シャットアウラ=セクウェンツィアとは、アニメ映画『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』の登場人物である。
CV:日笠陽子
学園都市の私設治安維持部隊「黒鴉部隊」の隊長を務める黒髪ロングの少女。ステイルら魔術サイドの襲撃から鳴護アリサを保護すべく、学園都市統括理事会の認可を得て現場に投入される。
彼女のボディスーツは特殊なものであり、ワイヤー射出機能や身体能力が向上する処置が施されており、人間離れした動きも可能とする。
秩序を何よりも重んじる性格で、感情を表に出すことが少ないが「ある言葉」を聞いた途端に怒りを露わにする。
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ここから下は原作のネタバレ成分を多く含んでいます。 了承した方のみ反転して読んで下さい。 |
未見で公式の情報は見たという人ならば最初は誰でもアリサが劇場版のメインヒロインであると思いがちだが、劇場版は実質彼女の物語であり、もう一人のヒロインでもある。
乗客乗員全員が生還した「88の奇蹟」と呼ばれるオリオン号事件の被害者の一人であり、その事故で「父親」と「音楽を認識する脳の機能」を失ってしまう。
しかし、世間では既に「88の奇蹟」の話題で持ち切りになっており、父親の死が隠蔽されたことによって「奇蹟」を否定・憎むようになる。
劇場版では描写が無いが、オリオン号事件以降、レディリーに拾われた過去がある。
黒鴉部隊が作られたのも、レディリーが自分の手足として動かせる組織が欲しかったためであり、黒鴉部隊を作ったのはシャットアウラではなくレディリーである。劇中でレディリーの命令を受けて彼女が動いていたのもこのため。
ちなみに黒鴉部隊の隊員達は正確に学園都市の治安を守る彼女に惚れ込んで入隊したらしい。
後にオリオン号事件は全てレディリーによって仕組まれたものであることが発覚し、復讐を果たすためにナイフで一突きにしたり銃弾ラッシュで蜂の巣にするが復讐が叶わないと知った彼女は憎悪してきた「奇蹟」を引き起こす存在であるアリサを殺そうと決意するが、アリサを助けに来た上条当麻によって阻止、宇宙でそげぶされる。
音楽を認識する機能を取り戻し、オリオン号事件の真実を思い出した彼女は当時、「私の大切なものを全部無くしても良い。だから今、皆に奇蹟を…!」と願ったことによって鳴護アリサという少女を生み出した。
しかしその代償として彼女の音楽の才は全てアリサに渡ってしまったため、彼女は歌がノイズとしか認識できなくなった。
そして2人が1人に戻る際の歪曲によって「エンデュミオン崩壊が回避される」という奇蹟を引き起こし、(全裸で)上条に向かって微笑んだ。
アリサは「もう一人の彼女」でもあるため、本来の彼女は誰よりも奇蹟を信じ、歌を歌うことが大好きだった一人の優しい少女であることが分かる。
彼女のその後についての描写が無いが、作者のインタビューによるとアレイスターやローラにも把握できない状態になっており、学園都市のどこかで歌を歌っているようで、無事に上条達と共に地球へ帰還したようだ。
ちなみに外見はシャットアウラで、胸も大きくなっているとの事。
レベル4の「希土拡張(アースパレット)」を所有。希少金属(レアアース)を媒介にエネルギーを貯蔵・解放する能力であり、黒鴉部隊の機動兵器や専用ボディスーツにはこの能力を最大限に生かすための装備がされている。
彼女とレディリーの会話から、この能力の所有者は少ないようで珍しい能力らしい。
戦闘では事前に射出したレアアースペレットにワイヤーを突き刺して爆発を引き起こす戦法を取る。
また、劇中ではレディリーが「レアアースを自在に操る能力」と大まかにしか解説されないが、劇場パンフレットにてレベルや能力名についての記載がされている。
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最終更新:2025/12/14(日) 11:00
最終更新:2025/12/14(日) 11:00
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