ペルガモンに女神の加護を。

ペルガモンに女神の加護を。とは、ケントゥリオP製作のiM@S架空戦記シリーズである。使用ソフトは「Rome：TotalWar」だが、さらに大英雄アレクサンドロス三世が死亡した後、アレクサンドロスの親族と臣下の間で起きた「ディアドコイ戦争（後継者戦争）」をテーマに作った「DIADOCHI:MOD」を導入している。

四条貴音を主人公に、小国ペルガモンの戦いを描き出す。

概要

§　あらすじ　§

東方への大遠征を行い、ギリシアからインドまでの東西融合の世界帝国を作ったアレクサンドロスの死後、その帝国を巡って起きた「ディアドコイ戦争」は帝国を分裂させ、数多くのディアドコイ国家と言われる国を誕生させた後、一応の収束を見せていた。その中で最も新しい国家であるペルガモン王国は大国の一つである同じディアドコイ国家、セレウコス朝シリアによって圧力をかけられ、併合か戦争か、の二択を強いられていた。ペルガモンの王フィレタイロスと王子エウメネスは小国なりの矜持と誇りで戦争を決めるが、そこに女神が降臨する。それは都市ペルガモンが出来る遥か前から存在し、忘れ去られていた土着の女神タカネであった。タカネは二人に協力を申し出で、神の加護を得たペルガモンの戦争がはじまる……

§　プレイスタイル　§

動画形式はプレイ動画が主だが紙芝居動画も混合している。プレイ動画はRome:TotalWarの基本に従い、戦略パートと戦術パートに分けられ、戦略パートでは内政や外交イベントにキャラクターがコメントを述べるのが主であり、戦術パートでは女神タカネがプレイヤー視点（神の視点）として戦場を見下ろし、将軍と連携して指揮をしていく形式としている。紙芝居ではプレイ動画中のイベントや背景を集中して描く時に用いられる。

解説

扱う時代が世界史の中でもマイナーなヘレニズム文明期（アレクサンドロス死後からローマ帝国成立までの古代地中海世界の時代）であり、また、歴史上の固有名詞もそのままで使用していることが多い為、動画中で数多くの解説文が載せられている。

§　国家　§

アッタロス朝ペルガモン王国：ヘレニズム期にアナトリア半島西端に存在した都市ペルガモンを核とした国家である。ディアドコイ国家の一つであり、豊かな小国。同じディアドコイ国家で大国のセレウコス朝シリアの属国だったが、その豊かさと地勢に目を付けたシリアによって併合の危機を迎え、反抗を決意した。開祖はマケドニアの軍政官（宦官）フィレタイロス一世。

セレウコス朝シリア：ディアドコイ国家の中で、もっとも広大な領土を持つ屈指の大国である。開祖はアレクサンドロス三世の臣下の一人であったセレウコス一世。

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