タノシソウダネとは、楽しそうに対局する二人を見た感想である。
タノシソウダネは、日本将棋連盟モバイルPVの、オンライン対局を紹介する場面(関連動画 0:44〜)に登場する言葉である。棒読み独特のイントネーションを表現するために、表記の際には必ず半角カタカナが使用される。
日本将棋連盟モバイルPVは、ニコニコ生放送で放映されるタイトル戦などの休憩時間に高確率で放送されるため、将棋ファンにはすっかりおなじみのものになっている。あまりの中毒性の高さから、休憩時間にこのPVが流れなかった時には、禁断症状を起こしたコメントが見られることも。
PVが流れた際には、まず始まった瞬間にキタ━(゚∀゚)━!と喜びの声があがり、しばらくの間タノ…、ティロ…などのコメントが流れる。期待感の漂う出だしだ。
中盤にかけてBGMのギターが盛り上がっていき、画面をティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロとスピード感のあるコメントが駆け抜けていく。コメダ…コメ達の躍動する様を見てとることができるだろう。
そしてついにオンライン対局を紹介する場面が始まると、直前のオウテ! アーヤッチャッタヨーと共にタノシソウダネの弾幕が画面を埋め尽くし、PVはクライマックスを迎える。
まさに序盤・中盤・終盤、隙がない構成である。
タノシソウダネ弾幕を張った観戦者は、対局場の静かな様子、あるいはお昼休憩の詰将棋問題が映し出される画面の前で一つの仕事をやりきった余韻に浸り、心晴れやかに休憩を楽しむことができるという。
ちなみにこのPVは、ナレーションの矢内理絵子女流四段、オウテ!の藤田綾女流初段、アーヤッチャッタヨーの山口恵梨子女流初段の他に、BGMのギター演奏は西尾明六段、ビデオ撮影は野月浩貴七段(段位はいずれも記事執筆時点)が担当するなど、棋士による手作りとなっている。
第2回電王戦第1局では視聴者からPVについての質問が寄せられ(関連ニコ生 2:20:15〜)、ナレーションの録音を将棋連盟の地下でマイクを持って数テイク行ったことや、当初「楽しそう」とするつもりだった部分を試行錯誤の末にタノシソウダネに変更したこと、録音したときにはテンションを上げて抑揚をつけたつもりだったが、聞いてみたら棒読みになっていたことなどが語られた。ジカクシテタンダネ。
棒読みを気にする素振りも見せた矢内女流四段に対し、「味があって良い」「アレガインダヨー」などのコメントも寄せられた。上手すぎない手作り感も、親しみやすさや中毒性を生む一因だろう。
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最終更新:2025/12/21(日) 04:00
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