ルシア・レアグローブ 単語


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エンドレス

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ルシア・レアグローブ(CV:保志総一朗)とは、漫画『RAVE』に登場する悪人で、主人公ハル・グローリーの宿敵である。

概要を読まない奴は全て敵!!皆殺しだ!!!

初登場は第65話「かけちがえたボタン」における0056年の回想シーン。

初登場は回想シーンだったため、まだ子供でDC本部に訪れたゲイル・グローリーと父キングとの言い争いを母の隣で目撃し、涙を浮かべて怯えていた。

その後、「キングを逮捕せよ」と帝国に通告したゲイルによって、スレイド率いる帝国軍のDC一掃作戦が発動され、目の前で母親を射殺され、自身は顔を斬られる瀕死の重傷を負い、右眼付近には生涯当時の刀傷が残る。

かろうじて虫の息で生きていたが、父キングはこの時に妻エミリアと息子ルシアを同時に失ったことで闇に墜ち、ルシア自身もレアグローブの血を引く危険因子として砂漠の監獄メガユニットの地下66階にある暗い牢獄に幽閉される。この後、何処かからやって来たのか、初めからそこにあったのかは不明だが、マザーダークブリングシンクレアの主に選ばれ、以後メガユニットでシンクレアによって育てられる。

帝国の凶行から10年後、父キングが死に、DCが壊滅した一報を聞いてメガユニットから脱獄。シンフォニアでハルとの出会いを果たす。

貴様とは格が違うんだよ

シンフォニアではハルにはまるで興味を示さず、魔導精霊力を持ち、さらに自身の最も憎き敵であるハルの最も大切な存在であるエリーに逢う事が目的であった。ハルに「自分はレイヴマスターと対を成すダークブリングマスターだ」と名乗った後に剣を抜くのかと思いきや、構えたハルを無視してエリーの唇を奪い、そのまま去っていった。

ハル達は合流したジークハルトにルシアの正体を聞き、ルシアは新生デーモンカードの総司令になると同時にレアグローブ南の岬に巨大な城を一月も経たないうちに兵を強制労働させ建てさせ、一族の悲願であったレアグローブ王国の復興を果たした。その後は総帥らしく表立って自分から動くことは無く、レイナの死を「使えん女」の一言で片付け、レットに敗北したジェガンも改心しかけたところをシャクマに命じて無関係な街ごと粛清した。人の死について諜報部員のレディ・ジョーカーに問われた際も「弔いで人が生き返るのか?」と吐き帰している。

ドリューと鬼神が共にハルたちに敗れた後、ブルーガーディアンズ、四天魔王、超魔導シャクマを傘下に加え、DCを究極の戦闘国家として強化する。これによって、5つのうち4つのシンクレアがDCに渡り、残りはハルがドリューから奪った一つとなり、これを奪取すべくハルの元に現れる。

星跡の洞窟にてハルと一騎打ちを行い、互いに当時最強の剣であった第9の剣サクリファーを発動させるが決着は付かず。しかし、ここで自らの覇道である「真の王族に必要なのは配下で仲間も友人も不要だ」と説いたところ、ハルに孤独を見透かされ、「戦争が終われば父のように親友同士になれたはずだ」と返され、直後に復活したエンドレスと四天魔王メギドにより決着は先延ばしとなる。シンクレアこそ手に入れ、目的は果たせたものの、勝負自体は父の形見を失い、憎き敵に情をかけられるという敗北に等しい結果となったことで生まれて初めての屈辱を味わうことになる。

この後、エンドレスの復活という事態をうけ、まず星の記憶で師のシャクマやDCを超魔法クロノスで消し去る予定であったハジャが早々とDCを離脱し、ジークハルトにシンクレアを渡してしまう。さらに、ブルーガーディアンズも船長ハードナーがエンドレスを私欲に使うことに走り、事実上の脱退。これは魔界でルシア自身が粛清を行った。

強化したの戦力のほとんどを失ったものの、ルシア自身はシンクレア全てを集める目的を完遂し、ジークの身体に封じられた最後のシンクレアを奪うと本来の形である次元崩壊のダークブリング「エンドレス」へと戻し、四天魔王の力を解放、既に不要となったDCを自らの手で壊滅させ、星の記憶の扉を開く。

こんな世界が正しい訳がねえ!!!!

ルシアがシンクレアにこだわり続けた最大の理由は自身の先祖によって作られた自分のいる世界である「平行世界」から本来あるべき姿である「現行世界」に帰還し、そこで王となることであった。エリーにこだわる理由も同じであり、人類が滅びた現行世界で子孫を増やすことや魔導精霊力による様々なメリットを考慮してのことである。

既に自分自身の意思を越えており、半ばシンクレア、エンドレスの意志を自分の意志に置き換え、最終決戦時には「エリーを殺せ」と命じられた際に躊躇しつつも、最後にはエンドレスの意志を採っている。

先述のDC掃討作戦はルシア自身にとってもつらい記憶であるらしく、ハルとの最終決戦時に本音をぶちまけている。

最期はハルから「この世界にもお前の生きられる道があるはずだ」と諭されたが、既に時遅しと判断したルシアは消滅することを願い、後事全てをハルに託して消えた。最期のシーンでルシアはこれまでに無かった安堵の表情を浮かべており、これまで存在すること自体を許されなかった自分が存在する理由をハルに認められたことによって、最後の最後で彼の心は救われたのかもしれない。

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関連項目などいらねぇハズだ。真の王とは孤独なのさ。覇道という狭い道を進むには一人じゃなきゃ窮屈だ。

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