ヴェネツィア共和国

ヴェネツィア共和国（伊：Serenissima Repubblica di Venezia）とは、8世紀ごろから18世紀まで東北イタリア、ヴェネツィアを中心に存在した国家である。

概要

9世紀ごろビザンツ帝国の領地であったが、実質的には独立していた。

中世にアドリア海、地中海貿易によって栄えた。

アメリカ大陸の発見、新航路の発見、地中海貿易の競争激化、17世紀のペストの大流行などで国力が衰退、フランスやオーストリア、トルコといった周囲の国の発展についていけず、18世紀末に滅亡した。

文化など

守護聖人は聖マルコで、伝説では828年に二人のヴェネツィア商人がアレクサンドリアから聖マルコの遺体をヴェネツィアに運びこんだという。

統治者はドージェ（総督）と呼ばれ、当初は有力な貴族の家から選挙で選ばれた。12世紀には40人会議で選ばれるようになりドージェは象徴的な存在となっていった。

歴史

• 840年 ロタール条約が締結され、ヴェネツィアの自治権が認められる
• 991年 ピエトロ・オルセオロ2世がドージェに就任
• 1099年 十字軍に派兵
• 1192年 エンリコ・ダンドロがドージェに就任
• 1203年 コンスタンティノープル陥落
• 1298年 マルコ・ポーロが東方見聞録を著す
• 1616年 フリウリ地方にてオーストリアと戦う（グラディスカの戦い）
• 1797年 共和国滅亡

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関連項目

• 国の一覧