Splinter Cell (スプリンターセル)とはUbisoft製作のステルスアクションゲームのシリーズである。
トム・クランシー監修のステルスアクションゲームのシリーズ。近未来の戦争を描いたトム・クランシーシリーズとして、レインボーシックス・ゴーストリコン・H.A.W.X・EndWarなどと世界観を同じにする。
主人公サム・フィッシャーはアメリカ国家安全保障局(NSA)の秘密部署「サード・エシュロン」のエージェントで、大規模テロを静かに闇にまぎれながら阻止していく。
スニーキングアクションゲームであるため、同ジャンルのメタルギアシリーズと比較される場合がしばしば見られるが、それぞれテーマや雰囲気の異なる、まったく別のゲームである。
高度なデジタル暗号化技術の普及により、アメリカ合衆国に対する潜在的な脅威はますますその姿を捉えにくくなりつつある。 これを受けて、アメリカ国家安全保障局(NSA)は新時代の情報技術に対応した特殊部隊を編成した。 サードエシュロンと呼ばれるこの極秘チームは、古典的な諜報活動のほか、最新鋭の監視技術や戦闘技術を駆使して敵の情報を盗み出すことを目的としている。合衆国の安全に関わる情報が従来の手段で獲得できない場合、物理的手段に訴えることもサードエシュロンの任務となる。 それを担うのが、合衆国政府が決してその存在を認めることのない組織、「スプリンターセル」だ。彼らは単独の特殊工作員から構成され、それぞれが遠隔支援を受けて活動を行う。ガラスの破片のように、鋭く、小さく、捉えがたいことがその名の由来である。
スプリンターセル パンドラトゥモロー日本語版公式サイトより
2002年発売。日本語版ではPS2・Xbox・Windows版が、海外版のみではゲームキューブ・GBA・N-Gage・Mac OS X版が販売されている。開発はUbisoft Montreal、Ubisoft Shanghai、Gameloft。
プレイヤーは、NSAの秘密部署「サード・エシュロン」のエージェント、サム・フィッシャーとして、特徴的なナイトビジョン/サーマルビジョンゴーグルなどの様々な最先端の端末を用いて大規模テロを静かに闇にまぎれながら阻止していく。
2004年発売。日本語版ではPS2・Xbox・Windows版が、海外版のみではゲームキューブ・GBA・Java ME版が販売されている。開発はUbisoft Shanghai、Ubisoft Annecy、Gameloft。
2006年、アメリカは東ティモールに暫定的な軍事基地を設置し、「世界で最も若い民主主義」の防衛軍の訓練にあたっていた。 しかし東南アジアにおけるアメリカ軍の存在には抵抗感が強まりつつあり、ついにインドネシア民兵がティモールの民主主義に与える脅威がそれを上回ることになる。 アメリカに対する排斥運動が沸き起こったのだ。 この運動の急先鋒がスハディ・サドノという男の率いるゲリラ組織だ。 彼らはインドネシア政府内の腐敗した有力な一派から非公式な支援を受け、首都ジャカルタにあるアメリカ大使館を襲撃し、民間人、軍人を含む数十名の人質を取って占拠した。
「サム・フィッシャー、君を現地に派遣する。 今回の目的は人質の救出ではない。 スハディの部下が大使館内の極秘資料を手にする前に資料を破棄するのだ。 幸運を祈る・・・。」
日本語版公式サイトより
2005年発売。PS2・Xbox・Xbox360(Classics)・Windows版が、海外版のみではゲームキューブ・DS・N-Gage・Java ME版が販売されている。開発はUbisoft Montreal、Ubisoft Annecy、Gameloft。
機密情報をにぎるエンジニアのブルース・モルゲンホルトがペルーで誘拐された。これを受けて、アメリカ国家安全保障局(NSA)が極秘に組織した秘密機関「サードエシェロン」はモルゲンホルト救出に動く。しかし、時すでに遅く、モルゲンホルトは誘拐犯らに拷問され死んでいる状態で発見された・・・。サム・フィッシャーは犯行現場に残された最新の武器から、その武器を輸送した貨物船を突き止める。武器はMCASバンコ・デ・パナマ銀行を介して売買されたものであると判明。サム・フィッシャーはまずその銀行に潜入し、調査を開始する。
コンピューターテロが起こり日本とアメリカ東海岸で情報システムが停止する。サム・フィッシャーは、バンコ・デ・パナマ銀行とモルゲンホルトを結びつける人物、ゼルケージを追って彼の住むペントハウスを調査しに、マンハッタンに向かう。しかし、ゼルケージは北海道に逃亡することに成功した。それに協力したのは、彼の旧友であるダグラス・シェトランドが組織する民間軍事会社、ディスプレイス・インターナショナル社とシェトランドの右腕である傭兵、マイラン・ネディチであることが判明。サム・フィッシャーはゼルケージを探しに北海道に向かうが、彼を確保する前にシェトランドによってゼルケージが殺害されてしまう。その間アジアでは、北朝鮮がJapanese I-SDF(日本の自衛隊の諜報機関)の結成に抗議し二国間の緊張が高まっていた。
アメリカと北朝鮮の緊張が最高潮に高まっている頃、アメリカの戦艦ウェルシュがミサイルに撃沈させられた。アメリカは北朝鮮からの攻撃を疑うが、北朝鮮はミサイルを発射したのは自国ではないと反論する。サム・フィッシャーは、北朝鮮のミサイル発射装置は何者かに介入され、北朝鮮の意向ではないままに発射されていたことを突き止める。しかし、追い詰められた北朝鮮は、韓国との国境を越え侵略を開始しようと試み、第2の朝鮮戦争の危機となる。中国は、もしアメリカと朝鮮のいずれかが核を行使した場合、自国も核を使用し世界的な核戦争になると警告する。エシェロンは北朝鮮で起こったコンピューターテロがソウルを経由して発せられたものであることを突き止めた。サム・フィッシャーがソウルのダウンタウンにあるデータタンクにアクセスし、データを復元して飛行機に転送した瞬間、機が北朝鮮の対空ミサイルの攻撃を受けた。サム・フィッシャーは一刻も早く残骸にたどり着き、朝鮮の手に渡る前にデータを破壊しなければならなくなる。エシェロンの調査で、ソウルのコンピューターテロは日本から発せられたことが判明した。シェトランドはあるグループと、機密情報の交換のため日本で準備を進めていた。そのグループがI-SDFであり、I-SDFの最高人物である大友敏郎が、コンピューターテロを操っていたことが判明する。大友は、テロを起こして自分の力を証明し、自分は情報戦争を世界規模に発展させることができるとして、日本政府へ憲法廃止を恐喝していた。サム・フィッシャーは世界の危機を煽ろうとしていた大友を殺害しこの地で起こる紛争を阻止するため、日本の防衛庁に潜入する。
日本語版公式サイトより
2006年発売。日本語版ではPS2・Xbox360版が、海外版のみではWindows・PS3・Xbox・ゲームキューブ・Wii・Java ME版が販売されている。開発はUbisoft shanghai、Ubisoft montreal、Ubisoft annecy。Xbox360・Windows・PS3版はUbisoft shanghaiが開発を担当し、Xbox・PS2・GC・Wii版はUbi montrealが担当しており、それぞれに映像表現に違いがある。
テロ組織の情報を内部からつかむために組織に潜入し、テロリストの一員として活動する主人公“サム・フィッシャー”。NSA米国秘密諜報組織のエージェントであることがばれたら、即、殺されてしまう。サムはテロリスト達を信じ込ませる為にテロに加担し、罪のない人々を殺すことができるか・・・!?
テロリストとエージェントの2つの相反するミッションの狭間で、プレイヤーは究極の選択を迫られる!
Ubisoft日本公式サイトより
2010年発売。隠れるステルスから攻めるステルスへと大きく舵を切った作品。詳細は「スプリンターセルコンヴィクション」にて記事があるので割愛する。日本語版はXbox360版のみ、海外版ではWindows版が存在する。開発はUbisoft Montreal、Gameloft。
アメリカ国家安全保障局の秘密部隊「サードエシュロン」のエージェントであったサム・フィッシャーは、組織から離れ、単独で娘サラの死亡原因を調査していた。
調査の過程で容疑者の手掛かりがマルタ島にあることをつかんだサムは、マルタ島へと向かう。この地で彼は、かつて自分が信じ属していた組織「サードエシュロン」が娘の死にかかわりを持っているらしいという疑いを抱くに至った。衝撃を受けるサムの元を、突如サードエシュロンの工作員が急襲する。彼らによってワシントンD.C.に連行されたサムは、かつての同僚グリムから驚くべき情報と、倒すべき敵の正体を聞く。
サム・フィッシャーはもう、個性を殺し、ただ与えられた任務を忠実に遂行する、秘密のエージェントではない。過去に信じた組織、強大な敵に、サムは「一人の男」として立ち向かうのだ――。
日本語版公式サイトより
2013年に発売が予告されているシリーズ最新作。
Splinter Cell: Essentials (PSP 海外のみ)
Splinter Cell: Trilogy (PS3 海外のみ) - スプリンターセル・パンドラトゥモロー・カオスセオリーの初代3作のHDリマスターパッケージ
Splinter Cell 3D (スプリンターセル3D) (3DS 日本でも発売) - 「カオスセオリー」の3DS移植版
スプリンターセルコンヴィクション以降の動画は各記事にて。
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最終更新:2025/12/06(土) 01:00
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