ヴァッシュ・ザ・スタンピードとは (トンガリとは) [単語記事]

ヴァッシュ・ザ・スタンピードとは漫画「トライガン」の登場人物である。　CV:小野坂昌也

概要

本作の主人公。人類初の局地災害指定を受けていて人間台風（ヒューマノイド・タイフーン）二つ名を持つ。金髪の逆立った髪型と丸縁サングラスに赤いコートがトレードマーク。テロ牧師からはトンガリと呼称されている。外見年齢は若く見えるが実際は百年以上生きている。愚直なまでにお人好しを地で行く性格で、相手がどんな悪逆な人間でも頑なに殺生をしたがらない。その射撃技能は神域に達しており、肩にかけていた荷物から手を離して、荷物が肩から地面に落ちるよりも速く敵を精密射撃する程である。実は生粋の人間ではなくプラントの突然変異種。そのためプラントと意思の疎通が出来る。しかしA・ARMなどプラントの力を酷使しすぎると髪が黒くなり命を削ってしまう。

誕生後は移民船団のスタッフ、レム・セイブレムに育てられていたが、ある日自立プラントの先人テスラの存在とその末路を知りヴァッシュは生きる気力を失ってしまう。その後レムに説得されヴァッシュは生きる意義を取り戻すが、狂気に走った実兄ミリオンズ・ナイブズが大墜落（ビッグフォール）を引き起こしてしまう。上述の生殺与奪を嫌っている理由はレムが救った命を無駄にしたくないという思いからである。
ノーマンズランドに着いた後はしばらくの間ナイブズと同行していたが、旅人をカモにする村にヴァッシュが引っかかってしまい、ナイブズがヴァッシュを救出するため村人を全員斬殺した事によりヴァッシュとナイブズは対立する。そしてこの時ナイブズに左腕を切断される。

大都市ジュライに滞在していたヴァッシュだがナイブズ達に拉致されて結果的にA・ARMでジュライを焦土と化してしまう。（通称ロスト・ジュライ）更に数年後今度はA・ARMで月面に穴をあけてしまう。（通称フィフス・ムーン）フィフス・ムーンの後は民間人リィナの家で隠居していたヴァッシュだがテロ牧師と合流して再度旅を始める事となる。
最終決戦ではレガートを殺してしまい不殺の信念が折れてしまうが、それでも何とかナイブズを倒し無事に平和を掴む。

余談だが鋼の錬金術師のエドワード・エルリックが不殺にこだわるのは作者の荒川弘がトライガンとるろうに剣心に影響を受けたかららしい。