概要
◆ あいまいさ回避
『 メカクシティアクターズ 』 とは、ボカロPである じん(自然の敵P) の関連楽曲群における、
- 氏の同人1stアルバム「メカクシティアクターズ」のことを指す。
(参照:http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/20217.htm)
- 本プロジェクト楽曲、氏の執筆による小説をもとにしたアニメーション化企画のことを指す。
本記事では、主に2.のアニメに関して述べるものとする。
◆ アニメの概要
音楽家であり小説家でもあるじん(自然の敵P)が、音楽と小説の両面から描き出す物語「カゲロウプロジェクト」を題材としたアニメーションである。
2012年08月15日に発売されたシングル「チルドレンレコード」の初回生産限定盤スペシャルブックレットにてアニメ化プロジェクトの始動が宣言された。
それ以降、アニメに関する情報はあまり公開されていなかったが、2013年夏に行われたライブインメカクシティ2013 SUMMERを皮切りに、徐々にアニメ化に関する情報が公開されていった。
後にアニメの放送開始が2014年春からに決定したことが告知され、各週のテレビCMにて各キャラクターのCVの発表もされ、ニコニコ動画内外で話題を呼んだ。
ニコニコ動画の枠を飛び越えて様々な分野でメディアミックスされる一大プロジェクトとなった「カゲプロ」。その集大成としてのアニメ「メカクシティアクターズ」も大きな注目と人気を集めている。
◆ あらすじ
――これは、8月14日と15日の物語。
やけに煩い蝉の声、立ち揺らめくカゲロウ。
真夏日のある日にある街で起こった一つの事件を中心に、様々な視点が絡み合っていく……。
(小説1巻裏表紙から引用)
◆ 経歴
2012年08月15日
当日発売のじん(自然の敵P)によるシングル「チルドレンレコード」の初回生産限定盤スペシャルブックレットにて、カゲロウプロジェクトのアニメ化プロジェクトが発表される。
2013年08月15日
じん(自然の敵P)による、カゲロウプロジェクトオンリーライブ「ライブ・イン・メカクシティ2013 SUMMER」の終了後、アニメのタイトルを「メカクシティアクターズ」として公開。同時に、アニメ制作はシャフト、監督は新房昭之と発表。
2013年12月25日
カゲロウプロジェクトミュージックビデオ集「MEKAKUCITY V's」のリリースに先立ち、東京、名古屋、大阪の街頭ビジョンにて「少年ブレイヴ」新録MV上映会が行われる。そのMV上映後、アニメの放送が2014年春からに決定したことが告知された。
2014年01月17日
じんのニコニコミュニティ~メカクシ団作戦本部~およびニコニコ公式にて、生放送『じん×しづ生出演 アニメ「メカクシティアクターズ」について喋る会』が行われる。その場にて、じん及びしづにより、
①OPおよびEDの楽曲はアニメ用にじんが書き下ろすこと。そして、その映像の制作にしづが携わること。
②各キャラクターのCVおよびデザインを、2014年01月15日以降、毎週土曜日、テレビCMおよびニコニコ動画にて公開すること。
③脚本はじんがテレビアニメーション用に書き下ろしたものであること。
などを発表した。
2014年01月15日
当日23時59分45秒より、15秒CMにて『アニメ「メカクシティアクターズ」プロモーション映像 第1弾』が公開される。これ以降、毎週土曜日の同時刻にてアニメに登場する各キャラクターによるアニメのプロモーションおよびCV・デザインの発表がされた。
第1弾「エネ」 → 第2弾「マリー」 → 第3弾「キド」 → 第4弾「コノハ」 → 第5弾「モモ」 → 第6弾「カノ」 → 第7弾「ヒビヤ」 → 第8弾「セト」 → 第9弾「シンタロー」 → 第10弾「アヤノ」 の順となった。
また、テレビアニメの放送が正式に2014年04月12日からとなることも発表された。
2014年04月05日
アニメ「メカクシティアクターズ」のプロモーション映像を2バージョンで公開。
2014年04月12日
当日24:00から、テレビアニメの第1話を各テレビ局およびniconicoにて放送開始。
◆ 『カゲロウプロジェクト』とは?
『 カゲロウプロジェクト 』 とは、ボカロPである じん(自然の敵P) の関連楽曲群の総称である。
8月14日と8月15日の、目も眩むような真夏日の物語である。
ある街で起きた一つの事件を中心にして、様々な登場人物の視点を取り上げていくストーリー構成をしている。
全ての関連楽曲が繋がっており、謎が「謎」を呼ぶ展開となっている。
また、楽曲には全て 「目を~~する話」 とサブタイトルがついている。(例:目を隠す話、目を奪う話)
登場人物の中にも「目」に関する力を持つ者がおり、 ストーリーの大きな要素の一つとなっている。
ニコニコ動画には全15本の楽曲MVが投稿されている。
2011年02月17日に第1話が投稿され、そこから本プロジェクトは始動し、2013年09月02日に投稿されたエンディングテーマを以て完結となった。
現在、音楽面ではアルバム『メカクシティデイズ』『メカクシティレコーズ』、シングル『チルドレンレコード』を発売中。
小説面では、2014年4月13日現在第5巻までが発売されており、今後続刊予定。
その他、詳細は「カゲロウプロジェクト」の大百科記事を参照。
放送・配信
放送局での全国放送およびniconicoをはじめとする各種WEBサイトでも配信。
▼ 放送局
TOKYO MX 全局、2014年4月12日~6月28日の毎週土曜日24時(翌日0時)に全国同時放送。
とちぎテレビ
群馬テレビ
BS11
▼ WEB配信
niconico テレビ放送と同時刻にニコニコ生放送にて放送、以降はニコニコチャンネルにて視聴可能。
GyaO! 毎週日曜日12時更新。初回は4月13日正午から配信。
楽天ショウタイム 毎週月曜日12時更新。初回は4月14日正午から配信。
dアニメストア 毎週火曜日12時更新。初回は4月15日正午から配信。
主要登場人物一覧
≪注意≫
CVなど、公式により公開されていない情報は追加編集しないでください。
各キャラクターの個別記事にはネタバレとなる内容も含まれているため、閲覧には十分注意してください。
◆ シンタロー (如月伸太郎) [CV:寺島拓篤]
18歳の引きこもりの青年であり、モモの兄である。メカクシ団と関わり、団員No.7となる。
【関連楽曲:人造エネミー、透明アンサー、ロスタイムメモリー】
◆ エネ (榎本貴音) [CV:阿澄佳奈]
シンタローのPCに住み着いている、天真爛漫な電子の少女。メカクシ団団員No.6
【関連楽曲:人造エネミー、エネの電脳紀行、ヘッドフォンアクター、夕景イエスタデイ】
◆ モモ (如月桃) [CV:柏山奈々美]
シンタローの妹である高校1年生の少女。大人気のアイドル。メカクシ団団員No.5であり、「目を奪う」能力を持つ。
【関連楽曲:如月アテンション、オツキミリサイタル】
◆ キド (木戸つぼみ) [CV:甲斐田裕子]
メカクシ団の団長を務める少女。メカクシ団団員No.1であり、「目を隠す」能力を持つ。
【関連楽曲:メカクシコード】
◆ カノ (鹿野修哉) [CV:立花慎之介]
メカクシ団に所属する青年。メカクシ団団員No.3であり、「目を欺く」能力を持つ。
【関連楽曲:夜咄ディセイブ】
◆ セト (瀬戸幸助) [CV:保志総一朗]
メカクシ団に所属する青年。メカクシ団団員No.2であり、「目を盗む」能力を持つ。
【関連楽曲:空想フォレスト、少年ブレイヴ】
◆ ヒビヤ (雨宮響也) [CV:富樫美鈴]
夏期講習のためにヒヨリと共に街を訪れた少年。ヒヨリと共にある事件に巻き込まれる。メカクシ団団員No.8。
【関連楽曲:カゲロウデイズ、コノハの世界事情、オツキミリサイタル】
◆ ヒヨリ (朝比奈日和) [CV:小岩井ことり]
夏期講習のためにヒビヤと共に街を訪れた少女。ヒビヤと共にある事件に巻き込まれる。
【関連楽曲:カゲロウデイズ、コノハの世界事情】
◆ コノハ (九ノ瀬遥) [CV:宮野真守]
記憶喪失の青年。少年並みに世間知らずでマイペースだが、好奇心は旺盛。メカクシ団団員No.9である。
【関連楽曲:コノハの世界事情、夕景イエスタデイ、アウターサイエンス】
◆ マリー (小桜茉莉) [CV:花澤香菜]
メデューサの末裔の少女。極度のコミュ障である。メカクシ団団員No.4であり、「目を合わせる」能力を持つ。
【関連楽曲:空想フォレスト、群青レイン、マリーの架空世界、アウターサイエンス】
◆ シオン (小桜紫苑) [CV:岡村明美]
メデューサと人間のハーフであり、マリーの母親。ある事件の際、マリーを守ろうとして死亡する。
【関連楽曲:群青レイン】
◆ ケンジロウ (楯山研次朗) [CV:藤原啓治]
モモの通う高校の教師。以前は貴音と遥の担任でもあった。生徒に対して変わらぬ教育を心がけている。
【関連楽曲:デッドアンドシーク】
◆ アヤノ (楯山文乃) [CV:中原麻衣]
ケンジロウの娘、シンタローの同級生である、ごく平凡な少女。高校一年生の夏、ある事情から自殺する。
【関連楽曲:透明アンサー、ロスタイムメモリー、アヤノの幸福理論】
◆ アザミ (薊) [CV:新井里美]
不老不死のメデューサであり、「目」にまつわる様々な能力を持っている。
【関連楽曲:シニガミレコード、カゲロウデイズ、アウターサイエンス】
※登場人物の詳細についてはそれぞれの記事を参照してください。
用語
◆ メカクシ団 ![]()
作中で登場する団体。
スタッフ
- 原作/全話脚本 : じん
- キャラクター原案 : しづ・わんにゃんぷー
- 総監督 : 新房昭之
- 監督 : 八瀬祐樹
- キャラクターデザイン : 阿部厳一朗
- アニメーション制作 : シャフト
-
主題歌・挿入歌
◆ オープニングテーマ
『 daze 』 作詞・作曲:じん 歌唱:MARiA[メイリア]
- じん(自然の敵P)のニューシングル「daze/days」収録曲。2014年6月18日リリース。
- 本シングルには、イラストレーター・映像作家であるしづの描きおろし新MVも同時収録。
- 初回生産限定盤には、カゲロウプロジェクトのストーリー全てを網羅した年表や、描き下ろしのドラマCD・小説が同梱される。
- TVアニメーションにて使用されるOP映像はシャフトが制作し、その絵コンテをしづが担当している。
- ボーカルはGARNiDELIAのメイリアが担当。表記は「じん ft. メイリア from GARNiDELIA」である。
- TVアニメーション第1話から公開。
◆ エンディングテーマ
『 days 』 作詞・作曲:じん 歌唱:Lia
- ED映像はしづが制作を担当している。
- ボーカルはLiaが担当。表記は「じん ft. Lia」である。
- TVアニメーション第2話から公開。
◆ 各話挿入歌
- 第2話 : 「 如月アテンション 」 じん ft. 春奈るな (目を奪う話)
- 第3話 : 「 メカクシコード 」 じん ft. やさぐれ子猫 (目を隠す話)
- 第4話 : 「 カゲロウデイズ 」 じん ft. 田口囁一 from 感傷ベクトル (目も眩む話)
- 第6話 : 「 ヘッドフォンアクター 」「 夕景イエスタデイ 」 じん ft. LiSA (目を疑う話/目つきの悪い話)
- 第8話 : 「 ロスタイムメモリー 」 じん ft. 松山晃太 from BYEE the ROUND (目に焼き付いた話)
- 第9話 : 「 アヤノの幸福理論 」 じん ft. 奥井亜紀 (目に浮かぶ話)
- 第10話 : 「 空想フォレスト 」 じん ft. ヨシダタクミ from phatmans after school (目を合わせる話)
- 第11話 : 「 オツキミリサイタル 」 じん ft. IA (目を輝かせる話)
- 第12話 : 「 サマータイムレコード 」 じん (目が廻った話)
各話リスト
act.
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サブタイトル |
関連楽曲 |
絵コンテ・演出 |
総作画監督 |
動画 |
| 01 |
人造エネミー |
人造エネミー
メカクシコード |
八瀬祐樹 |
中村直人 |
|
| 02 |
如月アテンション |
如月アテンション |
宮本幸裕 |
田中春香 |
|
| 03 |
メカクシコード |
メカクシコード |
名倉靖博
川畑喬
岡田堅二朗 |
山村洋貴 |
|
| 04 |
カゲロウデイズ |
カゲロウデイズ |
八瀬祐樹 青柳宏宜 |
中村直人 |
|
| 05 |
カイエンパンザマスト |
|
川畑喬 |
田中春香 |
|
| 06 |
ヘッドフォンアクター |
ヘッドフォンアクター
夕景イエスタデイ |
黒沢守
三上喜子 |
山村洋貴 |
|
| 07 |
コノハの世界事情 |
|
高橋成世
南川達馬 |
中村直人 |
|
| 08 |
ロスタイムメモリー |
ロスタイムメモリー |
そえたかずひろ
川久保圭史 |
田中春香 |
|
| 09 |
アヤノの幸福理論 |
アヤノの幸福理論 |
城所聖明 |
山村洋貴 |
|
| 10 |
空想フォレスト |
空想フォレスト |
黒沢守
青柳宏宜 |
中村直人 |
|
| 11 |
オツキミリサイタル |
オツキミリサイタル |
川畑喬 |
田中春香
髙野晃久 |
|
| 12 |
サマータイムレコード |
サマータイムレコード |
八瀬祐樹
黒沢守
三上喜子 |
山村洋貴 |
|
商品一覧
関連項目
-
カゲロウプロジェクト
- じん(自然の敵P)
- しづ
- わんにゃんぷー
- 白神真志朗
- ゆーまお
- 佐藤まひろ
- 「メカクシティデイズ」収録曲
- 「メカクシティレコーズ」収録曲
- VOCALOID関連商品の一覧
- VOCALOID関連商品の一覧(CD)
- VOCALOID曲のシリーズ一覧
- アニメ
- テレビアニメ
- アニメ作品一覧
- 2014年のアニメ作品一覧
- 深夜アニメ番組の一覧
- ニコニコ動画公式配信アニメ作品一覧
- シャフト
- 新房昭之
- daze / MARiA[メイリア] / GARNiDELiA
- days(じん) / Lia
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関連リンク
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