ビガビガ戦法とは、元歌の一部分のみを使用して元歌を再構成した、丁寧なゴリ押し系音MADの事である。類似のタグに『同曲MADシリーズ』がある。
名前の由来となったのは、2011/02/17に仁勢氏が投稿した『ビガビガ』という動画である。これはデジモンテイマーズのOP『The Biggest Dreamer』を、サビの「ビガビガ」と聞こえる部分だけで再構成するという音MADである。
Wanna be the ビガビガ
ビガビガビガビ
ビガビガ ガビガ
ビガビガ ビ
(前奏)ビーガ ビーガ ビガビガビガビガビガ ビガビガッ
ビーガ ビガビガ ビーガビーガビー(ビガビガ)
(以下略)
こういった動画は『ビガビガ』が先駆者というわけではなく、ニコニコ黎明期から散発的に見られた音MADの形式であったが、2020年まではこういったMADを総称する固有のタグや名称は特に存在しなかった。当時の確認できるビガビガ戦法という名称に言及したTwitterの投稿は2013年にわずか1件のみとなっている(参考)。
ビガビガ戦法という言葉が徐々に使われ始めたのは、2020/02/27に投稿されてこのタグが付けられた『ゴキゲンな蝶になって』以降のことだが、それでもTwitter上では投稿が1ヶ月に数件程度であり(参考)、言及が多いわけではなかった。
「ビガビガ戦法」タグの普及に大きな役割を果たしたのが、2020/03/13に投稿された『アスファルトタイヤを切りつけながら』という動画である。こちらは『シティーハンター』のEDであるGet wildを使用し、元歌のほとんどを『アスファルトタイヤを切りつけながら』に置き換えている。このように、意図したかは不明だが『ビガビガ』と似た構成のMADであり、「ビガビガ戦法」のタグ付けがされた(一方で、「自重できてないシリーズ」などの別のジャンルの方が近いとする意見もある)。
この動画は投稿から5ヶ月後の2020/8/5 5:29に1万再生を突破していたが、2020年8月6日午後10:43に投稿された
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/memex_pibo/status/1291369428903329792
というツイートに関連し、つけられていた「アップロードに10年かかった動画」タグが注目された影響か、2020年8月初頭にランキング入りし、2020/8/7 5:13に10万再生を突破した。これ以降、このような形式の音MADの名称としてビガビガ戦法が定着し、多くの動画が投稿されるようになった。その中には『ビガビガ』や『アスファルトタイヤを切りつけながら』に倣って、歌詞の繰り返す部分を動画タイトルに設定しているものも多い。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/10/10(木) 16:00
最終更新:2024/10/10(木) 16:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。