ミスター・キングとは、流星のロックマン3の登場人物である。
他のロックマンシリーズでも「キング」と名乗るキャラクターは多いが、こいつはおそらくトランプからきている。
表向きの顔は優秀な科学者であり、この功績によって得た資金を恵まれない子供たちのために惜しむことなく提供する「キング財団」の長である。小学校にお金を寄付して修学旅行を豪華にしたり、遊園地や繁華街一つをちょちょいと造ることほどの資金力があり、全国各地の子供からは感謝の心が絶えない。
しかし裏の顔は世界をまたにかける犯罪組織「ディーラー」の長であり、「キング財団」はただの仮面に過ぎない。「恵まれない子供たちのために」という名目は実は「恵まれない優秀な子どもたちのために」というのが本当の狙いであり、秀でた子供をディーラーの幹部にして悪事を行わせる手足として道具のごとく扱っている。当たり前だが、彼からしてみればその子供たちが死のうがどうとも思っていない。
そんなキングがあるものに着目する。それは自然現象ともいうべき地球の危機「メテオG」である。全国のWAXAでさえ手が付けられないほどの危険なメテオだが、彼はノイズの結晶「クリムゾン」を大量に得ることでメテオGのコントロール権を得ることに成功する。しかもここまでの過程も非常にずるがしこいものであり、部下のジャックやクインティア、ジョーカーが「ノイズトカード」をウィザードに押し込み、ウィザードを暴走させて、そしてそのウィザードを鎮圧した際に発生するクリムゾンを回収するものである。当然ながらクリムゾンの発生を抑えるために戦うことをやめたら、全国各地でウィザードの暴走による被害が頻出し、どうしても鎮圧せざるを得ない(=クリムゾンをキングに渡さざるを得ない)状況を作り上げてしまう。これで着実にクリムゾンを回収したのであった。
そして彼はこのコントロール権を利用して世界を征服し、従わない国すべてをメテオGの衝撃波「グレイブメテオレーザー」でジャミングに陥れることを画策する。
(以下ネタバレ文のため注意)
そんなこんなで悠々と計画を進めてきたキングであったが、メテオGのコントロール権の奪取をも目論見たジャックとクインティアによって反撃の矛を向けられるが、当然のごとく矛を砕きジャックとクインティアを処刑する。…しかしもう一人の裏切者であるハートレスによって永遠のノイズのはざまに突き落とされてしまう。
…はずだったのだが、実はすでにミスター・キングは人間ではなく、ジョーカーの力を借りて電波体となっていた。そのため結局計画に狂いはないまま、メテオGを乗っ取り今作のラスボスである「クリムゾン・ドラゴン」に変身する。そしてこれを止めるべく、ロックマンは立ち向かう。
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最終更新:2025/12/22(月) 16:00
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