ヨーヨーファクトリー・スピンスター

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スピンスター(Spinstar)とは、ヨーヨーファクトリーが販売するヨーヨーの名である。

ここでは、主に2016年版について説明する。

概要

ヨーヨーファクトリーとREWINDが共同開発した、初心者向けに特化したヨーヨー。
過去にも同名のヨーヨーが販売されていたが(後述)、全くの別物である。

「ヨーヨーを触ったことがないのですが、何がいいですか？」という人に、迷わずおすすめできるヨーヨーとして開発された。そのため、かつての「シンウー・ザンナビ」よろしく、初心者以外は一切切り捨ててデザインされている。

価格は1000円程度で、お母様にもドン引きされない。
メンテナンスはストリングの交換だけで、ワセリンを差したりする必要はない。
ベアリングはプラスチックベアリングだが、ギャップ幅が狭いため戻りがよい。
形状は幅の狭いバタフライ型で、ストリングもルーピングもそこそこいける。

そして、ストリングが最初から適切な長さに切られている。
さらに、フィンガーホール(指を入れる穴)が、最初からできた状態でパッケージングされている。
ヨーヨーを始める上で最初につまづく点に配慮されており、徹頭徹尾初心者を意識している。

「ブレインツイスター」を越えたあたりから辛くなってくるので、そうなったら他のヨーヨーに移行する時期である。もちろん、上達してからこいつに戻り、難しいトリックにチャレンジするのもいいだろう。

「スピンスター」からのステップアップには、「ヨーヨーファクトリー・ONE」か「ヨーヨーファクトリー・リプレイ」をどうぞ。
昔「スプリット・ジ・アトム」あたりまで余裕でできたという人にもこちらをおすすめ。

前述の通り、REWINDとの共同開発であるため、今のところREWINDか、(株)ヨーヨーカンパニーが卸している販売店でしか売っていない。ヨドバシカメラは主要な卸先なので、そちらで買うといいだろう。

2017年には、LED搭載バージョンも発売。光るのは片面だけであることに注意。

マウンテンデューカップ

2017年ワールドヨーヨーコンテストでは、炭酸飲料のマウンテンデューがメインスポンサーとなった。
そのため、大会出場者全員にマウンテンデューのロゴが入ったスピンスターがプレゼントされた。

そのヨーヨーを用いて行われたミニコンテストが「マウンテンデューカップ」である。

マウンテンデューヨーヨーを用いていれば、何をやっても自由。曲は固定である。

ありとあらゆるプレイスタイルが行われ、AAAやオフストリングまでも投入された。

優勝は滝本瑞希。
ヨーヨーを1回しか投げず、ステージ後ろの「マウンテンデュー」ロゴを露骨に強調し、ペットボトルの「マウンテンデュー」を投げてもらって一気飲み、というスポンサー感涙のフリースタイルが評価された模様。

シグネイチャーモデル

• 渡邉富之(ヨーヨーパフォーマーTOMMY)
• ベンジャミン・コンディ

TOMMYバージョンは、本人がパフォーマンスの際に関係者に配ることがある。
声優の松本梨香が、これで「ブランコ」をする映像をTwitterにアップして話題になった。

ベンジャミン・コンディのバージョンは「アラウンド・ザ・ワールド」の名で販売される。

スピンスター(旧型)

2006年に「プレセデント」の機種名で発売されたヨーヨー。
詳しくは「ヨーヨーファクトリー・F.A.S.T.」を参照。

2010年に「スピンスター」と名称が変更された。
現在は生産が終了しているが、前述の通り新型はREWIND専売のため、他のショップでは現在もこれが現行機種である。

他社競合機種

ヨーヨーのヨの字も知らない人におすすめできるバタフライ型機種。

• ダンカン・バタフライXT
• ダンカン・Pro-Z
• ダンカン・ホイールズ(2016)
• エアロヨー・ブレイド

関連動画

関連項目

• ヨーヨー
• ヨーヨーの機種一覧
• ヨーヨーファクトリー
• ヨーヨーファクトリー・F.A.S.T.
• REWIND