メルエム

メルエムとは、漫画「HUNTER×HUNTER」の登場人物である。

概要

キメラ＝アントの王。

女王がすべてを注ぎこんで誕生した子。女王は『全てを照らす光』という意味を込めて「メルエム」という名前を付けた。

ネテロとゼノの死線をたやすく横切り、二人に一瞬で死を予感させるほどの実力を持つ怪物。

ネテロの渾身の攻撃にも無傷で耐え切るほどの頑強な肉体の持ち主でもある。

NGLで誕生した後、レアモノ（念能力者）を捕食することを目的に東ゴルトー共和国に進出。

自らが王であるという自覚と自負を持ち、非常に誇り高く、気高い気質の持ち主。当初は暴君として振舞い、人間を家畜同然にしか考えておらず、全てをねじ伏せる暴力による圧倒的な恐怖を持って世界征服を進める恐るべき王として君臨していた。

「選別」が始まるまでの暇つぶしとして、囲碁や将棋の名人と対局していたが、東ゴルドー発祥の遊戯「軍儀」の王者であるコムギと出会ったことにより、自らの価値観に変化が生じ始めていることに戸惑いを抱き始め、コムギの存在によって人間の中にも少数ながら生かす価値を認める存在がいると認識するようになる。。

能力

レアモノ(念能力者)を食べることで総オーラ量と念能力を昇華した状態で自分のものにする能力。(仮)

オーラを光子に変える能力(仮)

プフを食べたことで得た麟粉乃愛泉（スピリチュアルメッセージ）を昇華させた能力。

自らのオーラを無数の光子に変え付着したものの形態や性質、感情などの情報を読み取ることができる。

光子は消えることなくあり続け一粒一粒は極微少ながらオーラを出し続け、精度は対象物に付着した光子の量が多いほど高まる。

形態変化の能力verメルエム

ユピーを食べたことで得た能力。

使用してる場面が翼を出すのと念弾を打つところしかないため昇華した点については判明してはいない。

能力の概要についてはモントゥトゥユピーを参照

王の思想

元々は考えなどなく本能のままに世界制服を考えていたが概要に記載されている通り

コムギと接触することで理不尽な格差の無い世界を創設するというものとなった。

しかし、この思想はあくまでもキメラ＝アントという種族としての理想であり、決して人間とは相いれないという認識自体が存在していない。

旧王と新王

この言葉は薔薇による爆発よって復活する前後の王を指す言葉である。

王自体戦闘模写がネテロ戦以前で一切なく正確な強さを読者は判断することが出来なかった。

圧倒的な戦闘能力を持つ護衛軍が自らより強いとの発言と中途半端に判明していた王の能力から「まぁ強いんだろうな。」との意見が数多く存在していた。

頂上決戦であったはずのネテロ戦も読者に強さを見せ付けるにはイマイチのもので復活後の新王も復活に対しての驚きがほとんどだった。

その後のピトー対ゴン戦でのゴンさんの圧倒的強さもあり、

「ゴンさん強すぎｗｗｗｗ」

「王余裕でやれるだろｗｗこれｗｗｗ」

などの意見があちらこちらに存在したが宮殿でのオーラ量や判明した王の能力、超高速移動などから意見は完全にひっくり返った。

「あ、うん、誰も勝てないよ」

「クロロはげてしまうｗｗｗｗｗｗ」

「あれ宮殿からどうやって・・・・・・・」

「自分を光子に変えて瞬間移動とかだったら手のうちようがねぇよｗｗｗｗｗ」

「既存キャラが全員瞬殺されます」

 

現状の読者の判断では旧王とならゴンさんは上手くやれるのではないとの意見が多い

最期

ネタバレのため反転

 

ネテロの全てのオーラを込めた百式観音零の掌を受け切り、メルエムの名前を聞かされる。

しかしネテロの自爆を受け、黒こげになり手足を失うが、シャウアプフとモントゥトゥユピーのオーラを食うことで復活を遂げる。

復活後は強力な「円」とシャウアプフとモントゥトゥユピーの能力が使えるようになり翼を生やして高速で空を飛べるまでになるが、被爆前の記憶を失っている。

しかし、コムギとの記憶は残っていなかったものの、向かった宮殿にてシャウアプフが隠し損ねた軍儀の駒を王が見つけ、敗北の記憶だけが蘇った。

そして、シャウアプフの隠し持っている秘密を賭け残党狩りを開始する。

そして、ウェルフィンを発見し食い殺そうとするも、ウェルフィンの発した一言によりコムギの記憶を取り戻す。

討伐直後の寛大な人格を取り戻したことで謀をしたプフを罰することなく、自身に憎しみを持つウェルフィンに対しても逆に激励しコムギとの再会に向かう。

本人も気づかぬうちに薔薇の毒が体を蝕んでおり、数時間後には死に至ると予見される。

パームの念に触れたことでその事を知ったメルエムは自らの敗北を認め残された時間をコムギと共に過ごすことを望み、その意思を汲んだパームにコムギの居場所を教えられ彼女を見つけ出した。

コムギとの対局で自身の死期が迫っていることを伝えるもコムギに共に添い遂げる覚悟を伝えられ、自身の生まれた意味について悟るに至る。

その後、毒進行により瀕死の状態になってもなお対局を続け、一度も勝利することなくコムギの腕の中で眠るように息を引き取る。