主人公(ドラゴンクエストVIII)とは、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』の主人公のことである。
公式画像のスクリーンショットやモンスターバトルロードでは「エイト」という名前が使われているため、「エイト」と呼ばれることも多い。
歴代のドラクエシリーズの主人公らと同様、プレイヤーの分身として操作するキャラクターで、台詞は一切無い。
赤いバンダナがトレードマーク。
キャラクターデザインを担当した鳥山明曰く、
「目立ちすぎちゃダメ、健全じゃなきゃダメ、個性が強くてもダメ…って、主人公がいちばん難しい!しかもいいヤツ描くの苦手(笑)。目でいい人っぽくしてるんだけど、あとは設定的に品の良さを出す必要があったんで、そこも意識しました。」
とのこと。
上着のポケットに居る鼠は、最初は主人公の優しさを表現するために鳥山明がなんとなく描いただけの小動物だったらしいが、堀井雄二がいたく気に入り、個別の名前や重要な設定が作られた。
年齢は18歳。
10年前に、それまでの記憶が一切無い中トロデーン城にやって来て、小間使いとして住み込みで働くようになった。
城に来た当初は無愛想な子供だったらしいが、城で暮らすうちに明るく温厚な青年へと成長し、近衛兵に任命され日々を過ごしていた。
ミーティア姫とは幼少期から仲が良かったらしい。
トロデーン城がドルマゲスによる茨の呪いで滅んだ際、ただ一人呪いの影響を全く受けずに無事だった。
魔物に姿を変えられたトロデ王、白馬となってしまったミーティア姫らと共に、道化師ドルマゲスを追う旅に出る。
設定上、呪いに対して完全な耐性を持つため、敵の呪い攻撃を100%無効化したり、呪いのアイテムを装備しても呪われず、教会の世話になることなく装備品を自由に取り外しできる(呪い装備品によるステータス補正はそのまま適用される)。
その他いばらドラゴンの「からみつくいばら」の攻撃を100%避けられる。デイン系やメダパニ、ラリホーにも若干の耐性を持つ。
装備可能な武器は剣、槍、ブーメラン。固有スキルは「ゆうき」。
ある鎧と兜を一緒に装備すると、グラフィックががらりと変わる。
以下、ゲームクリア後のネタバレの記述有り。
主人公の両親は、20年前に姿を消したサザンビーク国の第一王子エルトリオと、竜神族の長老グルーノの一人娘ウィニア。ゲームクリア後に攻略可能となる竜神族の里のイベントで明らかにされる。
好奇心旺盛な竜神族の娘ウィニアは、ある時里を飛び出して人間界へと向かってしまう。そしてエルトリオと出会い、2人は恋に落ちる。長老グルーノは娘ウィニアを里に連れ戻すが、すでにウィニアはエルトリオとの子供を身ごもっていた。ヤることが早い。
その後エルトリオはウィニアにもう一度会うため、竜神族の里を目指して単身で異世界への洞窟を進むが、里まであと少しのところで力尽き、亡くなってしまう。それを知ったウィニアは嘆き哀しみ、主人公を産んだ後、衰弱によって身体を弱らせ、息を引き取ってしまう。
どこかドラクエIVの天空人の娘ときこりの男の悲劇を彷彿とさせる内容である。
残された二人の子供である主人公の処遇は、「竜神族の里の記憶の一切を封じ込み、人間界へ追放する」というものだった。
ゲーム中主人公に一切の呪いが効かないのは、既に強力な「記憶封じの呪い」が掛かっているためである。
ウィニアの父である長老グルーノは、2人の仲を引き裂き、その子供である主人公に背負わせてしまった不幸に強い責任を感じ、追放された主人公の後を追う許しを竜神王に得た。一切の言葉を交わすことなく、姿も鼠に変えるならば許すという厳しい条件だったが、グルーノは迷うことなく鼠のトーポとして、主人公を見守っていくことを決意したのだった。
サザンビークのチャゴス王子とは、血縁上いとこの関係にあたるが、ゼシカには「何だかイヤなことに気づいちゃったわねえ……。」と同情される。まったくだ。
この一連のイベントの後に入手出来る、両親の形見の「アルゴンリング」によって、エンディングの内容が変化する。
余談だが、北米版『Dragon Quest VIII: Journey of the Cursed King』では、主人公のレベルが65になると、「ドラゴンソウル」という特技を覚える。この特技は、後にモンスターバトルロードの勇者エイトのとどめの一撃の技として逆輸入の形で採用された。
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最終更新:2025/12/06(土) 08:00
最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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