ビガビガ戦法とは (ビガビガセンポウとは) [単語記事]

ビガビガ戦法とは、元歌のみを使用して元歌を再構成した、丁寧なゴリ押し系音MADの事である。類似のタグに『同曲MADシリーズ』がある。

概要

まずはこちらの動画を見て欲しい

2011/02/17に投稿された『ビガビガ』という動画である。これはデジモンテイマーズのOP『The Biggest Dreamer』のサビの「ビガビガ」と聞こえる部分だけで歌を再構成するという音MADである。ちなみに「ビガビガ」と聞こえる部分は「Big and Bigger, Biggest dreamer」と言っていて、「ビーガビガビガスドリーマー」と聞こえる。

なお、この『The Biggest Dreamer』はTVサイズだと「ビガビガ」と聞こえる箇所が三回あるように聞こえるが、実は「Big and Bigger, Biggest Dreamer」(ビーガビガビガスドリーマー)と歌っているのは一か所であり、歌いだしとサビの二回目では「Wanna be the Biggest Dreamer」(ワラビジャビガスドリーマー)と歌っている。

時は流れ、2020/03/13に『アスファルトタイヤを切りつけながら』という動画が投稿される(関連動画参照)。こちらは『シティーハンター』のEDであるGet wildを使用し、「元歌のほとんどを『アスファルトタイヤを切りつけながら』に置き換えるという、意図したかは不明だがビガビガ戦法を踏襲したMADである。投稿から5ヶ月後の2020/8/5 5:29に1万再生を突破していたが、おそらくは2020年8月6日午後10:43に投稿された

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 https://twitter.com/memex_pibo/status/1291369428903329792

というツイートに関連して、2020/8/7 5:13に10万再生を突破した。

他にもビガビガ戦法を用いた音MADは複数確認されており、(詳しい説明は省くが関連動画に挙げた『洗い立てのシャツ中毒』などがある)、全てが同じ動画を元にしているというよりは、同じ発想が複数個所から発生した可能性がある。

ビガビガ戦法の構造

歌というのは歌いだし、Aメロ、Bメロ、サビで構成されており、『ビガビガ』ではサビの一節、『アスファルトタイヤを切りつけながら』ではAメロの一節を繰り返している。どちらの元歌もサビもAメロも同じ曲調の繰り返しなので、『ビガ～』ではサビの範囲内、『アスファルト～』ではAメロの範囲内では比較的違和感は出にくい。しかしそれ以外の箇所、『The Biggest～』のAメロやBメロ、『Get Wild』のBメロやサビでは曲調がかなり異なり、違和感が強い。違和感の少ない部分と強い部分を併せ持つことによって笑いを産んでいるのではないだろうか。