プレートテクトニクス 単語


ニコニコ動画でプレートテクトニクスの動画を見に行く

プレートテクトニクス

1.0千文字の記事
これはリビジョン 3054267 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

プレートテクトニクスとは、地球科学の学説である。

概要

 簡単に言えば、地球の表面はマグマの上に浮かぶプレートと呼ばれる岩盤で出来ており、そのプレートが動いて、プレート同士が衝突したり離れたりすることで大地が出来たり、地震が起こったりするという説である。1960年代ごろから提唱され現在では定説となっている。

なお、太陽系でプレートテクニクスが見られるのは地球だけであり、なぜプレート運動が始まったのかという大きな謎がある。

日本の地質学会での反応

 それまでは、なぜ大地が出来たかという疑問には地向斜造山論が唱えられてきた。

 これは、平たく言えば、海底に砂が溜まっていきそれが何らかの力で盛り上がって大地が出来るという理論であるが、その「何らかの力」とは何なのかが説明できなかったのに対し、プレートテクニクスは前述のような謎があるものの、大地が出来るプロセスを合理的に説明できることや、プレートが存在する証拠も次々と出てきたことから、70年代には次々と世界の地質学の分野ではプレートテクニクスを受け入れだした。だが、日本は違った。

 なぜなら、日本の地質学会は共産主義者に支配されていたからである。と書くと「何を言ってるんだ?」と思われるかも知れないが事実なのである。

 というのも、地向斜造山論はソ連の地質学者が中心になって発展させた理論であり、プレートテクニクスは西側の学者が中心になって発達させた理論であり、さらにプレートテクニクスを裏付ける海底調査もアメリカ海軍の原子力潜水艦が海底地図を作るに当たって協力した事情もあって、どんなに証拠を突きつけられても拒絶し続けたのである。

 しかし、プレートテクニクスは子供でも理解できる平易かつ斬新な学説であったことから小松左京が『日本沈没』(1973年)でプレートテクニクスを取り入れると、『ドラえもん』でもプレートテクニクスを下敷きにしたエピソードが描かれ、1973年より高校地学の学習指導要領ではプレートテクニクスが教えられるなど、80年代にはすでにプレートテクニクスは一般常識の範囲になりつつあった。だが、日本の地質学会は違った。

 結局、日本の地質学会がようやくプレートテクニクスを受け入れだしたのは80年代後半とも、ソ連が崩壊した後とも言われている。

 この事実は、イデオロギーが学説を捻じ曲げた日本のアカデミアにのこる恥部であると言っても過言では無い。

関連項目

  • 科学
  • 地球
  • 地質学
  • 大陸移動説

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/10(水) 13:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/10(水) 13:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP