スター・ウォーズ　反乱者たちとは (スターウォーズハンランシャタチとは) [単語記事]

スター・ウォーズ反乱者たちとは、ルーカスフィルム制作のテレビアニメシリーズである。

概要

スター・ウォーズシリーズの正史（カノン）に位置づけられる作品であり、時系列では「エピソード3/シスの復讐」と「エピソード4/新たなる希望」の間の物語である。主人公エズラ・ブリッジャーや彼の仲間を中心として、銀河帝国への反乱活動や反乱同盟軍結成までの話が描かれる。

本作品はスター・ウォーズ/クローン・ウォーズ打ち切り後の新規プロジェクトとして制作され、未完結で終わったクローン・ウォーズの設定や登場人物が一部引き継がれている。またスター・ウォーズシリーズ初期の設定やラルフ・マクウォーリーのイラストが登場キャラや世界観に反映されている。

全4シーズンで完結。CWのような打ち切りではなく、制作側の判断とのこと。
日本での放送局はDlife、ディズニーXD、テレビ東京である。

あらすじ

遠い昔、はるかかなたの銀河系で…。

闇の帝国が、すべてを支配していた時代。とある星のストリートで暮らす少年エズラは、帝国に立ちむかう５人の反乱者たちと出会い、銀河の自由を取りもどす冒険へと飛び立つ。宇宙船ゴーストで数々の星をめぐり、ライトセーバーを手に戦うエズラと仲間たちは、帝国から銀河を救えるのか！

（ディズニーＸＤ公式サイトから引用）

登場人物

主要登場人物

エズラ・ブリッジャー（声：野島健児）
主人公。惑星ロザルでスリをしながら一人で暮らしていた。街で小規模の反乱分子が帝国軍の物資を強奪するところに出くわし、ケイナン率いる宇宙船ゴーストのメンバーと出会う。成り行きで行動を共にした後、ケイナンがジェダイであり自分にもその素質があることを知り彼らに加わることになる。性格は生意気で減らず口が多く、ゼブとよく喧嘩している。チームに加わった当初は命令や規律に従うことが苦手であった。正義感は強く困っている人や帝国に虐げられている民を見過ごすことはない。帝国兵士のヘルメットを集めることが趣味。（皇帝は彼のおじである）
ケイナン・ジェラス（声：白熊寛嗣）
かつて滅びたジェダイ騎士団の生き残りであり、ゴーストチームのリーダー格。フォースが強いエズラを弟子にとるが自身も修行を終えていなかったため未熟な面があり、エズラの教育に悩むことがある。普段は一見してジェダイだとわからないようにライトセーバーを２つに分解して携行している。しかしエズラと出会った直後のウーキー救出作戦では帝国軍の前でライトセーバーを振るって戦ったため正体が知られてしまった。オーダー６６で師匠を失っており、心に傷を残している。ちなみにケイナン・ジェラスは偽名。
ヘラ・シンドゥーラ（声：宮島依里）
ゴーストチームのパイロット。ライロス出身のトワイレックの女性であり、父親はクローン戦争で戦っていたチャム・シンドゥーラ。すご腕のパイロットでありＴＩＥファイターとのドッグファイトでは負けることはない。後に反乱軍のファイター中隊のキャプテンを務める。チームの副リーダー的存在であり、反乱活動の重要性やチームを率いる責任を自覚している。それゆえ任務の遂行を命令の服従には厳しい。反乱軍司令部からの信頼も厚く、作戦立案を担当することも多い。なお怒らせると怖い。映画ローグワンのシンドゥーラ将軍とは彼女とのこと。
ガラゼブ・オレリウス（声：稲葉実）
通称ゼブ。ラサット族の男性で大柄の力持ちである。ゴーストチームのパワー担当。過去に同胞を帝国軍に虐殺されており、自分が最後のラサットだと信じていた。故郷のラサンで殲滅作戦に参加していたエージェントカラスとは浅からぬ因縁があり、事あるごとに対峙することになる。武器は銃としても電流を帯びた槍としても使えるボーライフル。ストームトルーパーをバケツ頭と名付けて呼んでいる。彼の悪態「カラバスト」（日本語ではなんてこったなどと訳される）はチーム内のエズラなどに伝染している様子。
サビーン・レン（声：田野アサミ）
マンダロア出身の少女。武器と爆薬のスペシャリストであり、よく帝国軍を陽動するために爆薬を仕掛ける。スプレーアートが趣味であり作中でも彼女の作品は何度か登場する。生まれのレン家はマンダロアのヴィズラ一派であり元デス・ウォッチだった。チームの中でも比較的自由奔放な存在であり、年相応に好戦的な面があるが実力は確か。シーズン３ではついにジェットパックを手に入れマンダロア兵士としての本領を発揮する。ちなみに髪の色はシーズンごとに変わっている。
C1-10P（愛称：チョッパー）
ゴーストチームを補佐するアストロメク・ドロイド。整備から砲手までこなす有能な乗組員。新しいパーツを購入する余裕がないためか、中身は予備のパーツで構成されており、塗装も剥げ落ちている。無愛想で気難しい性格で、ゼブやエズラと喧嘩になったときにはバケツ頭だのドラム缶だのと呼ばれているが喧嘩するほど仲のいい関係である。
映画ローグワンでカメオ出演しており、アニメから実写に登場した貴重なキャラクターでもある。

帝国陣営

エージェントカラス（声：丸山壮史）
帝国保安局所属のエージェント。惑星ケッセルでゴーストチームに遭遇して以降彼らを捕まえることに執念を燃やしている。武器はラサン殲滅の際に得たボーライフルである。毎回反乱者たちに迫るがその度に逃げられるか手痛いしっぺ返しを食らっている。あご髭とつながったもみあげが特徴。だがその正体は…
大尋問官（声：咲野俊介）
ジェダイの残党狩りやフォースの感応力を持った子どもを拉致する尋問官のリーダー。灰色の肌をしたパウワンの男性でクローン戦争時代はテンプルガードとしてジェダイ・オーダーに仕えていた。第一シーズン最大の敵であり、反乱者たちと何度も戦いを繰り広げた。