ホワイト国(優遇対象国)とは、日本の輸出管理上の優遇措置(謂わば逆差別)を受けられる国のことである。現在は「グループA」に改称されている。
ホワイト国指定国は、日本の安全保障貿易管理に於けるキャッチオール規制(補完的輸出規制)の対象外となる優遇措置を受けられる。だがしかし、そもそも論として、この優遇措置制度の存在自体、自由且つ公正な競争を基本原則とする筈の自由貿易の理念から乖離している感が否めない。
ホワイト国にはアメリカやイギリスなど27か国が指定されていたが、令和元年(2019年)8月2日に「輸出貿易管理令(以下、輸出令)の一部を改正する政令」が閣議決定され、韓国(大韓民国)の除外が決定し、ホワイト国除外の初めての事例となった。この改正輸出令は同月7日に公布され、同月28日に施行される[1]。
上記の改正輸出令の閣議決定と同時に、経済産業省は「ホワイト国」などの名称について、下記のように呼称を変更した。
| 新しい呼称 | 内訳 | 備考 |
|---|---|---|
| グループA | 輸出令別表3の国・地域 アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、 ブルガリア、カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、 フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、 イタリア、大韓民国、ルクセンブルク、オランダ、 ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、 スペイン、スウェーデン、スイス、英国、アメリカ合衆国 |
「ホワイト国」から改称 |
| グループB | 輸出管理レジームに参加し、一定要件を満たす国・地域 (グループAを除く) |
韓国はグループBに該当 |
| グループC | グループA・B・Dのいずれにも属さない国・地域 | |
| グループD | 輸出令別表3の2の国・地域 アフガニスタン、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、 イラク、レバノン、リビア、北朝鮮、ソマリア、スーダン |
|
| 輸出令別表4の国・地域 イラン、イラク、北朝鮮 |
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最終更新:2025/12/06(土) 18:00
最終更新:2025/12/06(土) 18:00
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