ダニーの奇妙な冒険とは、SFC版ドラゴンクエストⅤのプレイ動画の一つ。
動画のタイトルから「マイナーモンスターズ」とも。全30話。
通常のプレイではあまり使用されない、いわゆるマイナーな仲間モンスターのみでクリアを目指すという縛りプレイ動画である。ドラクエⅤモンスター限定プレイ動画の草分けと言うべき作品。タイトルのダニーは、このプレイ動画の主役であるダンスニードルのダニーから。
決して強キャラとは言い難いモンスターたちの、常に綱渡りな冒険が最大の魅力。うp主の戦略的なプレイによって、特にボス戦において数多くの神懸かり的な展開が生み出された。とりわけ溶岩原人戦、ブオーン戦、そしてミルドラース戦は「ニコニコ名勝負」と呼ぶにふさわしい死闘である。
主人公(ニンゲン)は一切の攻撃、移動中の魔法すらも禁止。強制戦闘参加時は、攻撃しない為、戦闘とは関係のない道具を使う。「ビアンカのリボン」や「エッチなしたぎ」を使う様はまさに紳士の一言に尽きる。
また、回を追うごとに加速度的に進化していくうp主の編集技術も見所のひとつである。その編集技術によりタンスルーラやダンスルーラなど数々の新ルーラを生み出した。タンスルーラや主人公の紳士ぶりは、蘇生禁止&モンスターのみでドラクエ5、等の他ドラクエ縛りプレイなどにも大きく影響を与えている。
ニコニコ動画ファンブックにも取り上げられた。
「ドラクエ5で仲間にできるマイナーなモンスターチームのみでクリアをめざす。
主人公である人間には絶対に頼らないという縛りプレイで、笑と感動を与えてくれる。
ラストバトルでは、愛着のわいたモンスターたちの死闘に、涙で画面が見えなくなるハズ。
全30話の大作だ。」加藤剛敏編 『ニコニコ動画ファンブック』 晋遊舎 2007年 p51より引用
なお、2008年6月をもって完結一周年を迎えたが、夏休みにうpされる予定だったエスターク編が始まる気配は今のところない。
ダニー (ダンスニードル)
本作の主役。彼がニンゲンと出会ったことから全てが始まった。能力的には決して優秀なモンスターでは無いが、本作では何よりも驚異的なしぶとさによって神懸かり的な死闘を演出する。天空の剣(いてつくはどう)と天空の盾(マホカンタ)を駆使し戦う様はまさに「勇者」と呼ぶに相応しい。
でも基本的に耐性が無いので死ぬときはあっさり死ぬ。それもまたダニー。
ピーコ (クックルー)
本作のヒロイン。ニセ太后戦において色々な意味で衝撃的なデビューを飾り、以後豊富な補助呪文を駆使しダニーの相棒として最終決戦まで大活躍する。ギリギリの状況から何度でも立ち上がるダニーと、傍らでそれを支えるピーコの名コンビぶりは黄金タッグと呼ばれた。
マーリン (まほうつかい)
いわゆる「四顧の礼」を持って迎え入れられたマイナーモンスターズの秘密兵器。仲間になった当初は装備もなく能力的にも低く、溶岩地帯をひとりで歩かされる新人いびりを受けるなど虐められキャラだったが、メラミを覚えてからは華麗に主戦力として台頭、最終決戦まで欠かせない戦力となる。ある意味、本作は彼(彼女?)の成長物語であるのかもしれない。
ロッキー (ばくだんいわ)
溶岩原人戦の切り札として投入された我らが特攻野郎。別名宮里藍。頼んでもいないのに勝手に自爆し、こっちが自爆を命じれば全力で拒否するフリーダムぶりは多くの視聴者の爆笑を誘った。その一方で、常にギリギリの戦いを続けるパーティの中で、最後の手段として全滅の危機を救っている。そして最終決戦における最期まで彼らしい生き様は、死闘を見守る視聴者たちの涙を誘った。
アイリン (ビックアイ)
回復手段が薬草しかないパーティに颯爽と現れた、イカしたモフモフ僧侶。どこまでいっても「また薬草ッスかwww」なパーティの屋台骨を支えた。レベルカンスト後はピーコ、ミーナとともに「三姉妹」と呼ばれ、切り札として活躍。どこまでも献身的であり続けたその姿は、最終決戦でロッキーとともに多くの涙を呼んだ。
アジャパ (ネーレウス)
何しろニンゲンは一切の呪文が使えないため、本作では移動中のルーラすら不可能。そんな状況を華麗に救うべく参戦したルーラ要員。戦闘では目立った活躍が無かったため最終決戦組ではイマイチ地味な扱いだが、うp主的には一番有り難い存在だったかもしれない。
ミーナ (エリミネーター)
見た目は覆面パンツ野郎、しかしてその実体はパーティの切り札「三姉妹」の切り込み隊長。というかマイナーなのに普通に強すぎたため、切り札扱いにされてしまったある意味可哀想なキャラ。パーティ内では圧倒的な攻撃力を誇り、火力の足りないパーティを支えた。
ロバート (くさったしたい)
シリーズ最初期、サボテンと死体(ヘンリー含む)しか居なかった頃の主力。装備の足りない中、序盤の冒険を支えていたが、死の火山攻略以降はパーティの戦力が揃いだしたこともあり、ほとんど出番が無かった。
ミニモン (ミニデーモン)
チゾットからの下山時、罠にかかり壊滅寸前だったパーティを救ったキュートなアイツ。耐性とメラミを買われてジャミ戦のメンバーに抜擢された際には、そのフリーダム過ぎる挙動で視聴者の度肝を抜いた。終盤まで戦力として使われるが、最終決戦では出番が無かった。
ドラきち (ドラキー)
序盤ではパーティ入りを断られ、かなり終盤になってからパーティ入り。パーティ入りのタイミング的に活躍のしようもない……はずだったが、うp主の演出精神により大神殿で妙な目立ち方をすることに。ずっとドラきちのターン!
アムール (アームライオン)
バカ担当。後半戦の主力となることを期待されて、デモンズタワーでかなりの時間をかけてようやく仲間に加わった……が、賢さの低さと能力的な微妙さでイマイチ活躍できず。やっぱり二回攻撃できないのは詐欺と言わざるを得ない。
リンガー (シュプリンガー)
最終決戦へと向かうパーティに颯爽と加わった黄金ルーキー。加入直後から強力な装備を与えられ主戦力と期待されたが、しかしてその実体は……。ドラクエⅤにおける耐性の重要性を身をもって教えてくれた。
ゲレゲレ(故)
もちろん本作の縛りでは使用禁止。いつの間にかパーティに加わっていたが、そのときは既に死体だった。その後の扱いに関しては……ここでのこれ以上の言及は避けることにする。合掌。
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最終更新:2025/12/18(木) 15:00
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