コスモスとカオスの闘いは終わり、
新たな世界の神々のもと
再び闘いが始まる――
闘いの舞台は“アーケード”へ
DISSIDIA
FINAL FANTASY
「たたかう」を選ぶ戦いでは物足りない――
ディシディア ファイナルファンタジー(アーケード)とは、FFシリーズ初のアーケード作品である。
2015年11月26日 正式稼働予定
あらすじ
最終決戦の先にある、始まりの物語
かつて調和と混沌を司る二柱の神々が繰り広げた闘争は、
異次元より招かれた戦士達によって終止符を打たれた。
役目を終えた戦場は、次元の狭間に消えゆくさだめのはずだった。
しかし、何者かが新たな『力』を引き寄せ、滅びかけた世界は再び息を吹き返す。
それは新たな闘争の幕開けであり、予兆でもあった。
すべては『運命の刻』で明らかになる――
概要
2015年2月14日に開催された「JAEPO 2015」にて、スクウェア・エニックスが発表した新たなファイナルファンタジー。
ディシディアといえば、以前PSPで発売された対戦アクションであるが、今作ではアーケード版として発表された。
同日にスクウェア・エニックス公式サイトにて、ティザーサイト及びトレーラームービーが公開。
ウォーリア・オブ・ライトやライトニングなどの歴代FFキャラが画面狭しと暴れ回っており、3対3のバトルが展開されることが予告されている。
なお、コスモスとカオスの闘いである前2作とは世界観が異なり
あなた(プレイヤー自身)が神に仕え、世界の覇権を巡って闘う、という世界観になる、とのこと。
2015年4月10日に開催された「Closed Conference 2015」にて、コーエーテクモゲームス TeamNINJAとの共同開発になること、サービス稼働時期は2015年秋になることなどが発表された。
コアシステムを従来のアーケードゲーム基板ではなく、PS4を活用しているということで早速移植が期待されるが、最低1年間はアーケードに専念する様子。
筐体は、特徴的な操作デバイスであるものの、ボタン配置はPSシリーズのものと近い。
操作デバイスは左右レバー+召喚ボタンとなっており、左レバーには左スティックとLI、LIIボタン。
右レバーにはI,II,III,IVボタン(それぞれ△○×□ボタンの配置になっている)、RI、RIIボタン、右スティックがある。
左右レバーの間に召喚ボタンが用意されており、後述の召喚獣システムのために使用する。
各ボタン以外にも、タッチパネル操作にも対応しており、シンボルチャットなどもそこで行う。
セーブデータの保存は主に「NESiCA」が使われる。
プレイルール
ゲームセンターによって詳細なルールは異なるが、スクウェア・エニックスが掲げるガイドラインとして、以下の3つが提唱されており、恐らくは無制限とその他のルールの組み合わせが多くなると思われる。
- 並び交代制の筐体
筐体の後ろに列を作って順番にプレイします。
最大200円投入し、2プレイが終わったら次の人に譲るルール。
- 予約制の筐体
記名予約表がある場合、名前を書き込んで順番待ちをするルール。
こちらも最大200円、2プレイが終わったら交代となる。
- 無制限の筐体
一度座ったら飽きるまでプレイできるルール。
ゲームシステム(新要素、PSP版からの変更点など)
- 3 VS 3によるチームバトル
PSP版では、1 VS 1の対戦アクションだったが、本作ではチームバトルとなっている。
- それに伴う「勢力HP(パーティライフ)」の追加
ゲージが3目盛りあり、キャラが戦闘不能になるごとに1目盛りずつ減少。
先に尽きた側が負けとなる。
つまり勝利条件は“相手チームの全滅”ではなく、“相手チームのキャラを合計3回倒すこと”である。
- 「EXスキル」という概念
IIボタンによる「ブレイブ攻撃」、IVボタンによる「HP攻撃」に加え、Iボタンによる「EXスキル」が追加された。
独自技のほか、味方への支援、相手への弱体などの効果を持つものがあり、独自技以外はカスタマイズで付け替えができる。
スキルごとにチャージタイムが設定されており、攻撃を当てるとその時間は短縮される。
- 召喚獣のシステム変更
詳細は後述。
- ダッシュ
ダッシュをすると減っていく「ダッシュゲージ」が追加された。回復するには地面に降りる必要がある。
地上戦、空中戦のバランスを見直した形。
また、ダッシュ中に発動するブレイブ攻撃が新たに加えられている。
- ダッシュキャンセル
近距離系の技は前作のカインのように攻撃終わり際の動作をダッシュでキャンセルできるようになっている。ライトニング等一部のキャラは魔法攻撃もダッシュでキャンセルできる。
- ガード
PSP版ではボタンを押した時にだけガード行動を起こし、キャラ正面の攻撃をガードする方式だったが、
本作ではガード行動を維持でき、かつ全方向ガードとなっている。
その代わり、時間経過と相手からの攻撃で耐久度が落ちていきやがて破壊される。
HP攻撃をガードできないのはPSP版と同様。
- ステップ
PSP版では「回避」と呼ばれていた行動。
無敵時間が無くなった。
- カスタマイズ要素
スマホ向けアプリでカスタマイズできるようにする予定。
ブレイブ攻撃は固定だが、HP攻撃ひとつとEXスキルふたつは自由に付け替え可能。
召喚獣も事前に選んでおく。BGMもカスタムできる。
- 神々の闘争
プレイヤーは、コスモスとカオスに代わる二柱の神様のどちらかの勢力に所属し、一定期間ごとにバトルの結果を集計して、ポイントを競うことになる。
勝つと、コスチューム引き換え権などを受け取れる、といったメリットが有る。
- PSP版から無くなったもの
- ストーリーモード
- EXモード、EXバースト、EXリベンジ
- アシストシステム
- デジョントラップ
- 激突ダメージ
- 条件アクセサリ
など。
登場キャラクター
ロケテストでは、前作から5キャラとFF14から参戦したヤ・シュトラの6キャラを使用できる。
サービス開始時には、FF1~14までの(PSP版で言う)コスモスサイドの計14キャラだけ揃う。
FFTから参戦するラムザ・ベオルブ含め50体以上リストアップされているらしく、それらはアップデートで随時追加予定。
PSP版に登場したキャラをリストラすることはないとのこと(性能は変わる場合あり)。
キャラクターにはそれぞれHEAVY[攻撃範囲が広めの技を持つ]、SPEED[高機動力で素早く動き回れる]、SHOOT[遠距離攻撃を得意とする]、UNIQUE[他のタイプにない特殊な性能の技を持つ]の4つのタイプが割り振られている。
- ファイナルファンタジー(第1作)
- ウォーリア・オブ・ライト CV:関俊彦 TYPE:HEAVY
固有EXスキル:ホーリーチェーン[一定範囲内の敵パーティを強制的に自分にロックオンさせる]
「光あるかぎり、私は闘う」
バランスが良く扱いやすいキャラクター。
PSP版でHP攻撃だった「シールドオブライト」は本作ではブレイブ攻撃となり仕様も変わっている。
HP攻撃TypeAはお馴染みの「シャイニングウェーブ」。
- ファイナルファンタジーII
- フリオニール CV:緑川光 TYPE:HEAVY
固有EXスキル:ブラッドウェポン[HPが徐々に減少するが、あらゆる攻撃で敵のHPを吸収できる]
「俺たちならきっとできる!」
地上戦に特化したキャラクター。
地上ブレイブ攻撃の2段目と3段目がレバー入力によって変化し、状況に応じて技を出し分けることが可能となった。また、相手に攻撃がヒットしていなくてもコンボを放つことができ、より地上戦における多彩な攻めが可能となっている。
一方、空中技は1種類のみとなり、過去作より攻め手に乏しくなっている。
- ファイナルファンタジーIII
- オニオンナイト CV:福山潤 TYPE:UNIQUE
固有EXスキル:ジョブチェンジ[忍者か賢者にジョブチェンジができる]
「みんなでかかれば一瞬だよね」
すばやく手数が多いキャラクター。
物理攻撃を当て続けると「忍者」に、魔法攻撃を当て続けると「賢者」に自動的にジョブチェンジする。
「たまねぎ剣士」「忍者」「賢者」それぞれに各ブレイブ攻撃がセットされている。
ロケテではSPEEDタイプだったが、本稼働に当たり追加されたUNIQUEタイプに変更された。
- ファイナルファンタジーIV
- セシル・ハーヴィ CV:程嶋しづマ TYPE:HEAVY
固有EXスキル:ジョブチェンジ[暗黒騎士とパラディンを切り換え、変更後一定時間パワーアップする]
「どんな試練も乗り越えてみせる!」
2つのジョブを切り換えながら戦うキャラクター。
EXスキルの「ジョブチェンジ」で空中特化かつSPEED寄りのパラディンと地上特化かつSHOOT寄りの暗黒剣士の2つのジョブを切り換えつつ戦う。
それぞれ特化しているエリアにおいては多彩なブレイブ攻撃を繰り出せるが、そうでないエリアでのブレイブ攻撃は1種類のみとなっている。
- ファイナルファンタジーV
- バッツ・クラウザー CV:保志総一朗 TYPE:UNIQUE
固有EXスキル:幸運のお守り[自身に掛かっているバフ効果をチームメンバー全員にコピーする]
「行っくぞー!風の赴くままにっ!」
自らを強化しながら戦うキャラクター。
「ものまね」がなくなり、一つ一つの技に各ジョブ(侍など)のアクションが割り当てられているスタイルに変更。
開始直後はステータス面では他のキャラに劣るものの、一種類の技を使い続けるとその技に対応したジョブをマスターし、技が強化されてジョブに対応したバフ効果が自身にかかる。
また、すべてのジョブをマスターすると「すっぴんマスター」となり、さらなる強化が加わる
- ファイナルファンタジーVI
- ティナ・ブランフォード CV:福井裕佳梨 TYPE:SHOOT
固有EXスキル:トランス[ステータスアップ]
「未来のために戦う!」
遠距離からの魔法攻撃が得意なキャラクター。
攻撃せずにいると魔力をチャージできる。通常魔法を連発してもよし、溜めて一発を狙うのもよし。
PSP版でHP攻撃だった「トルネド」が本作ではブレイブ攻撃となっていたり、
逆にブレイブ攻撃だった「メテオ」がHP攻撃になっているなどの変更がある。
- ファイナルファンタジーVII
- クラウド・ストライフ CV:櫻井孝宏 TYPE:HEAVY
固有EXスキル:LIMIT BREAK[タメ時間短縮]
「俺は、俺の意思で戦う」
接近戦が得意な非常に扱いやすいキャラクター。
ダッシュ中以外のすべてのブレイブ攻撃を「タメ」ることができ、威力を上げ一気にブレイブを削ることができる。
原作のリミット技「凶斬り」と「メテオレイン」も健在。
- ファイナルファンタジーXIII
- ライトニング CV:坂本真綾 TYPE:SPEED
固有EXスキル:シーンドライブ[攻撃を当てると自分のHPが回復する]
「突破口を見出す!」
「オプティマチェンジ」によりバトルスタイルを切り替え可能な攻撃の幅が広いキャラクター。
「アタッカー(武器による接近攻撃主体)」と「ブラスター(魔法による遠距離攻撃主体)」を切り替えることができる。
EXスキルは彼女の代名詞でもある「シーンドライブ」。ヒットすると自HPが回復する効果がある。
デフォルトではスピード最速とのこと。
- ファイナルファンタジーXIV
- ヤ・シュトラ CV:茅野愛衣 TYPE:SHOOT
固有EXスキル:エーテリアルパルス[無防備だが、味方のブレイブが増え続ける]
「行くわよ!集中なさい!」
猫耳や尻尾がある「ミコッテ」という種族の女性で、弱体効果のある魔法を得意とするキャラクター。
バインド状態(移動不可)にする効果がある「ブリザラ」、移動速度を下げる効果がある「ストーン」などを使用。
「ストンラ」「エアロラ」は設置タイプの魔法でトラップとして使える。
EXスキルの謎バリア「エーテリアルパルス」は、発動中は無防備であるが、ボタンを押している間は味方3人のブレイブが上昇し続けるという強力な効果がある。
- ファイナルファンタジーVIII
- スコール・レオンハート CV:
固有EXスキル:ドロー
「行くぞ、任務開始だ。」
近接攻撃がヒットするタイミングに合わせてR1を押すことでトリガーが引かれダメージが増えるようになった。
EXスキルはロックオンした敵から魔法を「ドロー」して即座にジャンクションし、対象のタイプに応じた能力が一定時間強化される。
-
ファイナルファンタジーIX
- ジタン・トライバル CV:
「この勝負、俺達がいただく!」
-
ファイナルファンタジーX
-
ファイナルファンタジーXI
- シャントット CV:
「出会ったことを後悔させてあげますわ」
-
ファイナルファンタジーXII
- ファイナルファンタジータクティクス
- ラムザ・ベオルブ CV:立花慎之介
ナンバリングタイトル以外から初参戦。アップデートで追加予定。
バトルコンセプトは「ウォークライコマンダー」。とにかく「さけぶ」らしい。
召喚獣
PSP版では召喚時に特殊効果をもたらすだけだったが、本作では「4人目の仲間」として1バトルに1度だけ派手に動きまわり相手のブレイブにダメージを与える。
また、セットした召喚獣に応じてチームを有利にするオートアビリティが常時発動する。
スタッフ曰く「パーティの絆による超必殺技」とのことで、召喚するにはチーム共有の「召喚ゲージ」をためて「詠唱」する必要がある。詠唱時間は詠唱する人数で変化する(3人で詠唱すれば瞬時に召喚できる)。
従来の「EXコア」に似た「召喚コア」なるものもあり、これを攻撃すると召喚ゲージが大きく上昇する。
ロケテスト段階ではイフリートのみだったが、サービス開始時には初めから何体か使用できる予定で、アップデートによって増えていく。
なお、各チームの使用召喚獣はバトル前にパーティーメンバーの投票によって決められる。
- イフリート
召喚口上:地獄の火炎
オートアビリティ:ブレイブ攻撃のダメージアップ
- シヴァ
召喚口上:ダイアモンドダスト
オートアビリティ:ブレイブ基礎値アップ
- ラムウ
召喚口上:裁きの雷
オートアビリティ:EXスキルゲージ上昇量アップ
- リヴァイアサン
- オーディン
汎用EXスキル
前述したとおり、新たに「EXスキル」の概念が追加される。
1セットに付き3つのEXスキルが付き、そのうち一つはキャラクター固有のものとなる。
残りの2つの枠はカスタマイズが可能であるため、本記事では便宜上「汎用EXスキル」と表記する。
ロケテスト段階では以下の6種類が使用可能となっていた。
- マイティストライク
一定時間、味方の攻撃力を上げる、つまり「ブレイブ」と「フェイス」の複合。
- シールドブレイク
一定時間、敵全体の防御を下げる、こちらは「デシェル」と「デプロテ」の複合。
- ブレイブシェア
自身のブレイブを3等分し、味方に分け与える
- リジェネガ
自分のパーティ全員を「リジェネ」状態にする。(時間でHP回復)
- バイオガ
魔法弾を放ち、ヒットした相手のブレイブが徐々に減少していく。
- バキューム
目の前に、敵のみを引き寄せる空間を作る
関連動画
関連項目
- ファイナルファンタジー
- ディシディア ファイナルファンタジー
- ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
- ファイナルファンタジーの関連項目一覧
外部リンク
ライトニング「認められるか…!」
ウォーリア・オブ・ライト「光が…消える…?」