ヒトコブラクダ(けものフレンズ)

ヒトコブラクダ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子の姿になった擬人化キャラクター)である。

CV:白石涼子(アプリ版)

概要

ご存じ砂漠の移動はお任せな動物であるラクダのコブが1つの方・ヒトコブラクダのフレンズ。ヒトコブラクダは酷暑・超乾燥・砂嵐多発と砂漠の過酷な環境に完全適応した耐性が強い体をした動物であり、砂漠地帯の移動・運搬用家畜として世界中に広がり繁栄している。眼に砂が入らないようにフサフサとまつ毛が長く生え、鼻の穴を自由に開閉する事が出来る。

おっとりとしたお姉さん風な感じの、しっかり者。「～の」や、語尾に「～ぇ」「～ぉ」と母音を小さく付けて喋る時がある。フタコブラクダは実の妹で、のんびりした性格で何時も眠た気である妹の面倒をよく見ている。自分に磨きを掛ける事を忘れない。

ラクダ最大の特徴であるコブは髪型のシニヨンという形で再現された。今の髪型はフレンズとしての自分のアイディンティティなようで、髪型の手入れは欠かさず、髪が荒れそうになるといつものおっとりした性格からは考えられないほど慌てて直そうとする。また、髪を纏めるのに使っている髪ひもは妹のフタコブラクダから贈られた手作り品で、とても大切にしている(髪型の手入れに熱心なのは髪ひもが解けて無くさないようにしているからでもある)。妹手作り髪ひもは2本貰ったが、もう1本は予備として保管し肌身離さず所持している。紛失するとパニック状態となり、その後物凄く落ち込む。

また、元動物の運搬係としての活躍から力持ちなフレンズ。元動物が100㎏もの荷物を背負って長距離移動出来るパワーと体力があるが、フレンズ化し身体能力が上乗せされた現在はどれだけのパワーがあるのかは不明。ただ、元動物と同じく妹の方が頑丈な模様。

アニメ版で問題として出題もされた、ラクダの「水を一度に大量の水を飲める」という特徴は現在も健在で、数百リットルもの量を一気に飲み干せるそうだ。おそらく元動物と同じく血液中に極限まで水を溜め込めるのだろう。

外見

髪の毛を纏め布で覆ったシニヨンヘアーの女の子で、どのバージョンでも共通している。それ以外の服装などはアプリ版・けもフレ図鑑版とで異なる。どちらのバージョンも妹のフタコブラクダより活動的なイメージを与える。胸のサイズはアプリ版の方がけもフレ図鑑版よりも大きめ。

アプリ版

髪型は茶髪のショートヘア＋シニヨン。頭頂部からは小さな耳がヒョコッと出ている。瞳の色は黒色。防砂機能を備えたまつ毛は長く伸びている。口の形は実際のラクダを正面から見た際の形か。性格通りののんびりとした顔立ち。

半袖のワイシャツとサンドブラウンのカーディガンを着て、緑色のチェック柄スカートとニーソックスを履いている。お尻から生えた尻尾は小さめ。サンドブラウンのネックウォーマーを装備。

髪ひもの色は黄色＋赤色の飾り。

けもフレ図鑑版

髪色は白色に変更され、髪型は前髪部分の長さが眉毛の上まで短くなった。髪ひもの色は黒色になった(飾りの色はそのまま)。

砂埃が掛かったような白色半袖ワイシャツの上に赤色のカーディガンを着込み、砂汚れ加工がされた白色ミニスカートを着ている。ネックウォーマーの代わりにフサフサな毛の束を装備。ニーソックスは撤去され、素足に直接(もしくはくるぶしソックス着用)運動靴を履いている。お尻から生えた尻尾は大きく立派になった。

新たに黒色のバッグが追加されたが、なんかランドセルっぽくも見える。ヒッチハイクポーズが決まってる。

ゲームでの扱い

ピュア属性(緑)のレアリティレベル1のフレンズとして登場。レア度は家畜として世界中に分布している状況を反映しているのかも。コストは200・攻撃タイプは近距離・サイズはM。所属グループは無し。専用スキル「ヒトコブサンドストーム」は発動から15秒の間だけ敵全員の攻撃速度を20%ダウンさせる。

砂漠の砂嵐にボロボロなサーバルを後目に余裕なヒトコブラクダだったが、予備の髪ひもが無くなった事で大パニック。意気消沈し、さっきまで平気だった砂嵐もサーバルを盾にして髪ひもごとシニヨンを飛ばされないようにする有り様だった。

サーバル・ミライさん・プレイヤーの協力もあって飛ばされた予備の髪ひもを無事回収。大喜びなヒトコブラクダだったが、その際の発言から「妹から貰った髪ひもが無くなって慌てていた」のではなく「髪ひもが無いとシニヨンで包むお団子髪型が作れなくなるから」なのではと(コブは脂肪・エネルギーを蓄えた貯蔵庫で、シニヨンに覆われたお団子髪はそのコブの代わりで、ソレが無くなる＝餓死寸前という事を示したか)、ミライさんに推測されている。

メインストーリーでは第9章で登場。ジャパリパークの中枢部「パーク・セントラル」奪還戦に妹と一緒に参加し、「砂と遺跡」エリアで戦うトムソンガゼルの下に駆け付けた。ただ、セルリアンとの戦いよりも同エリアの謎解き・仕掛けに興味津々なようで、妹が考えた砂漠ナゾナゾを新謎解き用ナゾナゾとして勝手に追加している。

けもフレ図鑑版

フタコブラクダと一緒にジャパリパーク中をヒッチハイクしながら旅して周っている。居心地のいい場所を捜し求めているのが旅の理由のようだ。明るく面倒見の良い活発なお姉さんタイプなようで、旅は道連れ世は情けという諺を使い、困った時はお互い様が持論。旅の中での出会いと触れ合い・活動を大切にしている。

フタコブラクダの事をフタコブと愛称で呼び、向こうからはヒトコブちゃんと呼ばれている。もしかしたら姉妹関係ではないのかもしれない。

関連項目

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