スターウルフとは、
このページでは両方について解説する。
スターフォックスのライバル的存在となる武装集団。
元々スーパーファミコンの『スターフォックス2』で登場する予定だったが開発中止となったため、『スターフォックス64』(以下、64版)が初出となっている。
64版においては、表向きはスターフォックスに対抗して結成された遊撃隊であるが、その実態はアンドルフを皇帝と仰ぐピグマがウルフを担ぎ上げて結成された、アンドルフ直属の精鋭部隊である。
ウルフはフォックス(プレイヤー)を、アンドリューはスリッピーを、ピグマはペッピーを、レオンはファルコを追跡する。普通に飛行していると、まず背後を取られて追跡される。他の仲間も後ろを取られ、フォックスに救援を求めてくる(彼らは自力で振り切る事は無い)。左右に振るだけでは追跡を振り切れず、一方的に攻撃を受けてしまう。対抗策はブレーキをするか、宙返りをする事。こうする事で逆にウルフェンの背後を取る事ができる。フィチナでの戦闘で宙返りをすると「なに!?」とウルフが驚く。
ちなみに宙返りはスターウルフも使用し、レーザーを当てると宙返りをして逃げられる。が、一時的に追跡を中断させる事が出来る。追跡を中断している時に仲間がウルフェンの背後を取る事があり、アーウィンに追い回される姿が時々見られる。
64版では青ルート(≒一番簡単なルート)を進むとフィチナでコーネリア軍から奪い取った前線基地を自爆させるために時間稼ぎとして登場し、初心者に基地爆破による作戦終了(事実上の作戦失敗)を叩きつける壁となる。その後、フィチナで撃墜されていないメンバー(フィチナ未通過時は全員)が最終ステージ1つ前のボルスで、今度はボルスの爆破を阻止するために再登場する。ただし、この時はボルス・コアを破壊すれば倒さなくてもよい。
また、真の最終ステージではフィチナで倒したかどうかによらず全員が強化版となって登場し、アンドルフの前座として立ちはだかるが、異常な性能を誇り事実上のラスボスとなる。
アンドルフ軍壊滅後はどこの組織にも属さないならず者集団となり、何の悪事をしたのかは不明だが、『コマンド』ではウルフを筆頭にメンバー全員に懸賞金が懸けられるに至った。また、アンドルフ軍壊滅時から『アサルト』までの8年の間にアンドルフ軍としての性質が強いオイッコニーとピグマの2人が抜け、新たにパンサーが加入している。
一応ならずものであり悪の組織ではあるのだが、『アサルト』では「お前を倒すのはこの俺だ」とスターフォックスを助け、『コマンド』ではルート次第では金のためにスターフォックスに組する場合があり、スターフォックスシリーズにおけるダークヒーロー的な立ち位置へ収まる事になる。
また、スターウルフはウルフ自体を慕う者が勝手についてきていると言う話が『スマブラX』で聴ける。





1967年~1968年に発表されたエドモント・ハミルトンのSF小説シリーズ。小説でのスターウルフとは、母星ヴァルナの重力が過大であるために発達した敏捷性を武器に、宇宙のギャングとして悪名を馳せているヴァルナ星人の別名。
ドラマは、1978年4月2日~1978年9月24日まで読売テレビ・日本テレビ系で放送された。
当時人気番組だった「びっくり日本新記録」を一度終了させてまで始めた番組であったが、視聴率が全く振るわず、日曜日夜19時という放送枠でありながらも一度も2桁(つまり10%以上)を記録すること無く、1年間の放送予定が半年に大幅縮小する形で打ち切られてしまった。
結局、同枠は「スターウルフ」打ち切り後に再び「びっくり日本新記録」を復活させる羽目になった。
円谷プロ製作。三洋電機一社提供番組
小説はハヤカワ文庫SFから3部作で、翻訳は野田大元帥。1作目はSFレーベルの通し番号「1番」である。初出時の昔懐かしいSFテイストの「銀色の服とメカ」な表紙イラストのものと、2000年前後の再版以後の横山宏氏による「宇宙戦士の横顔」という感じの表紙イラストのものがある。SFは絵だねぇ。
新星拳(モーガン・ケン) (演:東竜也)
この作品の主人公。ヴァルナに移住した地球人の宣教師の息子で、両親の死後はハルカンに育てられ「スターウルフ」の異名を持つウルフアタッカーのエースに成長する。両親の記憶はほとんど無く、自分の事を純粋なヴァルナ人だと思い込んでいた。
地球襲撃の際に、自分と同じ名前の子供とその母親を撃つのを躊躇し、相棒のスサンダーを誤って射殺してしまった事から、ヴァルナから裏切り者として追われる事になる。逃亡の末に乗機が操縦不能になり、死を覚悟した刹那、スペース・コマンドの宇宙船バッカスⅢ世に救助された。宇宙をさすらう隕石山師と正体を偽って追及を逃れたが、キャプテンのジョウにウルフである事を見抜かれ、それを伏せたままスペース・コマンドの一員に迎えられる。
当初は勝手な行動や不審な発言によって他のメンバーから疑惑を抱かれていたが、リュウを助けるために自ら正体を明かした事で真の仲間として認められた。更に後半では他の惑星の住人からスターウルフと呼ばれるシーンもあり、スターウルフの名前自体が宇宙的に信用を置かれるようになった模様。
目の前で苦しむ人を放っておけない優しさを持つが頭に血が上りやすく、本編ではしょっちゅう逆上して兵士に殴りかかっていた。
キャプテン・ジョウ (演:宍戸錠)
地球人のエースパイロットで、傭兵集団スペース・コマンドの隊長。初登場の時点で任務を終え地球に帰還する最中で、これ最後に引退し、地球に残していた妻子との平穏な暮らしを夢見ていたが、妻子がウルフアタッカーの攻撃で殺されチームに留まる決意をする。
ケンの並外れた身体能力を見てウルフである事に気づくが、それを隠し、命を握る状態で彼をメンバーに迎えた。
リュウ (演:高橋長英)
スペース・コマンドのリーダー格。ジョウの片腕で、「かみそりリュウ」の異名を持つ切れ者。ケンを信用しておらず、命令違反を犯してまで監視するが、ササール星の地雷原で命を助けられて以来、強い友情で結ばれる。
ダン (演:湯川勉)
スペース・コマンドの隊員。チームの三番手にあたり、ドラゴン星でジョウとリュウが人質に取られた時は代わりにバッカスⅢ世の指揮を執っていた(が途中からケンが仕切るようになった)。彼女持ち。リア充爆発しろ
ビリ (演:立山博雄)
スペース・コマンドの若手メンバー。
ヒメ (演:谷川みゆき)
スペース・コマンドの紅一点。バッカスⅢ世のオペレーターを担当。早い段階でケンを信頼し、好意を寄せるようになるが、ケンの方は全く眼中に無く、想いが成就する事はなかった。
コン8 (声:高橋和枝)
第14話からスペース・コマンドに加わる小型ロボットで、正式名称は「コンピューターロボットRM8号」。お調子者でチームのムードメーカー的存在。頭頂部の穴から煙幕や緊急用の酸素「コンガス」を放出できる。第20話では涙まで流していた。
ハルカン司令 (演:山本昌平)
ヴァルナ軍団を率いる冷酷な独裁者。裏切り者ケンを執拗に狙っている。後半からは何かを連想させるヘルメットとマントを着用し、前線で指揮を執るようになった。ドラゴン星を支配するバズカル将軍(演:田中幸四郎)という義弟がいる。
スサンダー (演:杜澤泰文 (現:杜澤たいぶん))
ウルフアタッカーの一員。ケンの相棒で、リージャの兄でもあった。地球襲撃の際、地球人の母子を撃つのを躊躇するケンと揉み合いの末、銃の暴発で致命傷を負い、ケンが地球人である事を悟って死亡する。
リージャ (演:島崎奈々)
ウルフに身を置いていた頃のケンの恋人で、スサンダーの妹。兄を殺したケンへの復讐のため、単身その行方を追っていた。
本心ではケンをまだ愛しており、第7話でケンと再会し、ヴァルナの掟を捨てようとしたが、彼女に裏切り者の宿命を負わせたくなかったケンはそれを許さず、その後起こった不慮の事故によって、ケンはリージャが死んだと、リージャはケンが自分を撃ったと誤解を抱いたまま別離する事になる。続く第8話ではブラックホール付近までバッカスⅢ性を追跡していたが、それが最後の出番となり、その後の去就は不明。
ウルフアタッカー
ヴァルナ星を本拠に宇宙を荒らしまわる略奪集団。ヴァルナの超重力によって身に付いた強靭な肉体と身体能力を誇り、全宇宙から恐れられている。後半は宇宙征服を狙うヴァルナ軍団として各惑星で暗躍するが、宇宙戦ではたかが旧式の宇宙船1隻に大部隊が全滅する、格闘では地球人にさえ負けるなど弱体化が顕著だった。ちなみにケンの台詞によるとヴァルナの超重力は並みの地球人では耐えられないらしい(ヴァルナに突入したジョウたちは普通に動き回っていた?きっと気のせいでしょう)。
ヨローリン大尉 (演:村松克巳)
ササール星の将校で、敵対しているカラル星の捕虜となっている。カラル星からササール軍が開発中のスーパーウェポンの破壊を依頼されたスペース・コマンドの道案内役としてケンに脱獄させられ、行動を共にするが、気位が高く、将校であることを鼻にかけてメンバーとたびたび対立していた。ケンがウルフと知ると、彼を脅して二人で船を乗っ取ろうとした事もある。
自分が祖国ササールでは機密を敵に漏らしたスパイとして扱われ、軍籍も抹消されたと知ってからは、自分を見捨てた祖国に復讐を誓い、スペース・コマンドに協力。スーパーウェポンの正体であるスーパーエネルギーとその母船に時限爆弾をセットするが、脱出する間際、基地内に流れたササールの国歌がその決意を揺るがす。最後の最後にササール軍人としての誇りが甦ったヨローリンは、時限爆弾を解除するためスーパーウェポンの元に戻ったが、同胞であるササール兵の銃撃を背後から受け、非業の死を遂げるのだった。
裏切り者の汚名を受け、祖国に見捨てられた者同士だったが、その生き様は、仲間と共に死線を潜り抜け信頼を勝ち取ったケンとは対照的であった。
バッカスⅢ世
スペース・コマンドの20等級小型高速宇宙船。物語が始まった時点で既に旧式の船だったが、スーパーウェポン破壊の仕事に出る前に大改修が行われ、ウルフアタッカーにも単機で対抗できるほどのスペックを得る。
ステリューラー
第15話から登場したケン専用の小型戦闘機。コクピットはバッカスⅢ世内部のシューターで直結しており、即座に搭乗、発進できる。ケンの操縦スキルもあって作中では無敵の強さを誇った。
ウルフクロー
ウルフアタッカーの主戦力となる二人乗りの小型戦闘機。やられメカ。
ビッグクラスター
ウルフアタッカーの指揮官用宇宙艇。ウルフクローと大差ないやられメカ。
両者ともテーマソング・主題歌には高い評価を得ていると思いたい
TVドラマの音楽は日本ジャズピアノ界の重鎮・前田憲男が担当。TVドラマの劇伴としては唯一の仕事となっている。
なぜこの曲がバンブラDXでDLできるんだ?38年前の曲だぜ?
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/11(木) 08:00
最終更新:2025/12/11(木) 08:00
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