ソニー・インタラクティブエンタテインメント(Sony Interactive Entertainment Inc. 略称SIE)とは、ソニーグループ傘下の多国籍ゲーム開発企業である。日本にルーツを持ち、2016年の再編後のグローバル本社はアメリカ・カリフォルニア州のサンマテオに置かれている。
家庭用のゲームハード、ゲームソフトなどの開発・製造・販売を行う多国籍ゲーム企業。
1993年11月16日に、ソニー及びその関連会社のスタッフらによって「ソニー・コンピュータエンタテインメント」(Sony Computer Entertainment Inc. 略称SCE)として東京・港区に設立された。
2009年4月2日、ニコニコチャンネルにPlayStation公式チャンネル「ぷれちゃ」を開設。
2010年4月1日、現在のSCEをソニーが吸収し本体と現SCEのネットワーク事業を集約・効率化、ゲーム部門のみを継承する新生SCEが誕生した。
2014年8月1日、ニコニコチャンネルにPlayStation公式チャンネル「SCE JAPAN Studio」を開設。
2016年4月1日、現社名を「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」(SIE)に変更した。[1]
同年にアメリカ・カリフォルニア州にSIEグループ本社として「Sony Interactive Entertainment LLC」が設立され、日本に所在するSIEはそのグループ会社扱いとなった。現在、日本ではSIEの部門である「ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジア」(SIEJA)を通してPSシリーズの販売が行われている。
傘下のスタジオもSIE設立後に再編が行われており、2020年以降は「PlayStation Studios」のブランド名が用いられている。2021年に「SIEジャパンスタジオ」(旧SCEジャパンスタジオ)は元々はジャパンスタジオの傘下だった「Team Asobi」に統合されている。現在日本国内のスタジオはTeam Asobiとポリフォニー・デジタルの2スタジオ体制となっている。
2019年3月26日より、情報番組「State of Play」を配信開始した。
2016年4月にSCEの再編により誕生したSIEでは、アメリカ本社が経営戦略の主導権を握る体制が確立されている。
SCE時代から、PS3以降は北米スタジオ制作の『アンチャーテッド』『The Last of Us』といった世界的ヒット作が続々と生まれ、欧米でシェアが拡大する一方、日本ではスマートフォンゲームや携帯ゲームが主流になり、据え置き型ゲーム機の存在感が弱くなったことで、海外市場の影響力が高まってきた。
2011年にはイギリス出身のアンドリュー・ハウスがSCEのトップに就任し、PS4を世界的ヒットに導いたが、2019年就任のジム・ライアンの下でも北米中心の経営方針は継続した。この結果、日本のユーザーからは「日本市場が軽視されている」という不満の声が上がるようになった。
その象徴的な例として、PS4が2013年11月に北米先行発売され、日本は2014年2月へと後回しになったことや、PS5で決定ボタンが日本独自の「○」から、グローバル標準の「×」に統一されたこと、2021年にサルゲッチュ、どこでもいっしょなどを生み出したSIEジャパンスタジオが閉鎖されたことなどが挙げられる。
ソニーグループはゲーム事業のみの地域別売上を公表していないが、グループ全体の売上構成から推測すると、北米が約4割、欧州が約3割、アジア太平洋地域が約2割、その他が約1割を占めるとみられ、日本単独では1割に満たない規模と考えられる。こうした構造も、海外市場重視の流れを後押ししている。
()内は代表作
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最終更新:2025/12/09(火) 05:00
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