ファイナルファンタジーXI 単語


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ファイナルファンタジーイレブン

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ファイナルファンタジーXIとはスクウェア・エニックスが開発したMMORPGである。略称はFF11、FFXI。

概要

スクウェア・エニックス(当時スクウェア)のRPGの代表作ファイナルファンタジーの11作目にあたり、シリーズ初のオンラインゲームとして発売。テーマは「絆」。

仮想世界「ヴァナ・ディール」を舞台に、冒険者と呼ばれるプレイヤー達が様々な冒険を繰り広げていく。

歴史

2000年1月のスクウェア・ミレニアムにて発表、2002年5月16日に正式サービスを開始し、2003年に「ジラートの幻影」、2004年に「プロマシアの呪縛」、2006年に「アトルガンの秘宝」、2007年に「アルタナの神兵」と1~2年おきに拡張ディスクが発売された。

「アルタナの神兵」以降は、比較的小規模な追加シナリオ・拡張コンテンツによるアップデートが行われていたが、2013年には実に6年振りとなる5つ目の拡張ディスク「アドゥリンの魔境」が発売された。

2016年3月にPlayStation2版・Xbox360版のサービスを終了することが決定した。これにより「世界初のコンシューマゲーム機MMORPG」としての歴史に幕を下ろすことになる。
Windows版はその後もサービスが継続される。

プラットフォーム

  • PlayStation2 … 2016年3月サービス終了予定。
  • Xbox360 … 2016年3月サービス終了予定。
  • Windows

PC版の発売当時はかなりのスペックが必要で、PC関係のベンチマークにはよく登場した。
しかしCPUの進化(特にCore 2 Duo以降のマルチコアの一般化)と、低価格帯PCに使われるグラフィック機能内蔵型チップセットの急速な高性能化により、現在ではほとんどのPCで動くソフトとなっている。

また、MacのIntel製CPU採用(いわゆるIntelMacの登場)に端を発するWindowsのデュアルブート化実現と、Parallels Desktopシリーズに代表される仮想環境構築ソフトの急速な高性能化により、Macでも本作をプレイすることが可能になった。

ゲーム内容

プレイヤーは、自分の操作するプレイヤーキャラクター (PC) を作り、仮想の世界ヴァナ・ディール(Vana'diel)の中を冒険者として自由に往来しながら、モンスターと戦ったり、ミッション(PCの所属する国家や、追加ディスクの世界にまつわるストーリーイベント)やクエスト(ミッションより小規模な、街の人々などからの依頼)をクリアしたりすることで、自分のPCを育てていく。

同時に、他のプレイヤーたちとチャットで会話したり、協力し合ったり、取り引きしたりすることで、仮想的な社会に属することを楽しむ。

オンラインゲームとしては珍しく、ストーリーや時代背景などの設定が非常に充実している特徴を持つ。主に拡張ディスク1つにつき、1本のメインストーリーが展開されると言うのが通例である。

また日本のプレイヤーと外国のプレイヤーが共通の鯖でプレイすることになる点も特徴である(日本のプレイヤーのみのサーバーは存在しないので当然言語も混在する)。日本有数の規模を持つオンラインゲームの一つである。

2002年にサービスを開始し、2003年に損益分岐点を過ぎて以降、スクウェアエニックスの売り上げ全体の30%程度を維持し続け、長きに渡って収益の柱となった。

システム、ゲームの特徴

ジョブシステム

現在登場しているジョブは以下の22種。

ジョブ名 備考
スタンダードジョブ 戦士、モンク、シーフ、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士 初期からジョブチェンジ可能
エキストラジョブ ナイト、暗黒騎士、狩人、獣使い、吟遊詩人 他ジョブLv30からジョブチェンジ可能
ジラートジョブ 忍者、侍、竜騎士、召喚士 「ジラートの幻影」で追加
アトルガンジョブ 青魔道士、コルセア、からくり士 「アトルガンの秘宝」で追加
アルタナジョブ 踊り子、学者 「アルタナの神兵」で追加
アドゥリンジョブ 風水士、魔導剣士 「アドゥリンの魔境」で追加

プレイヤーは、自宅である「モグハウス」など、モーグリの力が借りられるポイントで自由にジョブチェンジを行う事が出来る。 

レベルと経験値はジョブ毎に独立している為、戦士Lv99であったとしても、ナイトLv1であればLv1の強さになってしまう。この為、個人で出来る事を増やす為に様々なジョブを育成する事が一般的である。

前述のジョブチェンジシステムがあるため、1キャラで全てのジョブを育てることが可能である。この為、かつては複数キャラの同時育成は稀であった。現在では、ヘビーユーザー層の比率が高くなったことや、レベル上げ自体が容易になったことから、2キャラ、3キャラ同時育成(いわゆる複アカ)も、既に珍しいものではなくなってきている。

上述のジョブのうち、初期からジョブチェンジ可能なのはスタンダードジョブの6ジョブ(FF1の使用ジョブと同一)であり、他のジョブにジョブチェンジする為には、Lvが30以上になると受けられる特定のクエストをクリアする必要がある。追加ディスクで追加されたジョブは、該当する追加ディスクのインストールも別途必要になる(召喚士のみ例外で、ジョブチェンジだけなら追加ディスク不要)。

この他、特定のクエストをクリアする事で「サポートジョブ」を修得する事が出来る。「戦士Lv99/忍者Lv49」のように、別のジョブの能力を半分だけメインジョブに付加する事が出来るようになり、魔法やアビリティなども半分だけ(上記例であれば忍者Lv49までのアビリティや忍術)が使用可能になる。また、サポートジョブはメインジョブとは別途育成する必要がある。

最大Lvはサービス開始当初Lv50、段階を踏んでLv75まで開放され、これ以上の上限開放は無いと明言されていた。しかし2010年6月に行われたファンイベントで、同年6月から段階的にレベルキャップを開放していき、最終的に99とすることが発表された。実に6年半ぶりのレベルキャップ開放であり、それまでのほとんどのコンテンツがLv75を想定して調整されていたため、このレベルキャップ解放でゲームバランスが大きく変動することになった。

このような経緯から、レベルキャップが75であった時代と、現在のレベルキャップが99の時代とでは、もはや別ゲーと言っても過言ではないほどの隔たりがある。

例を上げると、Lv75時代以前は、1つのジョブを最大まで上げることが容易ではなく、レベル上げ自体が一つのコンテンツであり、多数のジョブをカンストさせることができるのはヘビーユーザーに限られていた。また、一部のコンテンツにはレベル制限があり、単純にレベルを上げればクリアできるという代物ではなかった。さらに、強い装備品を手に入れるためには多人数のプレイヤーがチームを組み、何か月分も攻略スケジュールを組むのが当たり前の世界であった。

Lv99時代になると、所得経験値の制限が大幅に緩和され、レベル制限もほとんどが撤廃された。その結果、短時間で簡単に最大レベルになり、複数ジョブカンストが当たり前になった。フルパーティ必須の高難易度ミッションもソロで突破できるようになり、Lv75時代に調整されていたミッション(メインストーリー)は、ほとんど他人の手を借りずに攻略できるようになった。また、装備品もソロ・少人数で手に入る高性能なものが増え、多人数のプレイヤーが必死に取り合いをするゲームから大きく様変わりした。このレベルキャップ解放と、難易度の大幅な緩和は多くのプレイヤーに受け入れられ、FF11の世界は一時、空前のお祭り状態となった。

現在は、Lv99時代も成熟期を迎え、何でもかんでも緩和・簡易化という流れから、元の高難易度・ヒエラルキー化に回帰しつつある。また、IL(アイテムレベル)制やCL(コンテンツレベル)制といった、従来のレベルに代わる新要素を導入したものの、ユーザーの評価は賛否両論である。今後の動向が注目される。

戦闘

戦闘は主として6人パーティに最適化されたバランス調整が行われており、レベル上げなどの経験値獲得活動は殆どが6人パーティを結成して行った方が効率が良くなっていた。

当初より「パーティ前提、ソロ無理」の戦闘バランスがとられていたため、「パーティで人気のある必須ジョブ=正義」「一般的な6人PTに参加出来ないジョブ=社会的弱者」と言う厳しい文化が形成されていた。

昨今ではバランス調整やソロ要素の充実、レベル上げ以外の戦闘シーンなども増え、大分改善が図られているが、集団行動を主眼としたゲームである事から、活躍の場が多いか少ないかと言うのはジョブを語る上で大きな要素になっている。

当初よりパワーレベリングを警戒した、レベル差補正、経験値の補正が存在しており、数レベル離れただけで共にパーティを結成して経験値を稼ぐのが難しかった。この為、殆どのパーティは「野良」と呼ばれる、見ず知らずの人間が寄り集まって結成される事が殆どであった。

しかし、FF11人口の減少に伴い、「野良であっても同レベル帯のキャラを6人揃えることが難しい」という問題に直面するようになった。これを改善する為、新システム「レベルシンク」が実装され、一時的にレベルをパーティメンバーにに合わせて下げる事が可能になった為、レベルが離れていてもレベル上げパーティを結成する事が可能になった。更にその後、レベル差や参加人数に縛られないレべリング(乱獲やフェイスを利用したソロ狩りなど)が可能になったことにより、レベル上げそのものが大幅に簡略化された。

レベル上げ以外の戦闘としては、専用エリアでボスキャラと対決する「バトルフィールド(BF)」が代表的である。BFに勝利すると報酬としてアイテムがもらえたり、クエストやミッションのストーリーが進む。BFに登場するモンスターは通常モンスターと異なる挙動をとることが多く、攻略法が分かっていなければ苦戦することも多い。

この他にも、専用フィールドでモンスターを倒しながら探索を行う「デュナミス」や「リンバス」、敵を殲滅しなくても勝利条件を満たすことでクリアできる「アサルト」、市街地に侵略してきた蛮族を迎撃し、街を守る「ビシージ」、NPCと協力し、各地で拠点を奪い合いながら戦う「カンパニエ」など、様々なコンテンツが追加されていった。

Lv75キャップが解放された後は、異世界での探索コンテンツ「アビセア」が実装。PCを一時的に超強化できる爽快感が話題を呼んだ。その後はアドゥリンの魔境発売、IL制・CL制の導入に先立って過去のコンテンツの刷新や緩和が行われ、更に「レイヴ」「スカーム」「メナスインスペクター」といった新コンテンツが実装されていった。

2015年には、FF11の最後を飾るメジャーバージョンアップとして「ヴァナ・ディールの星唄」が発表された。長きに渡るFF11の歴史の集大成的なコンテンツと表され、専用エリア「エスカ」が実装された。

ミッション

当時のオンラインゲームには珍しく、コンシューマRPGと同じようにストーリーを追っていく要素が充実しており、ストーリー要素も大きな魅力となっている。

ストーリー中はムービーシーンなどが挿入される事もある。主人公たるプレイヤー・キャラクターは喋る事はないFF1、一般的に言うドラクエ式(時々肯定否定のアクションをとったり、驚いたりする事はある)。

ストーリーはミッションと呼ばれる連続クエストであり、追加ディスクごとに1本のミッションが展開していくのが通例となっている。どのミッションも最終的には世界の危機級に話が大事になっていくスケールのでかさが特徴。ヴァナ・ディールが滅亡寸前なのはもはやいつもの事である。

ミッションの節目節目では戦闘が必要なケースが多く、クリアの為にはある程度ジョブの育成が必要になる。このミッションバランス調整に関しては、「重厚なストーリーに見合うだけの高難易度ミッションを」と言う目標で設計された追加ディスク「プロマシアの呪縛」が、あまりにも高難易度・面倒過ぎて悪い意味で伝説になってしまった。

他、システム特徴

  • 競売所というアイテム売買を代行してくれるシステムが存在し、一般的な物品の売買には露店販売より競売所が主流である。大規模な資金力を用いた価格操作、価格のつり上げ、つり下げなども発生する。
  • 流通の充実に加え、装備品の損傷や劣化といったシステムが存在しない為、装備品を製作する職人は茨の道である。この反省からか、最近は消耗する装備品が増えてきている。
  • 主に外国語版のサービス開始に前後して大規模なRMT業者の参入が発生し、大規模なインフレ、レアアイテムの独占、ハラスメント行為等が多発したと言われている。現在ではRMT業者の摘発に力を入れており、「ペンペン草一本も残さない」厳しい態度で臨んでいる事や、業者摘発の取り組み方などが様々な場で発表されている。
  • 公式掲示板が無かった影響か、2chのネトゲ実況板をはじめとする匿名掲示板で発達した文化も多い。PS2で発売されたオンラインゲームと言うことで、サービス開始当初は2chへのアクセスが集中しすぎて負荷分散が図られた程であった。
  • 週1~2回ログインするゆったり派から、毎日24時間ログインしているどっぷり派まで様々。遊び方は人それぞれである。全世界の平均プレイ時間は約300日(7200時間)と言われている。なお、後者では50000(5万)時間を超えたプレイヤーも存在するらしい。

FFXIにハマっている有名人・ハマっていた有名人

  • 浅川悠
  • 加藤英美里
  • 杉田智和 
  • 中村悠一 (非常に入手困難である武器の一つ「リディル」を所持していることを公表した。)
  • 小野坂昌也
  • 今井麻美 (本人からの具体的な言及はないが、「ぶるらじ」「続・ぶるらじ」において杉田智和が披露するFFXIネタ(特に高レベルでないと経験できないネタ)に対しついていっているところから、少なくともプレイ経験は豊富にあると思われる)
  • 小西克幸 (現在、スクエニ主催のイベントにて司会を務めている。)
  • 山本モナ (これまでにイベントの司会、ヴァナ・ディール通信の連載や付属DVDの出演などを務めた。過去、2005年当時でカンストジョブが3つあることを公表している。現在も続けているかは不明だが、ヴァナ・ディール通信vol.9にてコメントを寄せている)

FFXI関連マイリスト

ニコニコ動画におけるFFXI

オンライン専用であり、プレイ経験のあるニコニコユーザーは他のFFシリーズに比べ少なく、FFシリーズ物の動画(作業用BGM等)ではFFXIが除外されている事が多かった。最近ではブロントさんをはじめとするネ実ネタが広まり、更に歴代全てのナンバリングFFシリーズから主人公や重要人物が勢揃いするディシディアシリーズにシャントットとプリッシュが登場した事もあって、FFXI(をベースとするネタ)の知名度は上がっている。

関連用語

システム関連

  • ジラートの幻影
  • プロマシアの呪縛
  • アトルガンの秘宝
  • アルタナの神兵
  • アドゥリンの魔境
  • ビシージ
  • カンパニエ
  • アビセア

世界設定・世界観

  • ヴァナ・ディール
  • サンドリア王国
  • バストゥーク共和国
  • ウィンダス連邦
  • ジュノ大公国
  • タブナジア侯国
  • アトルガン皇国
  • 神聖アドゥリン都市同盟
  • ヒューム
  • エルヴァーン
  • タルタル
  • ミスラ
  • ガルカ
  • 水晶大戦

ジョブ

  • ナイト(ファイナルファンタジーXI)
  • からくり士
  • 踊り子(ファイナルファンタジーXI)
  • サポートジョブ

アイテム

  • アーティファクト
  • グラットンソード
  • サブリガ
  • ソボロ助広
  • チキンナイフ
  • リュウグウノツカイ
  • レリック

登場人物

個人・集団(NPC)

  • エルドナーシュ
  • カムラナート
  • 五蛇将
  • シャントット
  • プリッシュ
  • Maat
  • ヨアヒム
  • 闇の王

モンスター

  • キングベヒーモス
  • コリブリ
  • タウルス
  • 峠のTaisai
  • マンドラゴラ(ファイナルファンタジーXI)

開発スタッフ

クリエイター

  • 田中弘道
  • 岩尾賢一
  • 天野喜孝

コンポーザー

  • 植松伸夫
  • 谷岡久美
  • 水田直志
  • 松枝賀子

BGM

  • Ronfaure
  • Recollection
  • Awakening
  • Distant Worlds

関連作品

  • ファイナルファンタジーXII
  • ファイナルファンタジーXIV
  • ディシディア ファイナルファンタジー
  • ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
  • ドラゴンクエストX
    • スライム
    • スライムベス
    • メタルスライム

ネタ・二次創作

  • Otsumaru
  • ガリ(ファイナルファンタジー)
  • 汚い忍者
  • キングベヒんもス
  • 太陽系銀河pt
  • 内藤(ファイナルファンタジーXI)
  • はああああ!黙想!
  • 便乗ブラザーズ
  • ファイナルタツヤ
  • ブロント語
  • ブロントさん
  • Yoshihiro
  • ヨシが逃げたシーン
  • リューサン
  • 我々のコリブリ
  • /dogprqb

その他

  • ファイナルファンタジーの関連項目一覧
  • ファイナルファンタジーの魔法一覧
  • ネ実(ネトゲ実況)
  • 我々の殿堂入り
  • FFDance
  • ヴァナTV
  • ・えちょ
  • 電撃の旅団
  • ソボロのおにいさん

外部リンク

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