トウショウファルコ 単語


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トウショウファルコ

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トウショウファルコとは、1986年生まれの日本の元競走馬である。

日本競馬史上最も派手な馬。

概要

父グリーングラス、母カメリアトウショウ、母父ハンザダンサー。父はTTGの一角を占めた名うてのステイヤー。母は未出走で繁殖入りしたが、その祖母はTTGの筆頭トウショウボーイを産んだソシアルバターフライ。スピードとスタミナが融合した、結構いい血統である。

トウショウファルコがとにかく有名なのはその見た目である。栗毛でたてがみが金色の、いわゆる「尾花栗毛」。尾花栗毛と言われる馬はサッカーボーイやトーホウジャッカルなど意外と数がいるが、トウショウファルコの金髪具合はその中でも抜きんでている。三白に大流星、目も大きい。とにかくド派手なルックスで非常に注目されたのである。ついたあだ名が「走るベルばら」。まあ、オスカルっぽいっちゃあオスカルっぽい・・・のか?
馬名の由来は漫画「北斗の拳」に登場した「金色のファルコ」ことファルコ将軍である。この年のトウショウ牧場の同期にトウショウサウザー、ユリアトウショウと北斗の拳が由来となった馬名が複数登録されている。1歳年下には名脇役ハシノケンシロウもいた。ケンシロウが脇役ってのも変な話だけど。

当初は裂蹄の持病に加えて後躯が踏ん張りが効かない欠点を持ち、デビュー後しばらくは条件馬として過ごした。4歳初頭にはついに障害の練習を始めるが、適当なレースがなく平地に戻ってきてしまう。しかしこの障害練習のおかげで後躯がしっかりしたらしく、徐々に成績が向上。翌年夏に七夕賞で3着すると年末にオープン特別を勝ち晴れてオープン馬に昇格。翌1992年には金杯(東)とAJCCを連勝。ついに本格化かと思われた矢先に蹄球炎を発症。休養明けの天皇賞(秋)で惨敗し、その後は度重なる骨折で戦列に復帰できないまま引退。競走馬としては不完全燃焼に終わった。
ちなみにトウショウファルコはだいたい逃げるか、逃げに近い先行で活躍した。勝ったAJCCも逃げ切りである。あのド派手な金髪(しかも長髪)をたなびかせてずーっと先頭走ってんだから、そりゃ目立つよなぁ。

引退後は「グリーングラスの後継種牡馬に!」という声もあったが、強い要望があり東京競馬場で誘導馬となった。現役時代から女性ファンの多い馬だったが、誘導馬になってからも黄色い声援をもらってたらしい。
99年に誘導馬を引退し、その後は根岸競馬場跡地に建てられた馬の博物館で時折乗馬の役目をこなしながら余生を送り、2005年に19歳で世を去った。

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関連項目

  • 競馬
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  • ゴールドシチー
  • サッカーボーイ
  • タイキシャトル
  • トーホウジャッカル

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最終更新:2025/12/06(土) 18:00

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