パワーレンジャー・イン・スペースとは (パワーレンジャーインスペースとは) [単語記事]

『パワーレンジャー・イン・スペース』(Power Rangers in Space)とは、スーパー戦隊シリーズをアメリカでリメイクした。パワーレンジャーシリーズ4作目の作品であり『パワーレンジャー・ターボ』の続編。1998年にFOXで放映。日本ではスーパーチャンネルで放送。

あらすじ

『パワーレンジャー・ターボ』における戦いは悪の勢力の勝利となり、パワーレンジャーはすべての装備・設備を失った。
だが、彼等は諦めてはいなかった。悪の勢力に囚われた善の支配者ゾードンを救い出す為、宇宙に旅立つ。
そんな彼らが出会ったのは宇宙で戦う新たなレッドレンジャーであった。

概要

電磁戦隊メガレンジャーをアメリカでリメイクした作品。

第一期パワーレンジャー完結編とも言うべき作品で、一作目から続いたストーリーが本作で完結を見る。
前作『パワーレンジャー・ターボ』の業績的に不振により、話数が短縮され、シリーズ終了も検討されていたが、本作の成功によりシリーズ延長が決定した。

『パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ』まで恒例となるレッドレンジャー用の強化アーマーは本作から登場した。

登場人物

パワーレンジャー

アンドロス/レッドレンジャー - クリストファー・カイマン・リー、スーツアクター - 前田浩、吹替 - 保志総一朗
スペースコロニーKO-35出身の宇宙人。幼い頃に行方不明になった妹がいる。
一人で戦う事を望み、当初は仲間を持つ事を拒んでいた。

TJ/ブルーレンジャー - セルウィン・ウォード、吹替 - 岸祐二
前作のレッドレンジャー。チームの実質的なリーダー。

カルロス・ヴァラーツ/ブラックレンジャー - ロジャー・ヴェラスコ、吹替 - 滝下毅
前作のグリーンレンジャー。なぜか不幸な役回りを演じることが多い。

アシュレー・ハモンド/イエローレンジャー - トレーシー・リン・クルーズ、吹替 - 小林沙苗
前作から引き続いてイエローレンジャーに。アンドロスと恋仲になる。

キャシー・チャン/ピンクレンジャー - パトリシア・ジャ・リー、スーツアクター - こしげなみへい、吹替 - 藤原美央子
前作から引き続いてピンクレンジャーに。

ゼイン - ジャスティン・ニモ、スーツアクター - デヴィッド・ホールド、吹替 - 松風雅也
アンドロスの親友。過去の戦いで傷を負い、昏睡状態になっていたが中盤で目覚めた。

パワーレンジャーの仲間

ゾードン - 声 - ボブ・マナハン、吹替 - 斉藤龍吾
パワーレンジャーの指導者であった善の支配者。
悪の勢力によって囚われの身になっている。

アルファ6 - ドネニ・キストラー、声 - カテリーナ・ルアチーニ→ウェンディー・リー、吹替 - まるたまり
パワーレンジャーのサポートロボット。前作と本作の間に原語回路が故障した為、回路を交換し、声が変わった。

ディナ - 声 - ジュリー・マッダレーナ、吹替 - 小田木美恵
アストロメガシップに搭載されているコンピューター。

ジャスティン・スチュアート/ターボブルーレンジャー - ブレイク・フォスター、スーツアクター - デヴィッド・ホールド、吹替 - 久保田恵
前作のブルーレンジャー。前作最後でレンジャーを止め、父親と暮らしている。
18話でパワーレンジャーの危機を知り駆けつけた。

アダム・パーク/ブラックレンジャー - ジョニー・ヨング・ボッシュ、吹替 - 川中子雅人
かつてのブラックレンジャーにしてグリーンレンジャー。
カルロスがパワーレンジャー脱退を考えていた際に再会し、悩む彼を導き、立ち直らせた。

エイリアンレンジャー
『パワーレンジャー』終盤で地球の平和守った異星の戦士達。

ゴールドレンジャー - 声 - 不明、吹替 - 下山吉光
『パワーレンジャー・ジオ』に登場したトリフォリア星の王。本作には変身後のみの登場となった。

ファントムレンジャー - 声 - アレックス・ドッド、吹替 - 遊佐浩二
前作に登場した謎の戦士。独自にゾードンの行方を追っている。

ブルーコマンダー - 声 - デヴィッド・ウォルシュ、吹替 - 下山吉光
前作に登場したロボット警官。ファントムレンジャーと共に戦っている。

一般人

バルク - ポール・シュリアー、吹替 - 大山昇
スカル - ジェイソン・ナーヴィー、吹替 - 川中子雅人
シリーズお馴染みの漫才コンビ。話には殆ど関わらないが、コメディメーカーとして活躍する。

フェノーメナス博士 - ジャック・バニング、吹替 - 北川勝博
バルクとスカルが助手をしている科学者。変人だが科学者としては有能。

アデール・ファーガソン - アロマ・ライト、吹替 - まるたまり
飲食店サウスポットを経営している女性。元教師。
路線変更により序盤以降、登場しなくなるが、最終回で再登場。

悪役

ダークスペクター - 声 - クリストファー・チョー、吹替 - 岸祐二
偉大なる悪の皇帝。これまで登場した全ての悪の組織を支配する。

アストロネマ- メロディ・パーキンス、吹替 - 折笠愛
悪のプリンセス。その正体はアンドロスの妹カローン。
自分の正体を知った彼女は改心するが、ダークスペクターによって洗脳されてしまう。
洗脳後は冷徹な悪となり、自身が宇宙の支配者にならんのとする。

エクリプター - 声 - レックス・ラング、吹替 - 北川勝博
アストロネマの育ての親。彼女を実の娘同然に思っており、彼女が悪から改心する事を認め、
パワーレンジャーに預けようとするが、それが原因で彼女共々洗脳されてしまう。
洗脳後もアストロネマを第一に考え、彼女に尽くした。

エルガー - ケニー・グレイソン、声 - デレク・ステファン・プリンス、吹替 - 遊佐浩二
前作から引き続いて登場するお笑い役。

ダーコンダ - 声 - スティーブ・クレイマー、吹替 - 辻親八
悪の賞金稼ぎ。卑劣な性格。カローンを誘拐した張本人。生真面目なエクリプターとは仲が悪い。
エクリプターの策略によりパワーレンジャーに敗れるが、命を九つ持っていた為、蘇った。

クァントロン
戦闘員。エルガー曰く「能無しロボット戦闘員」。

サイコレンジャー

悪のパワーレンジャーとも言える五人組。自分と同じ色のパワーレンジャーを狙う様になっている。
それぞれがモンスター体を持つ（真の姿なのか変身体なのかは不明）
実はダークスペクターのエネルギーを吸収して活動しており、戦うたびダークスペクターは弱まってく。

サイコレッド - 声・人間体 - パトリック・デビッド、藤本隆行
サイコブルー - 声 - ウォーリー・ウィンガート、吹替 - 遊佐浩二
サイコブラック - 声・人間体 - マイケル・メイズ、吹替 - 三宅健太
サイコイエロー - 声・人間体 - キャメラ・ウォルトン、吹替 - 柳沢真由美
サイコピンク - 声 - ヴィッキー・デイヴィス、吹替 - 榛田安芸

過去作からのゲスト

これまでパワーレンジャーと戦いを繰り広げた宇宙の悪の猛者達。
本作ではダークスペクターの配下となっている。

リタ・レパルサ - カーラ・ペレス、声 - バーバラ・グッドソン、吹替 - 梅田貴公美
ロード・ゼッド - エド・ニール、声 - ロバート・アクセルロッド、吹替 - 海老原英人
かつて初代パワーレンジャーと戦いを繰り広げていた悪の夫婦。

ゴルダー - 吹替 - 遊佐浩二→中嶋一成
リタ及びゼッドの腹心。原語ではセリフがなかったが、日本語版ではセリフが追加された。

キング・モンド - 声 - デビッド・ステントストローム、吹替 - 高橋翔
クイーン・マシーナ - 声 - ブライアン・シッダール、吹替 - 藤原美央子
プリンス・スプロケット - 声 - バーバラ・グッドソン
クランク - 声 - オリバー・ペイジ
オーブス- 声 - バーバラ・グッドソン
『パワーレンジャー・ジオ』に登場したマシン帝国の支配者達。

ディバトックス - ヒラリー・シェパード・ターナー、吹替 - 寺内よりえ
前作に登場し、パワーレンジャーを倒した女海賊。アストロネマとは犬猿の仲。

ライゴグ - エド・ニール、声 - レックス・ラング、吹替 - 河相智也
ディバトックスの副官。

登場ゾード

アストロメガシップ
パワーレンジャー達の母艦。次作『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』にも登場。

アストロメガシャトル
元は地球のスペースシャトル。何故かアストロメガシップと合体できた。

アストロメガゾード
アストロメガシップとアストロメガシャトルが合体した巨大ロボ。合体コードは「電磁合体」。

デルタメガシップ/デルタメガゾード
宇宙船に変形するゾード。ファントムレンジャーから提供された。

アストロ・デルタメガゾード
アストロメガゾードとデルタメガゾードが合体した巨大ロボ。合体コードは「超電磁合体」。

メガV1
レッドレンジャー用の人型メガビークル。
メガV2
ブラックレンジャー用のスペースシャトル型メガビークル。
メガV3
ブルーレンジャー用のロケット型メガビークル
メガV4
イエローレンジャー用の円盤型メガビークル。
メガV5
ピンクレンジャー用のタンク型メガビークル。

メガボイジャー
五体のメガビークルが合体した巨大ロボ。

メガウインガー
シルバーレンジャー用のゾード。人型と飛行形態に変形可能。

メガウィンガー・ボイジャー
メガボイジャーがメガウィンガーの翼を装着し、飛行能力を得た。