フェンダー・ムスタング(Fender Mustang)とは、フェンダー・ジャパンより販売されているエレクトリックギターである。
フェンダー社では製造が終了している。
デュオソニック、ミュージックマスターに続くスチューデントモデルとして1964年に発売された。
先行するモデルと同じくショートスケールであるが、薄型のボディに対応したトレモロユニット「ダイナミック・ビブラート」を持つ。しかしこのダイナミック・ビブラートは調整が難しく、手を乗せただけでピッチが変わる、下手をするとギターを鳴らしただけでブリッジが動いてしまう等非常に不安定なギターとなってしまった。またスケールは短いもののボディは腹(ブリッジからエンドピンまでの間)が長く、実はストラトキャスター等と比べてもそれ程大きさは変わらない。さらに1974年からボディの材がアッシュに変更されたがこちらは重量が非常に重い(現行のモデルはちゃんと軽い)。このように本当にスチューデントに向いていたかは疑問が残る。
しかしながらチープな音色とダイナミック・ビブラートによる不安定な響きや位相の切り替えが可能なコントロールスイッチによるフェイズアウトサウンドは強烈な個性を持ち、ストラトキャスターやテレキャスターとは違ったキャラクターを持つギターとして地位を確立している。
本来はマスタングと表記されるべきなのだが、他にもマスタングという名称のものが多くあるため、日本では混同回避目的で敢えてムスタングと表記され販売されている。 → 「マスタング」参照
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最終更新:2025/12/12(金) 05:00
最終更新:2025/12/12(金) 04:00
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