フグモアイ) を吐き出すのだが、ショットを当てると膨らむ上にコイツも詐欺判定持ち。しっかり考えて撃ったり逃げたりしないとあっという間に押しつぶされる。 
ちなみに復活も超難関。復活ポイントはトーテムモアイからで、カプセルはたった2つ。0速ではドガスが対処不能であるため、ミサイルの装備すら許されない。

SFC版(4面)では大きなステージの変更がなされ、グラディウスIIに近い構成に。イオンリングの物量が大幅に減り、代わりにモアイが起き上がったり振り返ったりするようになった。トーテムモアイは健在だが…。道中、背中合わせになっているモアイの間にボーナスステージの入り口が隠されている。
ドガスが存在ごと消され、ボスが「ツインヴァイフ」に変更。モアイの数が2体に減ったが、地震を起こして上から岩を落としてきたりといやらしい攻撃は相変わらずだが、AC版よりは数段マシ。

STAGE 6 細胞

こちらもシリーズ定番となる細胞ステージ。SFC版ではFC版グラIIに倣ったのか最終面にまわされているため、ココではAC版の紹介に留める。
初代に登場した細胞の敵が再登場。腕の伸ばし方が嫌らしくなっているが、凶悪なグラIIIのステージの中では比較的ラクな部類。
道中の復活細胞が難所で、しっかりパターンを組むまで苦労することになる。 

ボスは「グレゴール」。幾つもの脳味噌が連なって移動していることからEXILEとか呼ぶ人もいる。
目玉から3WAYを撃ちながら移動し、止まったかと思うとこりゃまた凄まじい速度で腕を伸ばしてくる。
復活パターンでも比較的余裕なボス。 

STAGE 7 溶岩

松岡修造もびっくり、溶岩で構成された熱すぎるステージ。インパクトは本作でも最強クラス。
前方から凄まじい数の火炎弾が飛んでくる面で、この火炎弾は攻撃するごとに大→中→小と分裂し、小サイズの火炎弾は地形判定なので破壊不能な上にフォースフィールドを貫通するため、当たれば即死。これなんて弾幕シューティング?
こちらのショットもしっかり遮りやがるので時々飛んでくる雑魚の対処にも苦労するが、地形判定故にリップルレーザーだけはリングの中央にさえ当たらなければ遮られない。 
ボスは「ワイバーン&ヴァルチャードドラゴン」 。ワイバーンは胸のコアが弱点で、ワイバーンを倒すと続いて第二形態のヴァルチャードドラゴンとの対決になる。どちらも問題なく倒せる相手だが、ワイバーンの翼の判定がかなり酷いことになっており不意に近づくと死ねる。通称「風圧」。
余談だが、ワイバーンはAMショー版では1面のボスであった。 もちろん火炎のドラゴンではなく、砂のドラゴンで。

SFC版(5面)では、小サイズの火炎弾が破壊可能になっているためフル装備ならなんてことはないステージ。復活の場合はかなり厳しかったりするのだが…。
ボスは「ゴルゴーン」。まんまヴァルチャードドラゴンだが、撃破時に飛び散る体の破片に当たり判定がついており初見殺しとなっている。 

STAGE 8 植物

Ⅳや外伝にも採用されている植物ステージ。
触手や種などが自機を襲う。なお、触手はAC版では掴まれ、引き込まれるだけだが、SFC版(6面)では、触手に触れた時点でミスとなる。
前の溶岩面が強烈だったぶん、休憩とも取れるステージ。

ボスは「ブロッティング・ウィード」。触手から弾を放ってきたり強烈な吸い込みをしてくる。SFC版ではなんとかなるが、AC版ではたとえ5速だろうと容赦なく引きずり込まれる。7面からの復活時は自爆待ち推奨。

ボス自爆待ち。SFC版は吸い込みが弱いので復活でも普通に倒せます。
 

STAGE 9 クリスタル

SFC版ではステージごと存在を消されており、ある意味AC版グラIIIを象徴するステージ。BGMともども非常に神秘的な雰囲気を漂わせるが、その難易度はなかなかに苛烈。
道中を抜けるとみんな大好きキューブラッシュ。前方から飛んでくるキューブ99個を避けるのだが、途中で急カーブしてきたりと割とどうしようもない。ある程度のパターンは存在するので、なんとかパターンを読んでキューブを左下に固め引きこもるのが常套手段。
なおミスすると空中戦からとなるが、復活前提で設計されているのか難易度は割と抑えめ。
ボスは「リザードコア」。一定のラインより後ろにいるとレーザーを乱射してくるため、常に一定のラインを維持することが大切。コイツのショートレーザーはビッグコアMk-III同様、当たり判定が見た目より異常に横長な詐欺判定。

キューブラッシュ、普通はこうする。実は1流プレイヤーでも3回に1回成功すれば及第点というあたりなんとも…。

ガチ避け。ちなみに制作スタッフはこのガチ避けを想定して作ったらしいが、一般人では到底不可能です。

STAGE 10(前半) ボスラッシュ

いよいよ最終面。お馴染みのボスラッシュだが、今回は最終面の前半部という扱いとなっている。
AC版では、テトラン→オープンドコアカバードコア→ビッグコアMk-II→クリスタルコア→デスMk-II→デリンジャーコアの順。なお最初の敵はザブではなく「デモス」という敵で、合計9体しか出てこない=復活時のカプセルは9個だけである。リメインオプションがあれば多少マシだが、そうでない場合はかなり厳しい。

SFC版(8面:要塞面と繋がっていない)では、デスMk-II→クリスタルコア→ビッグコアMk-II→カバーしているカバードコア→デリンジャーコアの順で、我らがアイドルテトランは出てこない。最初の敵はザブラッシュなので復活時も安心。

ボスの「デリンジャーコア」はまじめにやると異様な攻撃範囲を誇りかなりえげつない。大抵はパターンにはめて倒すことになるだろう。なおコイツのショートレーザーはリザードコアと同じもので、詐欺判定も相変わらず。
またAC版4番手のクリスタルコアが触手から飛ばしてくる弾も見た目から判定がズレている。判定がデカいわけではないので大きく避ければいいのだが…。 

STAGE 10(後半) 要塞

お馴染みの要塞ステージ。AC版ではボスラッシュ直後に突入することになるが、クレーターの中に突入するというなかなか奇抜な突入方法を要求される。初見では気が付かず前に迫る壁に大焦りすることうけあいである。
要塞に突入すると入り口からハッチと雑魚の猛攻が襲ってくる。更に途中で一瞬停電して画面が見えなくなったりと開幕早々厳しい洗礼が待ち受けている。なおこの周辺で死ぬとボスラッシュまで戻されるので、なんとしても1発で抜けたい。 
その後剥がれる床&ザブ地帯。剥がれる床以上に見た目より一回り判定がデカいザブが怖い。また剥がれる前の床・天井の判定もかなりおかしい。
続いてガーメイド地帯。コイツは狭い通路の中を上下に動きまわってレーザーをぶっ放してくるのだが、破壊するとその場所に破片が残ってしまう。 通路を塞ぐように破壊してしまうと詰み確定なので、慎重に進みたい。
その後は恐怖の壁せり上がり地帯。この壁も判定がおかしく、どう見ても通れなくなっている場所を通れたりする。 プレイヤー側に有利な詐欺判定といえるかもしれない。
続いてミニクラブ地帯。小さくなったグラディウスIIのクラブが登場し、天井や床に付いたくぼみを利用して回避することになる。このミニクラブの判定は四角なので、リデュースで小さくなっても脚を抜けることは出来ない。
中ボス前最後の壁、回転レーザー地帯。回転レーザーに当たるとフォースフィールドをつけていようが容赦なく即死。しかも処理落ちをかけてもレーザーの回転速度は変わらないため、場合によってはパターンが崩れて突破不能になることもある。大量の詐欺ザブや雑魚が飛び交う中、 処理落ちをかけることも許されないシビアなエリアである。
回転レーザー地帯を抜けるとようやく中ボス・壁コアの「ディスラプト」の登場。大量のザブ、動きまわる壁、飛び交う敵弾などかなりヤバい雰囲気を漂わせているが、安地があったり砲台が破壊可能だったりと弱点も多い。
ディスラプトを倒すともはや伝説といえる「シャドーギア」の登場である。尋常じゃない詐欺判定はあまりにも有名で、当たり判定が消失するタイミングを狙って抜けるというプレイが横行するレベル。
そしてシャドーギアを抜けると、風景が変わりいよいよラストへ…。 

SFC版(9面)ではボスラッシュとは別の面扱いとなっているため復活が大分ラクになっている。また、停電・ミニクラブ・回転レーザーが削除され、ガーメイドも一部難易度では破片が破壊可能になったり、ディスラプトの地形が動かなくなったりと大幅な難易度の低減がなされた。ボスは「シャドーギアMk-II」で、中央にコアが付き破壊可能になっているが2体に増えた。

ラスト

I was born out of the greediness of mankind. While men exist, so will I.
(私は人間の欲望から生まれた。人間が存在する限り、私もまた存在しつづけるだろう。)

シャドーギアを突破したビックバイパーの前に現れたのは復活細胞壁と肉団子のような敵「デプト」。抜けるのは難しいが、実は復活細胞壁の判定はやや小さめなのでなんとかできる。
肉団子地帯を突破するといよいよラストボス「バクテリアン」にお目見え。3発の弾を飛ばしてくるが、上の弾に触れると『グラディウス』の1面に、下の弾に触れると『沙羅曼蛇』の1面、中央の弾に触れるとどちらかランダムに飛ばされる。装備を全て没収されるうえにクリアしても肉団子地帯の手前からやり直しとなる。
バクテリアンを倒すと上記のような口上をのたまって爆死。そして高速スクロールになり直角だらけの通路を抜けてついにクリアとなる。この通路の配置が地味に嫌らしく、最低でも2速、出来れば3速ないと突破は困難。

SFC版では細胞ステージが最終面(10面)として登場。雑魚の攻撃が苛烈だが、ここまできたプレイヤーにはなんとでもなる難易度だろう。最後にはAC版同様バクテリアンが登場するが、3発の弾は即死になっている(グラディウスには珍しく攻撃してくるラスボス)。脱出はなく、すぐにEDデモになる。

ボーナスステージ(SFCのみ)

泡・火山・モアイ・溶岩・高速ステージに存在するワープポイントからワープすることができる。ここでしか出現しない黄・緑カプセルが登場し、それぞれ得点・1UPカプセルとなっている。黄カプセルはツインビーよろしく画面外に出さないように連続して取るとスコアが上昇する。
これは、MSX版の『グラディウス』『グラディウス2』やGBの『ネメシス』に存在したエキストラステージを受け継いだものである。このステージを抜けるとステージクリアとなり、次のステージへと進む。途中でミスするとその面の復活まで戻されるが、再度ボーナスステージには入ることはできない。

関連動画

AC版通常のプレイ動画。                  ネタ装備プレイ。絶対に真似をしてはいけません。

PS2移植版の当たり判定表示モード。突っ込みどころ満載。

SFC版                              TASさんによる模範プレイ

開発秘話が語られるCDドラマ。当然だが開発者本人たちがやっているわけではない
 

関連項目

  • グラディウス
  • コナミ

記事のある楽曲一覧

  • Departure for Space
  • Sand Storm
  • Aqua Illusion
  • Try to Star
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