ドグラ・マグラとは、夢野久作の書いた小説である。
10年の構想の後に発表され、また作者はこの小説を書いた翌年に亡くなっている。本書を読んだものは、一度は精神に異常をきたすと呼ばれる。
日本の三大奇書の一冊であり、特に角川文庫版はレジに持って行くのを躊躇するような表紙になっている。現在は青空文庫で読むこともできる(下記関連リンク参照)。また、1988年に映画化もされている。
全て狂人である主人公の視点から語られ、全体のあらすじを描くことは到底不可能である。特に後半では、本当に起きた出来事なのか自分の頭がオカシイのか判別できない箇所も多い。結局、巻頭歌がこの本の全てなのかも知れない。
胎児よ
胎児よ
何故踊る
母親の心がわかって
おそろしいのか
巻頭歌より
物語は「私」が病室で目覚めるところから始まる。「私」には一切の記憶がなく、また自分の顔にも見覚えがない。隣の病室では美女が眠っており、医者によると自分の許嫁らしい。「私」の過去の記憶、そして過去に起こったらしい事件を巡り二人の医師、若林と正木は滔々と語り始めるのだった。「胎児の夢」とは、「狂人の解放治療」とは?
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最終更新:2025/12/10(水) 13:00
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